MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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日本選手権東北最終予選/弘前市長杯/日鐵ステンレス全国へ。

 今回の社会人野球の記事は3つでお送りいたします。情報元は一球速報ホームページ(https://baseball.omyutech.com/)より。真ん中の記事は開催されていたことを全く掴んでいなかったので、試合結果のみ出ていたのをびっくりしました。駆け足ですがどうぞおつきあいください。
 
1 日本選手権東北最終予選
   夏の悔しさを秋で晴らす―TDK本大会進出
 
▽準決勝 七十七銀行 5―2 日本製紙石巻
 試合前半は両チーム得点なく進むかと思われた五回に日本製紙石巻が先制。六回にも1点をあげペースをつかむかと思われたが、六回裏に七十七が大量4点をあげ逆転。「次の1点」の攻防になった八回に1点をもぎ取った七十七が決勝進出を決めた。
▽準決勝 TDK   5―4 JR東北
 こちらも試合前半は両チーム大人しく折り返したが、六回にTDKが2点を先制すると、九回にJR東北が3点を返し逆転…もすぐ裏にTDKが追いついて延長タイブレークに。10回表JR東北は1点を加点したが、その裏TDKがランナーをためた後に2点タイムリーで逆転サヨナラ。劇的に決勝に進出した。
▽決勝戦 TDK   9―1 七十七銀行
 各チームの力量が接近している中接戦が期待されたカード。実際この試合も三回にTDKが先制し、五回に七十七が1点を詰めたところまでは接戦だったが、TDKは六回に4点を加えたところから様相が変わり、八、九回にも合計3点を奪い一気に大差をつけた。七十七銀行は六回以降反撃ができず、TDK都市対抗の借りを返して本大会出場を決めた。
 
 当日リアルに記述することができませんでした。そこのところお詫びいたします。
 TDKは「夏の悔しさを秋で晴らす」という強い意思表示の現れでした。もともと今年は戦力増強で注目を集めたチーム。数年前は6強の中でも一番厳しい立場に置かれていたチームがここまで来た。ほんに見事でした。
 
2 弘前市長杯野球大会―弘前アレッズが2連勝で優勝
 
 一時期この大会は、近い県のクラブチームを招き、かつての青森市長旗大会同様青森県内チームの腕を磨く場として設定されていましたが、コロナ感染の拡大で県外地区との交流は厳しく制限され、さらに今年は2チームがいなくなりました。現在青森で活動するアレッズ、全弘前、ブリザード3チームでのリーグ戦は7イニング制で行われました。
 ・弘前アレッズ17―0 キングブリザード
 ・全弘前倶楽部不戦勝 キングブリザード
 ・弘前アレッズ3―1 全弘前倶楽部
 第1試合は弘前アレッズが二回に7点を奪うと、四回にも再び7点。5イニングで17得点をあげた弘前アレッズがキングブリザードをコールドで破りまず1勝。
 第2試合は第1試合勝者のアレッズがそのまま登場し、今年のクラブ選手権東北予選挑戦が1つの自信になった全弘前と対戦。アレッズが二回までに2―0と先行。全弘前は三回に1点を返すが、五回に1点をあげたアレッズが逃げ切り、2連勝・優勝を決めた。
 なお、キングブリザードはアレッズ戦を戦うのが精一杯だったようで、全弘前との試合は棄権となっています。
 毎日新聞の新聞掲載が 縮小されていていることにどうにも、という思いで、自分の住んでいる岩手県だけじゃなく両親に関わる青森と山形を自分のブログで記すようにしています。まあ、要は“おせっかい”ですが。青森は52年前、山形は48年前に再び灯した硬式社会人野球の火を消したくないという思いも手伝っての行動です。
 
3 日本選手権中国予選―日鉄ステンレス、山口県勢久しぶりの全国舞台へ
 
 かつて山口県には東洋紡岩国があり、協和発酵があり、新日鉄光があり…もっと深くまで遡れば今のベイスターズの前身ともいえる大洋漁業もあり、山門鉄工所などいろんな特色ある企業チームがありましたが、それら チームが活動を止め、新日鉄光もは光シーガルスという名前でクラブチームに変更。防府ク→山口きららマウントG→山口防府クや岩国五橋、空自防府、海自岩国のクラブチームの奮闘はありますが、広島、岡山の強豪チームには苦戦し、都市対抗の二次予選進出すらままならぬ状況が続きました。
 近年、光シーガルズが日鉄ステンレス野球部として企業チーム復帰しましたが、「道のりは厳しい」と見ていました。しかし、企業復帰数年でそれを突破した。クラブ野球選手権でのショウワコーポレーションもそうですが、これまでの大きい壁を突き抜けた箇所は、「俺等でもできる」からの活発化につながります。日鉄ステンレス野球部に関わる皆様、本当におめでとうございました。

