MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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トヨタ自東まさかの敗戦、駒形は死闘制す!都市対抗野球東北予選8日結果と9日見どころ。【社会人野球2024】

 都市対抗野球東北二次予選は8日も盛岡市きたぎんボールパーク花巻市営球場で“敗者復活戦”第2代表決定トーナメント一回戦が行われました。花巻球場は直接の観戦をもとに、きたぎんボールパーク試合分については一球速報ホームページ(baseball.omyutech.com)を元に感想を記していきます。

▽第2代表T一回戦 JR盛岡  8-2 弘前アレッズ

 JR盛岡は初回6得点の猛攻を見せ食らいつく弘前アレッズをかわしニ回戦進出を決めた。JRは初回四、五番の連打で2点先制すると、八番の2点タイムリーで初回6得点の大攻勢。その後も三、八回に敵失につけ込んで加点、投げてもリリーフ投手が試合を締めた。アレッズは初回が全て。その裏に満塁のチャンスを逸し、以降大きいチャンスを作れなかったが、八回2アウトから代打選手、主力捕手の適時打で2点を返し、意地を見せて大会を後にした。

▽第2代表T一回戦 水沢駒形倶 6-4 エフコムBC

 クラブチームでありながら都市対抗本大会経験企業チームを破った経験を持つ両チームの闘いは最後まで目を離せないものとなったが、五回の4得点が利いた駒形は総力でエフコムの反撃を抑えニ回戦に進出。

 1-1で迎えた三回にエフコムは四番の二塁打と暴投で勝ち越し。四回にも加点したが、駒形は五回にニ番の長打でのろしをあげ、六、七番の適時打で試合を一気にひっくり返した。駒形は七回にも3死球で1点を追加。エフコムは八回に八、九番の連続ニ塁打で1点を返したが、駒形が3投手継投でエフコムの猛攻を押しとどめ試合を制した。

▽第2代表T一回戦 JR秋田  11-4 オールいわき

 初戦は消化不良となったオールいわきは移籍してきた高資質の投手が先発。ニ回に先制し序盤はペースを握ったが、JR秋田は四回に逆転すると六回に6点をあげるなど中盤3イニングで11得点の猛攻。いわきは七回に3点を返しコールド阻止し九回まで戦いきった。

▽第2代表T一回戦 B-net/YAMAGATA 3-2 トヨタ自東

 この日一番の注目カードはB-net/YAMAGATAが実力を出し切り、後手に回ったトヨタを破りニ回戦に進出した。B-net/YAMAGATAは初回に先制すると、四、五回にも加点し前半を支配。中盤以降捕手負傷でバランスが変わったところをトヨタが分厚い攻撃を見せたが大量点に結べず、予想外の2連敗で大会を後にした。

 それぞれの試合にそれぞれの見せ所を残した…というのが8日試合分の感想です。残念ながら体が一つしかないので-体重は2人分あるけどな-どっちかしか見に行けない、ということで私は花巻球場に伺いました。

 弘前アレッズは初回の6失点がつくづく悔やまれる展開となってしまいました。JR盛岡は力強さより打球の正確性に優れ的確に点を取ったという印象。アレッズのエースは力を維持し続けていることに感心しています。“世界の二刀流”に似ている彼を中心に、いる選手たちの奮闘で何とか道を切り開き、高い目線での挑戦をし続けて欲しいと願っています。

 駒形-エフコムのクラブチーム同士の熱戦は凄まじかった。B-net/YAMAGATA戦同様、エフコムが見せたほころびを見逃さなかった駒形の集中力がすごかった。エフコムは地域も巻き込んでの熱意に見るものがありました。再挑戦に期待します。

 オールいわきは去年は臨めなかった敗者復活戦に臨み、中盤の大量失点が残念でしたが「ただでは帰らない」という底力を見た気がします。

 そしてB-net/YAMAGATAとトヨタ。まさかトヨタが1勝もしないまま大会を後にするとは…と大きな衝撃でした。戦いの場に立つ時は当然それなりの意思を持って対峙しますが、他県チームとの戦いでは「岩手の底力」見せてくれるだろうと“信頼”しているチームの2連敗には紡ぐ言葉がありません。

 今は悔しい結果になったことの思いでぐちゃぐちゃになっていると思います。それでも立ち上がって次の目標を目指して歩いてほしい-この言葉のみ置いていきます。

 今日は日曜日。きたぎんボールパークでは第1代表決定トーナメントの準決勝が、花巻球場では第2代表決定トーナメントのニ回戦が行われます。

きたぎんボールパーク 10時開始予定

▽第1代表T準決勝 日本製紙石巻七十七銀行

 日本製紙石巻は序盤に手こずりながらも集中攻撃で大量点をあげ勝ち切った初戦を自信に戦いたい。戦う機会が多い七十七銀行が相手だけにどれだけ気力を上回ることができるか。七十七銀行本塁打攻勢でトヨタに機先を制し勝ち上がってきた。スロースターター気質なのか県予選などでは苦戦を強いられてきたが大一番の強さを見せに行く。

▽第1代表T準決勝 TDK-JR東北

 初戦はJR盛岡守備陣の奮戦に苦戦を強いられたTDKだが、高資質の選手は備えている。前年春から比べれば調子は底上げはかりつつあるだけに爆発力を見せたい。JR東北は駒形ベテラン投手陣を相手に大量得点を上げ準決勝に進出。元々のチーム力は高値安定。その実力に勝負強さを備えて戦いたい。

市営花巻球場 10時開始予定

▽第2代表T二回戦 JR盛岡-水沢駒形倶

 岩手代表チーム同士の対決。ここまでいいところを多く見せてきたのはJR盛岡。オールいわき、弘前アレッズ相手に爆発的な攻撃力を見せ、TDKにはディフェンス人が奮闘。陣容変わりつつあるチームの“答え合わせ”をこの試合で見つけに行く。一方劇的展開で勝ち上がってきたのは水沢駒形。B-net/YAMAGATA、エフコム戦ではリードされた展開を集中打で跳ね返すドラマチックな展開で勝ち上がってきた。県予選では準決勝でJR盛岡が集中点で勝ったが激戦になることは間違いないだろう。

▽第2代表T二回戦 JR秋田-B-net/YAMAGATA

 今大会、勝った試合では爆発力な攻撃力を見せてきたJR秋田。投手陣は個性ある投手の創意工夫も見られるがやられ場所も作っているだけにそれを抑えていきたい。B-net/YAMAGATAは前日のトヨタ戦が注目されるが、駒形戦も試合のほとんどは雰囲気を支配していた。山形の底力を見せ、この試合もペースをつかみに行く。

 …ということでなんとか記事を書き上げました。私は今日から仕事に。金曜日と土曜日は休みを取って、木曜日から3日間野球場に行ってました(木曜日は深夜のうちに当日分の仕事をした)祭りはまだ行われているのにそっから離れなきゃなんない感じの寂しさはありますが、それでも遠くの地からグランドで戦われる皆様の健闘を願う次第です。おつきあいいただきありがとうございました。

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