MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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岩手対決は駒形が制する/七十七とJR東北で決勝戦 都市対抗野球東北二次予選9日結果と10日の見どころ。【社会人野球2024】

 今日から私は日常に戻り、野球場での観戦はせず所要の合間を見て東北連盟が製作した動画を見ていました。9日4試合の試合結果は一球速報ホームページ(https://baseball.omyutech.com/CupHomePageTop.action?cupId=20240008658)を元に感想を記していきます。
▽第1代表決定T準決勝 七十七銀行 5-2 日本製紙石巻
 この試合も本塁打攻勢でペースを握った七十七銀行が、後半追い上げを見せる日本製紙石巻を破り決勝へ進出した。七十七銀行は三回に本塁打で先制すると五回に2得点、八回に本塁打でダメを押すと先発したエースが強い意欲で九回を投げきり決勝進出を決めた。日本製紙石巻は七回本塁打、九回に相手ミスで1点ずつ返したが試合の流れをひっくり返せなかった。
▽第1代表決定T準決勝 JR東北  4-3 TDK
 東北を代表するチームの戦いは予想通りの熱戦となったが、終盤逆転したJR東北が決勝に進出した。試合序盤優位に立ったのはTDK。二回、四回に得点を上げ試合前半は2対1とリード。同点の七回にTDKが勝ち越したが、八、九回に1点ずつ上げたJR東北が逆転勝利。
▽第2代表決定T二回戦 水沢駒形倶 4-3 JR盛岡
 県予選対戦時以上に激しい鍔迫り合いとなった試合だが、最後の1点をもぎ取った駒形が試合を制した。JR盛岡が頼れる巧打者の適時打で先制。駒形は二回に1点を返すと三回にもクリーンアップの連打で2点を勝ち越した。試合の折り返しの六回に敵ミスで一気に追いついたJR盛岡だが、その後の追撃が利かず九回に2アウトから四番の適時打で勝ち越した水沢駒形がその裏のJR盛岡の反撃を抑え切った。JR盛岡先発投手は前日の悔しさを晴らす投球を見せたが無念の敗退となった。
▽第2代表決定T二回戦 JR秋田  13-3 B-NET/YAMAGATA
 前日トヨタ自動車東日本を破り一気に注目の的となったB-NET/YAMAGATAだったが、陣容の変更、連戦への対応など宿題がまだ残っていたところにJR秋田打線の攻撃力がはまってしまい、劣勢を強いられることに。四回までに0対6とリードされた五回にB-NET/YAMAGATAが1点を返したが、JR秋田がその裏に1点、六回には6点をあげコールドゲームに持って行った。B-NET/YAMAGATAは若手投手が制球に苦しみ傷口を広げ、成果と課題を胸に大会を終えた。

 私が見ていた動画は花巻球場の方。やはり岩手対決は興味ありましたし、B-NET/YAMAGATAがどういう戦い方をするかというのも注目しましたが、やはり「チーム文化」形成が途上なのでしょう。岩手のクラブチームの話をすれば水沢駒形やオール江刺といったチームはやはり高い位置で安定した戦いができる、私達赤崎野球クラブなど他のチームは勢いに乗った時は「互角あるいは凌駕」する戦いを見せる時もありますが、10の戦いができる時もあれば4の戦いしかできない時もありまして…それは何かといえば、「チーム文化」と言いますか。グランドの上で戦う選手の気の持ちようとか、チームを支える環境とか。例えば「野球の試合だから仕事融通してけるか」みたいなものですか。そういうものがまだ形成途上なのでしょう。再挑戦に期待します。
 JR秋田に関してはここ数年東北レベルの試合を見ていなかったので色々不明のところもありますが、やはりある程度のまとまって活動できる環境があるということが「はまった時には強力な戦いができる」のを示したものとなりました。
 新聞にも載ったから名前出しますが、西舘洸希君はすごい成長したな、と。高校時代、佐々木朗希君と投げ合った試合見ていたのですが、成長路線を維持して存在感ある投手でいるということが何よりも嬉しいものでございます。
 さて今日10日は第2代表決定トーナメントを三回戦が行われます。敗者復活2試合勝ち上がってきたチームと準決勝で苦杯を喫したチームとの対決、どんなものになるでしょうか。

きたぎんボールパーク 10時開始予定

▽第2代表決定T三回戦 日本製紙石巻- 水沢駒形倶
 二回戦では集中打も見せ勝ち上がってきた日本製紙石巻だが、準決勝では七十七銀行の好投手の前に後手に回った格好となった。この試合はどちらが自分のペースを握るかが一つの鍵となりそう。加えて駒形は連戦となる中の選手集合がどこまで利くかも鍵になる。
▽第2代表決定T三回戦 TDK   - JR秋田
 こちらは秋田県対決。これまでの戦いではほぼTDKが勝利してきたが、県レベルの大会ではJR秋田が覆す場面も。TDKはメンタルを調整して地力をいかに発揮する環境を整えるかが第一の鍵となりそう。JR秋田は失うものなしで強い意気込みを持って試合にのぞむ。日本製紙石巻戦でも「こうすれば上回れる」という感覚は見ただけにTDK相手でもそれを発揮することができるか。

 天気がいよいよ夏仕様になってきます。今週の半ばには30℃にも最高気温がなるということで、皆様体調維持などにはお気をつけいただきながら、また選手たちの目線で言えば試合に臨むまでも一つの勝負という感じで、ベストで試合に臨んでいただければと思います。今日も長々とおつきあいいただきありがとうございます

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