決勝18点で駒形優勝―東北連盟会長クラブの部岩手県予選、18日の結果【2023社会人野球】

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 3連休最終日の9月18日、葛巻町総合運動公園野球場で東北連盟会長大会クラブの部岩手県予選の準決勝・決勝戦が行われました。一球速報情報(https://baseball.omyutech.com/)を元に雑感を記していきます。
▽準決勝 オール江刺 6―2 オール不来方
 不来方は「番狂わせの鉄則」先制攻撃をかまし初回に先制したが、江刺はその裏に4点、二回にも2点をあげ鉄則を破壊。不来方は三回以降ディフェンス陣が踏ん張ったが攻撃陣が江刺投手陣の前に活路を見出せず、五回に1点は返したが敗退。
▽準決勝 水沢駒形倶 5―1 釜石野球団
 こちらの試合もやはり番狂わせには〜で釜石が初回先制したが、駒形はやはりその鉄則を砕き即逆転。三回にも3点をあげ試合のペースを握った。その後両者得点を奪えず守備戦を見せたが、序盤の攻勢で差をつけた駒形が決勝進出を果たした。
▽決勝戦 水沢駒形倶 18―5 オール江刺
 奥州市決戦に燃える江刺は初回に2点を奪い駒形先発投手を降板に追いやったが、駒形はその裏に江刺先発投手を降板に追いやり大量9点をあげ逆転。江刺は二回にも3点を返したが、駒形はさらに2点追加。中盤落ち着いたかに見えたが駒形は六回に2度目のビッグイニング6点を上げ、文字通りの大差で優勝を果たした。

 まず、今日の試合は3試合ともこれまでの序列を崩すには先制攻撃を、と先攻を選んだチームがその目論見通り初回に先制をしますが、その裏に待ち構える側のチームがすかさず…倍返しという言葉すらぬるい攻撃を仕掛け逆転に持っていくというパターンが展開されました。番狂わせのパターンというのは色々ありますが、“先制パンチ”というのも一つの要素。だけども、定石に収まらないで可能性を求める野球を勝者チームはできた、ということでしょう。
 釜石は2年ぶり、不来方は記憶にある限りでは2011年のクラブ野球選手権県予選以来の県域大会ベスト4勝ち上がりを見せました。秋の戦いで上位を進出したチームは、得てして次のシーズンに向けて勢い見せることがあります。どう成長するか期待しましょう。
 優勝した水沢駒形倶楽部は10月7、8日に福島県伊達市ほばら球場で行われる東北連盟会長大会クラブの部に出場します。現時点で出場するチームがはっきり分かってるのは、今日県予選を優勝した駒形と東北マークスに、SNSで報報告しているゴールデンリバースの3チーム。もう少し情報を得てから記述は進めていきます。
 次回の記事はリアルタイムで書けなかった日本選手権東北予選準決勝・決勝戦などを記述する予定です。今大会に挑まれた皆様本当にお疲れ様でした。

不来方、久し振り県4強!―東北連盟会長大会、17日の試合結果と18日の試合見どころ【2023社会人野球】

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 東北連盟会長大会の岩手県予選、17日は3会場で7試合が行われました。一球速報ホームページ(https://baseball.omyutech.com/)を基に雑感を記載します。
▽二回戦 オール不来方8―6 MKSIBC
 近年の実績では上回るMKSIが先手をとるが、不来方は五回に4点奪い逆転すると、七回にも3点、八回に1点奪い大量リード。MKSIは八、九回に死に物狂いで反撃したが届かなかった。
▽二回戦 盛友クラブ 4―0 一関BBC
 盛友が勝機を見出だすには一関打線をどう抑えるかが鍵だったが、盛友守備陣は一関を完封。一関も初回に先制された後は踏ん張っていたが、九回の3失点は気勢を削がれるものとなった。
▽二回戦 久慈クラブ 6―1 一戸桜陵ク
 前日と真逆のアウェイ戦に臨んだ一戸は初回先制したが、久慈はすぐ逆転。その後は均衡を保っていたが、五回以降久慈は得点機を確実に生かし、結果点差をつけての勝利につなげた。
▽三回戦 オール江刺 14―1 盛岡球友倶
 序盤はおとなしい立ち上がりも先制は盛球。“番狂わせ”につなげるかと思われたが、江刺はすかさず11点をもぎとり試合の流れを奪いコールドに。
▽三回戦 オール不来方7―1 矢巾硬式ク
 前試合で番狂わせを起こした不来方は波に乗り、三回までに4―0とリード。矢巾は四回に1点を返したが、不来方は六、七回に3点をあげ逃げ切って久し振りの県ベスト4。矢巾はもう一矢がほしかった。
▽三回戦 釜石野球団 4―2 盛友クラブ
 連戦となった盛友を待ち受けた釜石は序盤から打って出て、四回までに4―0とリード。盛友は五、六回に1点ずつ返すが、それ以降の反撃を釜石守備陣に封じられた。釜石は傾きかけた流れを引き戻し4強。
▽三回戦 水沢駒形倶 16―1 久慈クラブ
 地元で1勝をあげ、意気高く駒形に挑んだ久慈だったが、駒形は二回に大量10得点の猛攻。以降も手を緩めず加点し、久慈は1点は返したが文字通り駒形の圧勝。

