季節風の吹き荒れている今週の岩手県内ですが、社会人野球はいよいよ公式戦が始まります。しかも今年は公式戦のスタートは都市対抗から。クラブ予選一回戦が3会場で6試合行われます。下記に見所を記しますので参考にしてください。情報参考は岩手県連盟ブログと一球速報ホームページ(
https://baseball.omyutech.com/CupHomePageTournament.action?cupId=20240008595
)より。
《高田松原“奇跡の一本松”球場》
昨秋の東北連盟会長記大会ではオール不来方が勝ち、その勢いのまま準決勝まで勝ち進んだという因縁のカード。近年成長を見せていたMKSIにとっては悔しい敗退となっただけに、当然雪辱を晴らしに行く。一方の不来方は秋につけた「勝ち方」をそのまま今年も実行に移すことができるか。
▽クラブ一回戦 一戸町・一戸桜陵クー一関市・一関BBC
一昨年は苦戦を強いられながら去年は復調気配を見せている一戸は「誰が出ても戦える」体制・姿勢を持つだけに、あとは地力を出し切ることに努めたい。一関は昨年未勝利に終わってる悔しさを晴らしに行く。多くの時間を過ごす守備からリズムを作っていきたい。
《釜石市平田運動公園》
▽クラブ一回戦 花巻市・花巻硬友ク-住田町・住田硬式ク
昨年の都市対抗野球でも対戦。雨中の対戦となった中住田が勝ち切った。近年成長を見せている住田がその勢いを継続できているか試金石の試合となりそう。花巻は近年の苦戦をどのように打開しに行くか注目していきたい。
チームワークを育むに十分な環境を持つ盛球は課題の投手陣の力量アップにどう努めるか。それを試すにうってつけの相手となりそう。高田は近年デビューした若手投手の力量安定が試合を進めるにあたっての鍵になりそう。
《花巻市大迫球場》
この日一番の注目カード。昨年秋の北上市長杯で優勝した矢巾は高校有力校出身選手も多く、経験を社会人仕様に転換しステップアップに挑む。今年はシードから外れた江刺だが、それを逆手に取り多くなった試合の中で経験積み復権を図りに行く。
宮古はだいぶ時間が空いての公式戦参加となったがどのような体制を整えてきたか、今年は多くの試合経験を積みたい。遠野は投手陣容が変化する中で攻撃に活路を見出して戦ってきたが、今年はどのように立ち振る舞うか。
気仙地区の2チームが釜石会場での試合に。組み合わせはあくまでも抽選ですからね…こういうことはあり得ます。どーせなら地元で戦う様子を見せたかったという思いもあるのでしょうが、それは釜石での試合となった花巻も同じ。県北からの移動となる一戸は百数十キロを移動しての戦いとなります。自動車専用道などが整備されて移動はしやすくなったとはいえ純粋に物理的に距離は長いわけですし、加えて言いますと季節の変動による強風が起こっている状況です。岩手東芝や福島高専ホープスのような移動中の事故が無いようお気をつけて、無事に行き来してください。
各会場9時30分頃から第1試合開始となります。クラブ予選は入場料無料(パンフ400円)ぜひお越し下さい。
PS 大型連休時に行われる福島市長大会、岩手からは水沢駒形倶が出場します。