今日は。全国的に夏日も出るほど暖かい天気になりました。これまでの気温差と相まってついていくのに大変だと思われますので、皆様お気をつけてお過ごしください。
都市対抗野球岩手県予選は葛巻町での開催。これまでの「４月の葛巻」のイメージとは打って変わってポカポカ暖かい天気となりました。代表決定戦２試合を直接観戦してきたのでその模様を記していきます。
▽クラブ代表決定戦 オール江刺 14－０ 遠野クラブ
オール江刺が積極的な攻勢をかけ、毎回得点で快勝した。江刺は初回に打者一巡の攻撃で４点を挙げると以降は安打をコツコツと積み重ね、遠野守備陣を攻略。投げても４投手の継投で遠野打線を無得点に封じた。遠野は新人投手の力投に応えたかったが、三回の満塁のチャンスを逸するなど７安打は放ったが得点に結びつけられなかった。
▽クラブ代表決定戦 盛友クラブ 18－９ 久慈クラブ
接戦も期待されたカードだったが盛友が２度の打者一巡の猛攻で久慈を圧倒、コールドで本予選進出を決めた。初回に久慈が先制するも三回に盛岡は３連打と敵失を絡め逆転。久慈は五回に打者一巡の攻撃で５点をあげるが、その裏に５安打３四球で６点をあげ逆転、六回にも４連続四球から６連打で７得点。久慈は七回に代打の切り札の適時打で１点返したが、中盤の大量失点で予想外の大敗を喫した。
都市対抗の記事を書いていて言うのも難ですが…サッカーの試合を見ていると、ボール保持率は少ないけども要所でボールに競り勝ち、得点をあげて試合に勝つという試合をいくつか見ました。都市対抗野球も４試合見ましたが、力量的に競っている／あるいは相手が上回っていると見られる場面でも競り合いに持ち込み、その競り合いから活路を見出して自分のペースに持っていき試合に勝つ、という様子を目の当たりにしました。盛友が釜石戦で見せた勝負強さというのがそれに当たります。
もう一つ。相手の力量に合わせないで自分の力量をいかに発揮していくか、という部分 についてはいつも考えさせられるモノがありましたが、オール江刺がその強さを発揮していました。
「相手の戦いに合わせてしまう」というのは野球をやってる中で起きがちなプレイですが、江刺は主体的な攻撃力を発揮して積極的に点をあげていった。ここら辺あたりが強さの要素なんだなというのを改めて思いました。
今週末27、28日の戦いを経て、５月第三週に行われる岩手県本予選参加の８チームが決まりました。どうにもシードになっているということに戸惑いはありますが、いずれ試合そのものは挑戦者という気持ちを持って、この勝ち上がってきたチームに挑もうと考えております。