 トピックはなんといっても不来方の4強ですか。69年に創設。当時は盛岡に岩銀、トヨタ、日通がチームを持つなか、1959年まで活動していた「盛岡実業(都市対抗東北準決勝進出歴あり、一部が岩銀野球部に)」以来の本格的な盛岡本拠クラブチームとしてスタート。83年にクラブ選本大会に出場、01年には活動を終えたアイワ岩手選手と融合し、都市対抗東北1勝も成したチームでしたが、近年は苦戦も強いられるように。ただ、最近は「ある選手が踏ん張れば勝てる」形が見えてきました。その中での一日2勝は見事です。
 さて、奥州2チームと復権に燃える2チームで行われる大会3日目は下記カードで行われます。
葛巻運動公園》8時30分開始予定
▽準決勝 オール江刺―オール不来方
 前日に1日2勝を成した不来方とはいえ、江刺に勝つのは容易でない。「必要条件」を死守し、勝機を見出だしたい。江刺はそうして姿勢を固めてくる相手のパターンを砕くことができるか。
▽準決勝 釜石野球団―水沢駒形倶
 今大会は“強さ”より“しぶとさ”を見せて勝ち上がった釜石は自らが持つ長所を融合し駒形に挑む。駒形は当然岩手の大きな壁として釜石を待ち受ける。矜持を見せに行く。
▽両チーム勝者による決勝戦
 試合日程などの最終確認は一球速報ページか岩手県連盟サイトでご確認ください。私はゴミとホコリにまみれながら(実家処分で忙しいの)注目するとします。参加される皆様の奮闘を願い項を終わります。

棄権2試合も6試合実施―東北連盟会長大会、16日の試合結果と17日の試合見どころ【2023社会人野球】

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 今月は秋の連休が二週連続で続く日程となっております。その1回目の部分を使って東北連盟会長大会の岩手県予選を開催。16日は4会場で8試合が行われました。一球速報ホームページ(https://baseball.omyutech.com/)を基に雑感を記載します。

▽一回戦 オール不来方不戦勝 滝沢スイカーズ
▽二回戦 水沢駒形倶 不戦勝 前沢野球倶
 前日に前沢、今日までに滝沢が棄権を申し出て、2試合が不戦決着となりました。折角の機会でしたが…チーム状況をとらえ直して再起を、と願うものです。
▽一回戦 一戸桜陵ク 7―0 黒陵クラブ
 前年も1勝しているだけに今年も…を狙った黒陵クだったが、地元でいいところを、と意気込む一戸が二〜四回までに7得点を奪い攻勢。五回以降は試合を落ち着かせたが、黒陵ク攻撃陣に仕事をさせず一戸がコールドに。
▽一回戦 盛友クラブ 12―9 遠野クラブ
 序盤、遠野が爆発的な攻撃力を発揮してリードを奪ったが、盛友が終盤猛攻で覆し、打撃戦を制した。三回に遠野が7点を奪えば、盛友は2点差まで詰めた八回に6点。要点をしめた盛友が次戦進出。
▽二回戦 オール江刺 7―1 福高クラブ
 久し振りの実戦に意気上がる福高クは初回に先制点を奪う。その後江刺は三回までに4点をあげるが中盤攻めあぐねた。福高は八、九回に3点失ったが、復権に向けて一歩めを刻み始めた。
▽二回戦 盛岡球友倶 6―5 住田硬式ク
 試合は激しいシーソーゲームとなったが、終盤に波を持ってきた盛球が1点差で勝利をもぎ取った。住田は初回に先制、一度逆転食らうも五回までにリードしたが、後半加点できず涙を飲んだ。
▽二回戦 矢巾硬式ク 9―1 花巻硬友倶
 序盤3イニングは両者無得点も、その均衡を破ったのは四回の矢巾3得点。五回にもビッグイニングを形成し、花巻を突き放した。花巻は六回に1点を返し爪痕を刻んだ。
▽二回戦 釜石野球団 6―1 雫石クラブ
 先制したのは雫石。試合の折り返しまでこのペースを保てれば…という所だったが、釜石は五回に逆転すると、六回の4点で試合を掌握し逃げ切った。雫石は「二の矢」が欲しかったが無念の敗退。

