MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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企業は日本製紙石巻、クラブはEKC習志野が優勝!―10月7、8日開催の東北連盟会長大会結果【2023社会人野球】

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 記述が遅れていた東北連盟会長大会(10月7、8日に福島で開催)の結果を一球速報(https://baseball.omyutech.com/)ホームページ情報を元に雑感を記します。尚、大会は7イニング制で行われました。
《企業の部》
▽一回戦 TDK 2―0 JR盛岡
▽一回戦 JR東北 7―4 トヨタ自東
▽一回戦 日本製紙石巻 13―6 JR秋田
 まずは企業の部から。
 大会初日は一回戦3試合が開催。TDKは初回に先制すると四回にも追加点をあげ、JR盛岡打線を完封。JR盛岡は余分な失点は与えなかったがTDKから点を奪えなかった。第2試合はJR東北が五、六回の集中攻撃でトヨタを突き放す格好に。トヨタは六回の3得点で1点差まで詰めたが、直後の失点が響いた。第3試合は日本製紙石巻が二回、五回のイニング5得点で大勝。JR秋田は三回までに6点をあげ食らいついたが五回の被ビッグイニングが響いた。
▽準決勝 TDK 3―2 七十七銀行
▽準決勝 日本製紙石巻 8―0 JR東北
▽決勝戦 日本製紙石巻 2―1 TDK
 大会2日目は準決勝と決勝戦TDK七十七銀行の試合は七十七が先行→TDKが追いつく展開で延長戦に。8回裏にTDKが勝ち越しサヨナラ勝ち。JR東北と日本製紙石巻の試合は、四回以降着実に点を積み重ねた日本製紙石巻が8対0で快勝し決勝進出。
 決勝戦ではこの後日本選手権本大会を控えるTDK相手に日本製紙石巻がリード。七回裏にTDKは1点を返したものの抑え切り、日本製紙石巻がタイトルを勝ち取った。
《クラブの部》
▽一回戦 東北マークス 10―0 鶴岡野球ク
▽一回戦 ゴールデンリバース 5―3 全弘前倶楽部
 大会初日は一回戦2試合が開催。東北マークスは初回から得点を積み重ね、六回裏に一挙5得点をあげ鶴岡クにコールド勝ち。ゴールデンリバースは三回までに5得点。全弘前はそこから反転攻勢し3点を返したもののリバースが逃げ切った。
▽準決勝 水沢駒形倶 5―2 東北マークス
▽準決勝 EKC習志野 8―4 ゴールデンリバース
▽決勝戦 EKC習志野 4―3 水沢駒形倶
 大会2日目は準決勝、決勝戦が開催。水沢駒形は東北マークスに先制を許すも、五回に同点に追いつき、延長八回に3点をあげ勝ち越し決勝進出。福島のEKC習志野は五回の6得点で一気に加点、逆襲に燃えるゴールデンリバースは六回に4点をあげ猛追したが習志野が振り切った。
 決勝戦はクラブ選東北決勝戦と同カード。駒形は三回まで3―0とリードするが、四回に習志野が一気に4点をあげ逆転。以降駒形の攻撃力を封じた習志野が初めての東北タイトルを手にした。

 さて。今年は7イニング制の大会が増えていまして、この大会も7回制での開催。同じ野球やってるようで違う競技をしているような感覚になります。そんでも「点を多く取ったチームが勝つというのは9回だろうが7回だろうが開催時間3日だろうが―それはクリケット―変わらない本質なわけで。得点意欲を早めに強めたチームが一気に流れを持っていったケースが多く見受けられました。
 日本製紙石巻がここ数年の東北戦線の悔しさを払拭する結果を勝ち取った、クラブ戦線でもEKC習志野が東北の初タイトルを取ったということが来年の戦いにどう影響するのか。一方でそれぞれの県のトップチームの事情によって東北の戦いに挑んだ鶴岡あるいは全弘前が、この経験をもとにどう足跡を残していくか、というのも注目したいものです。
 今年の公式戦、残り少なくなります。関わられた皆様、ほんにお疲れ様です。岩手県ではこの後岩手アマチュア王座決定戦が7チームの出場で行われるので、私の記述もそこで一段落になります。もうひと踏ん張り頑張りましょう。
 おつき合いいただきまして、ありがとうございました。
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