都市対抗野球岩手県予選は4月20日、岩手県内3会場で開幕。クラブ一回戦6試合が行われました。一球速報サイトに現れた情報を元に感想を述べていきます。
▽クラブ一回戦 MKSIBC 13-2 オール不来方
前年秋の戦いでは打撃戦を制したオール不来方。この日も三回までは2対2と接戦を演じていたが、MKSIは四回に2点を勝ち越すと五回に3点、六回に6点をあげ一気に突き放した。不来方は4回以降突き放される一方で反撃が効かず、無念の敗退となった。
▽クラブ一回戦 一戸桜陵ク 9-5 一関BBC
三回までは両チーム鍔迫り合い。どちらがスタートダッシュを効かせるか注目されたなか五回に一関が1点リードを奪いペース握ったかに思われたが、一戸は六回に大量7点をあげ逆転。一関は終盤に反撃を試みたが、流れを覆すことができなかった。
▽クラブ一回戦 住田硬式ク 15-11 花巻硬友倶
前年は住田がコールドで勝ったカード。この日も三回までに8点をあげ機先をを制するが、花巻は三回に4点、四回に6点をあげ逆転。中盤落ち着いたかに見えた試合だが住田は終盤七回に4点をあげ逆転すると九回に3点をあげダメを押した。花巻は中盤の猛攻でを仕掛けたがその後の追撃が利かなかった。
▽クラブ一回戦 盛岡球友倶 10-4 高田クラブ
両チーム四回までは0対0の鍔迫り合い。五回裏盛球が4点先制。高田は六回、七回に2点ずつ返し1点差に詰めたまでは良かったが、その後を盛球が七回に1点、八回に4点をあげ突き放し、攻撃陣が地力を発揮し決定戦に進んだ。
▽クラブ一回戦 オール江刺 9-2 矢巾硬式ク
本日一番注目されたカードだが、復権に燃える江刺が序盤から攻勢をかけ、前年大会優勝を経験した矢巾コールド勝ち。江刺は初回に3点を先制すると、その後断続的に加点し試合の流れをつかむ。矢巾は七7回に2点を返したが、直後に2点を奪われコールドを免れられなかった。
▽クラブ一回戦 遠野クラブ 10-9 宮古倶楽部
激しい打撃戦となったが、要所で点を積み重ねた遠野が宮古を差し切った。遠野はニ回までに4点を加点。宮古は五回に3点をあげ逆転するが、遠野が七回に一気に4点をあげ逆転すると、その後の宮古の猛追を抑え逃げ切った。
岩手内陸部は晴れはしたものの風も強い天気でした。天気予報を見てみると明日の陸前高田は気温がだいたい15度までは上がる予報一方で、花粉が多く風も舞うという予報。野球場に行けるかどうかの判断はギリギリまで待って対処することにします。
試合結果に関しては近年実績を上げているチームが順当に勝ち上がった様子。前年までシードだった江刺が去年北上大会優勝しステップアップを狙った矢巾をコールドで破ったことが同チームの意気込みを感じさせるものとなりました。
A、B、Cブロックの代表決定戦進出チームが決まりました。日曜日21日には高田松原でDブロック一回戦の2試合が行われます。見どころを紹介して記事を終わります。
【高田松原“奇跡の一本松”球場】
▽クラブ一回戦 釜石野球団-盛友クラブ
三陸沿岸大会3連覇の実績は作ったが去年は足踏みした部分も。個々人の選手の能力の高さをより高いレベルで発揮する戦いをしていきたい。盛友も近年戦力補強を進めており「年度勝ち越し」から2010年代に見せてきた躍進を再び、と取り組んでいる。
▽クラブ一回戦 北上REDS-久慈クラブ
北上は長年奮闘している選手は健在だが、近年入部の部員が新たな軸へと成長する手がかりを掴んでいる。足場固める戦いができるか。久慈は全国大会も経験しているメンバーはいるが、投手陣は構築途上。三陸沿岸大会優勝という実績をもとに再浮上を狙いに行く。