 東北連盟会長大会は1994年から始まった大会です。現存するチームでは前沢野球倶の創立年(他に94〜99年の北上BBC)。
 かつての社会人野球は都市対抗を中心に春に一つ、秋に一つの全県的大会が行われ、それが全てという感じでした。そこからクラブ選手権の岩手県独自大会が1974年(全国は1976年)にはじまり、その後各種大会が創設されましたが、「秋季の軸」日本選手権が原則企業チームのみという制約になりまして、クラブチームにとって全県規模の秋季公式戦は東北連盟会長大会予選が唯一のものとなっています。
 東京五輪の際の日程変更も重なって、「毎日旗対象大会の移動」「企業チームとの対戦がなし」が変わりましたが、長年秋の一つの山場として行われているこの大会、赤崎クは県北開催だと参加が大変で辞退しがち―00年代の盛況時でも―で不参加なのがいつも残念というか、申し訳なくというか思っております。
 では、17日日曜日に行われる試合の見所を紹介します。
葛巻運動公園》9時開始予定
▽二回戦 MKSIBC―オール不来方
 MKSIは今シーズンも見せ所を作り、都市対抗野球でJR盛岡に、クラブ選でも駒形に食らいつき、あわや…という実力も見せた。その後一関大会も経験したが、公式戦参加が2ヶ月空いてしまったのをどうとらえ、試合に臨むか注目される。不来方は不戦で初日をクリアした消化不良をこの試合のプレーで晴らしに行く。
▽三回戦 オール江刺―盛岡球友倶
 今月末に交流大会を控える江刺は、この大会で中堅野手投手に続く“新たな可能性”を追求するために、この試合も油断なく戦いたい。盛球は住田とのシーソーゲームを制したのを自信にし、更なる強敵に臨む。流れを自己でしっかりつかみたい。
▽三回戦 矢巾硬式ク―MKSI・不来方勝者
 矢巾は緒戦、ビッグイニングを形成し力量ある姿を見せた。あとは投手の陣容を整え、第一試合勝者を迎えうつ。
《八幡平運動公園》9時開始予定
▽二回戦 一関BBC―盛友クラブ
 一関は都市対抗、クラブ選、一関大会の3大会参加。各々対戦相手の力量に関わらず攻撃力は見せているが、それ以上の失点に苦しんできた。投手陣の再形成は目下の課題で、2ヶ月間にどう作ってきたか注目したい。盛友は大きなビハインドをひっくり返した底力をこの試合でも引き続き出すことができるか。
▽三回戦 釜石野球団―一関・盛友勝者
 釜石は食らいついた雫石を突き放した集中攻撃で「要点をつかむコツ」をつかんだか。あとは投手陣の力量発揮を。第一試合勝者は文字通りの連戦となるが、勝った勢いを連動させてベスト4目指す。
《洋野オーシャンビュー》9時開始予定
▽二回戦 久慈クラブ―一戸桜陵ク
 今シーズンは三陸沿岸 大会で優勝を勝ち取ったが、都市対抗で赤崎クに6点差をひっくり返され、クラブ選のも打ち合いに届かず敗れてきた。力量は確かなものもあるだけに、自信を試合の上で踏み固めていきたいところだ。一戸は前日のホームからいきなりアウェイ状態の試合となる。
▽三回戦 水沢駒形倶―久慈・一戸勝者
 水沢駒形倶も不戦で2日目に進出。ゲームプランなどの変更も強いられるだろうが、まずは自力を出しきることに専念したい。第一試合勝者はダブルヘッダー2試合目が強敵だが臆するチームではない。真っ正面からぶつかりに行く。
 
 今日も必要事項しか書けませんでした。最終確認は一球速報ページでお願いします。おつきあいいただきありがとうございました。
 

東北連盟会長大会クラブの部 岩手県予選、今日16日から開幕します。【2023社会人野球】

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 空や草木は秋模様を感じさせるものになっていますが、暑さはすっかりこもってしまって、高温状態はまだ続いている状況です。社会人野球の公式戦は後半戦真っ只中、岩手でも県北地方で『東北連盟会長旗大会』クラブの部岩手県予選が今週末3日間の連休を使って行われます。大会初日・16日は4会場で8試合が行われます。
 大会日程などは一球速報ホームページ(https://baseball.omyutech.com/)を基に記載しました。試合詳細の最終確認なども同ページでお願いします。
 
葛巻総合公園》10時開始予定
▽二回戦 オール江刺―福高クラブ
 江刺はここ2ヶ月半で5公式戦を経験。一関大会、岩手県知事旗大会は1勝1敗、東北クラブカップでは思わぬ野手投手の奮闘もあり優勝、北海道東北交流大会に進出する。この大会は選手個人の可能性を試す機会になる。福高クは今シーズン活動復帰。クラブ選手権で久しぶりにエントリーしたが、残念ながら寸前に棄権となった。まずは無事に試合に臨むこと、その上で試合での立ち居振る舞いに期待したい。
▽二回戦 盛岡球友倶―住田硬式ク
 盛球は都市対抗で2勝も駒形に届かず、クラブ選では遠野にビッグイニングで勝つも赤崎には先制機を逃し流れを持っていかれた。チーム全体としての試合の流れをどう掴むかを追求したい。住田は三陸沿岸大会で準決勝進出、都市対抗では花巻との打撃戦を制したもののMKSIには届かず、クラブ選では一戸に大敗を喫し、2ヶ月の間にディフェンスをどう形成してきたかが「よりの飛躍」のカギになる。
《八幡平運動公園》10時開始予定
▽一回戦 オール不来方―滝沢スイカーズ
 今期の不来方は、都市対抗で久慈の先制攻撃の前に大敗、クラブ選では高田に競り勝ったが、江刺には大敗を喫した。近年は苦戦しているものの勝ちパターンは保持、どの相手も出せるようになれば手強い。滝沢スイカーズは今シーズン都市対抗、クラブ選に参加。前者の釜石戦は無得点敗退、黒陵クラブからは2点を奪ったがコールド敗退と苦い結果が続くが、二ヶ月間の鍛練と共に初勝利目指して懸命に戦う。
▽二回戦 矢巾硬式ク―花巻硬友倶
 東北CCで優勝という経験も持つチームだが、 今年は都市対抗で一戸に、クラブ選では駒形に苦戦を強いられ敗退。記録上1勝は記録しているがやはり実戦の1勝を。つかめればチームの流れも変わるはず。花巻は都市対抗で住田に打ち負け、クラブ選では先制したものの久慈クに攻勢をくらい敗退。秋の大会で初日を出すことができるか。
《洋野オーシャンビュー》10時開始予定
▽一回戦 盛友クラブ―遠野クラブ
 都市対抗、クラブ選ともに大会1勝1敗の成績を残している盛友ク、クラブ選では内容もより良くなっているだけに4年前クラブ選東北進出時の勢いを取り戻すことを目指す。遠野クは都市対抗では超ビッグイニングを作られての大敗、クラブ選でも早期敗退。しかし1勝した一関戦で早めの援護でチームを盛り上げれば…と勝機を見せた。若手投手軸にこの大会で旋風を。
▽二回戦 雫石クラブ―釜石野球団
 雫石は今季クラブ選からの出場。北上REDSと戦い0―4で敗退している。前年はこの大会で1勝しているだけに、チームとしての自信をつけるためにも「今年も」を目指す。釜石は三陸沿岸 大会でV3を逃した後、都市対抗では3勝、クラブ選では早いうちに駒形と対戦し大敗を喫した。チームの勢いが結果につながっていないが今大会こそはその結合を目指す。
《一戸総合公園》10時開始予定
▽二回戦 一戸桜陵ク―黒陵クラブ
 一戸は地元開催に張り切る。都市対抗、クラブ選手権ともに1勝1敗だが、クラブ選ではオール江刺に2度を逆転するなど底力を見せつけた。上位大会進出は12年の東日本CC(当時)東北予選が唯一。地元でスタートダッシュを。黒陵クはクラブ選から出場、滝沢スイカーズに1勝し、釜石野球団にも食らいついた。前年は1勝もあげているだけに新しいユニフォームでも勢いつく戦いをしたい。
▽二回戦 前沢野球倶―水沢駒形倶
 前沢はクラブ選からの出場。宮古倶との打ち合いを制し1勝あげたものの盛友に中盤以降差をつけられ敗退というのが今シーズンの実績。県クラブ選抜に選ばれた投手を中心に再浮上のきっかけをつかむか。駒形は言わずと知れた岩手王者。先に参加したクラブ選本大会では札幌ホーネッツとの北国対決を制し、REVENGE99には破れたものの駒形はここにありというところを見せた。平均2週間に1回大会をこなすチームとしてのタフさを持ち、この大会も制覇を目指す。

 赤崎野球クは参加体制が整わず…クラブ選では上位大会に進出しましたが、今シーズンは毎試合“試合に出る10人”揃えるだけで大変な状況で試合をし続けてきたのが実際で、今大会はそれもならず辞退しました。他にも高田クラブ、北上REDS宮古倶楽部が欠場で19チームの参加になるこの大会ですが盛況のうちに行われ、無事に終わることを願っております。

日本選手権東北最終予選 9日結果短報と10日予定【2023社会人野球】

《日本選手権東北最終予選 9日結果》

▽準決勝 七十七銀行 5―2 日本製紙石巻

▽準決勝 TDK   5―4 JR東北

《10日 仙台市民球場》11時開始予定

▽決勝戦 七十七銀行―TDK

トヨタ東、JR盛岡ともに及ばず―日本選手権東北最終予選8日結果と9日の見どころ【2023社会人野球】

 週末にかけて天気が下り坂になっていく予報もありますが、8日は一回戦3試合が行われました。一球速報ホームページ(https://baseball.omyutech.com/)情報を元に雑感を記します。
▽一回戦 七十七銀行11―2 JR盛岡
 七十七銀行は今季公式戦で成長を見せているJR盛岡先発投手の立ち上がりを攻め、二回までに5得点をあげ試合のペースを握った。JR盛岡は五回に長年チームを支える内野手本塁打で2点を返すが、七十七はその裏に一気に4得点上げ突き放すなど終始ペースを握り大勝。JR盛岡はコールドを免れるのが精一杯だった。
▽一回戦 JR東北  9―0 JR秋田
 試合前半はJR東北が先手をとったものの互角の試合だったが、JR東北は四回に4点、六回に更に3点をあげるなど要所で集中得点をあげ秋田を圧倒。秋田は七回に二死満塁のチャンスは掴んだが一矢報いることも許されなかった。
▽一回戦 TDK   4―0 トヨタ自東
 今季シーズンの成長度合いからトヨタにも期待がかかったが、試合全体を通してTDKの攻撃力が上回った格好となった。TDKは三回に先制すると、五、六回にも追加点。トヨタは6安打を放つもののほとんどが散発で、満塁のチャンスを掴んだ三回の先制機を掴み損ねたことが流れを相手に持って行かせてしまった。
 
 岩手県勢は残念ながら両チームとも差をつけられての敗退となりました。今日からトーナメントに加わる日本製紙石巻と合わせた4チームで準決勝が行われます。
仙台市営球場》10時開始予定
 七十七銀行は緒戦を快勝した経験で流れを呼び込むか。日本製紙石巻都市対抗東北予選以降公式戦の参加はなかったものの、この大会に合わせてどう取り組んだかを発露したい。
▽準決勝 JR東北―TDK
 JR東北はJR秋田に攻撃力を発揮。一方TDKも東北5強の一角トヨタ自東の激しい突き上げをかわしきり準決勝進出。スキのない戦いは綻びを見せた方に不利に働きそうだ。
 天候が悪化する予報も出ているので、試合開催状況は一球速報ホームページや各チームのSNSなどをご覧の上、万全を期して野球場にお越しください。おつきあいいただきありがとうございます。

日本選手権東北最終予選8日開幕。8日の試合見どころ+都市対抗野球東北代表の戦績。

 社会人野球もいよいよ 後半戦へ。都市対抗、クラブ選と社会人野球選手にとっての“夏”が過ぎ、シーズン総仕上げの秋へと向かいます。
 
1 都市対抗野球、JR東北、七十七銀行のあゆみ。
 
 拙稿では都市対抗野球と日本選手権に関しては全国大会の記述をしていません。2本大会に関しては多くの人が取り扱うこと、私の記述では岩手の大会、身近なクラブ大会の足跡を残すことに重きを置いてますので、性格を踏まえていただければと願います。
 さて、その都市対抗には東北からJR東北と七十七銀行が本大会に挑みました。3試合の結果を記します。
▽一回戦 七十七銀行 3―8 東芝
 七十七銀行は岩手出身の新人本格派投手が先発したが二回に東芝攻撃陣の攻略を受け早期降板に追いやられた。七十七銀行はその後猛追し、六回に同点に追いついたが、その裏に勝ち越しを許すと以降失点を許し、結果差をつけられての敗退とあいなった。
▽一回戦 JR東北  7―4 日本生命
 この試合はJR東北の二イニング7点が大きくものをいい、その後日本生命が随時反撃を試みたが試合をひっくり返すまでには至らず。JR東北は3投手継投で逃げ切った。トヨタ自東の補強選手は代打で1打席無安打。
▽二回戦  JR東北  0―5 ヤマハ
 初戦の勢いをそのまま持ち込みたかったJR東北だったが、この日はヤマハに先手を打たれる状況に陥り、四回までに0―4とリードされたのが響いた。岩手の高校出身左腕投手はワンポイント登板、トヨタ自東補強選手は7番指名打者で先発し3打数1安打。
 高校野球に先駆けて2006年には白河の関越えを果たした社会人野球。その後もJR東北が都市対抗ベスト4に勝ち残るなど度々善戦見せる場面はありますが、全国の壁は厚いというのを思わされています。紙一重ではあるのでしょうが…その紙一重が、薄いようで厚いです。
 
2 日本選手権東北最終予選、8日見どころ。
 
 日本選手権ですが、いつものように記事を作ることができません。6月都市対抗東北予選以降の公式戦参加状況を記します。
・TDK→魁星旗
・JR秋田→魁星旗
・JR盛岡→県知事、定期戦
トヨタ東→JABA北海道(しまった書いてない)、県知事、定期戦
・JR東北→都市対抗野球本大会、JABA北海道
日本製紙石巻→なし
 そして、8日試合分の組み合わせは以下の通りになります。会場は仙台市民で朝8時30分開始予定、最終確認は一球速報ホームページ(https://baseball.omyutech.com/)でお願いします。
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・第1試合 七十七銀行―JR盛岡
・第2試合 JR東北 ―JR秋田
・第3試合 TDK  ―トヨタ自東
 第1試合は都市対抗野球本大会出場で経験を積んだ若い投手陣を擁する七十七銀行に、次世代投手陣が出番と責任感を備えつつあるJR盛岡がどう対峙するか。
 第2試合は都市対抗本大会1勝のJR東北だが、JR秋田もハマれば侮れない力量を持つ。どちらが自分のペースに持ち込むか。
 第3試合は北東北の盟主をかけた戦い。TDKは戦力強化で都市対抗本大会を目指したがならなかった雪辱を、トヨタ東は本大会出場まで後2勝と迫った実績を礎に、重ねた公式戦の成果を発揮する場にしたい。
 この大会は今日出場する6チーム+日本製紙石巻が参加。去年まで参加していたきらやか銀行、参加資格のあった自衛隊青森が活動を止め、資格ある7チームすべての参加で8日から10日に仙台市民球場で行われます。球場近くの駐車場は料金がかかりますし(近隣商業施設はご遠慮ください)、入場料もかかる(いくらかは不明、例年だと入場料4〜600円、パンフ3〜500円)ので、情報を得て行かれると、お財布に関するストレスは少なく済むと思われます。
 私は今月たまっていた家事所用を消化するので、球場には行けません。球場に行かれる皆様、どうか残暑や荒天にお気をつけてお出かけください。選手の皆様も天候状況を激しく変わる中での試合、無事にお過ごしください。記述は何とか通常体制でできるようにします。
 おつきあいいただきありがとうございました。

中国、四国、九州で1ブロックだった時代に全国に挑んだ大阪以西のクラブチーム【ショウワコーポレーション優勝記念特集】

 昨日は20世紀後半における中国地区クラブチームに関して触れてきました。今日はもう少し突っ込んで、「中国・四国・九州で1ブロックだった時代、どんなチームがクラブ選手権に挑戦したか」を探り、その結果はっきり所在したことが分かっているチームと挑戦者の様子を記していきます。
 まず参加チームの所在地ですが、1986年〜1999年あたりの連盟報はクラブ選予選やチーム動向の記述がない年が多く、今と比べると得られる情報量がやや薄い部分があります。各年度の登録に関しては都市対抗野球の試合を見ることによってそれを補う手法を取ります。四国地区に関しては83年から90年までの毎日新聞地方版の都市対抗野球記事を得ていたので、それを元にしてとらえられた部分の最大限を記していきます。
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【中国地区】
 …山口県のチームがもう少し多く活動しているかと思いましたが、オール防府、あいけいともに活動期間は短く、オール周南はクラブ選が始まる前に活動終了。五大化学も企業チームに移った部分も含めて3年間の活動。防府クラブ、柵原クラブの活動が中国クラブチーム活動のスタート地点であったことを改めて認識しました。オール防府4度の全国出場に感してはあとでまとめて。
 
【四国地区】
 徳島が3チーム、愛媛は1チームが参加しています。徳島ク=徳島野球倶は現在も活動している徳島県唯一のチームということもあり、この時期もジグザグ有りながらも継続して活動している様子が見えました。
 大林自動車は75年から91年まで活動。この時期は四国地区の企業チームが次々旗をたたむ中で粘り強く活動していたチームでありましたが、チーム運営に尽力していた方の逝去、スポンサー会社の火事などで活動する体力を失ない、90年で活動を終えたものと思われます。
 鳴門クラブとオール徳島は1つの欄にして書いていますが…80年あたりに鳴門クラブの活動が見えない時期がありました。連盟報でチームの動態を捉えることができなかったので、果たして「同一チームの名称変更」か、「鳴門クが解散してオール徳島が入った」かの判別がつきませんでした。
 オール松山は企業チームの相次ぐ解散を受けて「野球の灯を絶やさないため解散したチームの受け皿として結成。なかなかの実力を持ち、都市対抗野球でも二次予選決勝に進出したこともありましたが、残念ながら活動を確認できたのは4ヶ年でした。
 
【九州地区】
 九州に至っては…クラブチームの活動がオール那覇琉球銀行しか見つけられませんでした(新日鉄大分の後継“大分硬式野球倶楽部(大分ハーキュリーズ)”は、クラブ選手権に参加するクラブチームとは性格が違うと認識し含めていません)。
 オール那覇は「都市対抗において沖縄県チームの出場を絶やさないために活動する」ということを主眼に結成。82年に琉球銀行の協力を得て「琉球銀行クラブ」と改名。97年のクラブ選予選の参加実績は確認しましたが、クラブ選手権には積極的に目線が向かなかったものと思われます。
 
【1つ疑問―クラブ選参加は隔年だった?】
 
 参加チーム数が少なく、中国・四国・九州予選という割には事実上山口県徳島県の対抗戦にしてしまってる―と私は昨日書きましたが、連盟報を見てみると、80年代の中盤まで予選が片方ずつしか行われなかった様子を見ました。
 86年までは予選の記述がなかった年も含めて、全国大会出場チームが中国←→四国と交互になっています。中国地区にチームがなくなってしまった時は四国のチームが連続で出場している様子も見ますが、いかんせん予選の様子、あるいはレギュレーションを掴みきれず。当時は予選を開催するにも大変な状況もあったでしょうから―当時は鳴門大橋もなかったわけですし、隔年で挑戦権を、としていたのかもしれませんが、確たる文章は見つけられませんでした。私が調べられる手段ではこれ以上調べようがなく、各県図書館へ依頼するにも手間がとれないので、他の方々のご指摘を待つより他ありません。
 以上の通り、私が調べられる限りの「76〜99年の中国・四国・九州クラブチーム状況」を記してきました。

 岩手社会人野球は9月8日開幕の「日本選手権東北最終予選」、9月16日開幕の「東北地区連盟旗岩手予選」(赤崎野球クはエントリしていません)と寸前に近づいた身近な大会の記述の準備に入ります。おつきあいいただきましてありがとうございました。

クラブ野球選手権、中国地区のショウワコーポレーションが優勝―中国地区のクラブチームはどう歩んできたか。【2023社会人野球】

 はじめに・中国地区2度目の優勝
 
 9月4日に行われたクラブ野球選手権決勝戦矢場とんブースターズとショウワコーポレーションの対決でしたが、6―3でショウワコーポレーションが勝ち、初優勝を成し遂げました。
 中国地区のクラブチームがクラブ野球選手権を制した経験、実は1度あります。1988年、山口県の五大化学クがそれ。中国地区は「クラブチームが立ち入る余地のなかった」地区で、現在あるチームで一番古い活動歴をもつのは1992年創立の山口防府ク。ショウワコーポレーションの前身柵原クラブが1995年、広島鯉城クが2000年から。他のチームは2005年のクラブチーム創設ラッシュ、あるいは企業チーム廃部時に地域で野球をする場の確保を目標としてつくられたチームが多数です。
 
 20世紀後半の「中国地区クラブチーム」状況
 
 中国地区は1940年代後半から50年代前半まではある程度クラブチームの寄って立つ位置がありましたが、その後経済成長により企業チームが力を持ち始めると、クラブチームの存在が押し出される格好となり、広島県では1954年まで活動した広島クラブ、岡山県もほぼ同時期まで活動した岡山体協などが活動を終えると、以降クラブチーム活動の様子が見えません。鳥取県は2006年に鳥取キタロウズが設立されるまでは、50年代前半散発的に活動した全倉吉、鳥取西高、鳥取、米子各クラブの名前が見えるくらい。
 その中で山口県は中国他県よりは多くのチームが活動し、クラブ皆無時期もあったものの1970年代にオール周南、全防府、あいけいクラブが活動をします。先の五大化学も含めて長期間の活動にはならずにいましたがクラブ選全国に出たり、都市対抗で企業に一泡ふかせたり存在感を見せました。
 20世紀後半期、中国5県でクラブチームがある程度まとまって活動していた経験を持つ県は…島根県です。この後今年中に本格的な書き物をする予定でいますが、今回は1946年から65年までのチーム動向を貼っておきます。

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 クラブチームの足跡が途切れた理由。
 
 では。
 これだけクラブチームが多いのになんで足跡が途切れてしまったか、といえば『当時はクラブ専用の大会―クラブ選手権―はなかった』からです。山梨で1950年代に何回か、新潟で1970年あたりから、岩手では1974年からクラブ専用大会が行われるようになりましたが、社会人野球界全体ではその部分の考慮がなく、さらに1960年代前半「社会人野球シーズンの短縮、大会の整理」が求められると、さらにその余地が少なくなり、山陽地区の強豪チームには勝てないとなると活動の意欲にも響いたのでしょう。1965年シーズンを最後に島根県社会人野球の足跡は途絶えました。
 
 クラブ大会が設立されても
  栄光までは時を刻まなければならなかった
 
 1976年にクラブ野球選手権は設立されましたが、それ以降も予選ブロックが中国、四国、九州でひとまとめにされ、事実上山口県徳島県(徳島倶、鳴門ク、大林自動車)の対抗戦のような感じになってしまい(※次記事で考察)、クラブ野球はまさしく「東高西低」状態にされていました。
 2000年代に入って以降のクラブ創設ラッシュが全国津々浦々にチームが存在する状況を生み、西日本地区のチームの奮闘も見え始めたところに沖縄のビック開発が優勝し、愛媛の松山フェニックスが都市対抗に出て、そして今回のショウワコーポレーションの優勝へとつながってた。ショウワコーポレーションは亀澤恭平さんの強い哲学も手伝ってのチーム強化もありましたが、まずは出場が決まった日本選手権でどう立ち振る舞い、試合に臨むか注目してみます。
 
 ショウワコーポレーション野球部の皆様、優勝おめでとうございました。
 そしてこの大会に挑まれた皆様、ほんにお疲れ様でした。
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