
先週末の荒天から一転今日は、太陽が照る下での試合開催となりました。第1代表決定トーナメント二回戦4試合の試合結果に関する雑感を一球速報ホームページ(https://baseball.omyutech.com/)を元に記していきます。
エースを立てて強豪日本製紙石巻に立ち向かったJR盛岡、初回意気込みそのままに先制。四回に逆転されるも五回に再び追いつき食らいついていたが、七回に石巻打線が攻勢をかけ、JR盛岡投手陣から4点を勝ち越すとそのまま逃げ切った。JR盛岡はもう一押しが欲しかったか。
▽第1T二回戦 TDK 7―0 B-net/山形
TDKは初回に山形のベテラン投手から先制点を奪うと、その後も着実に加点。終盤にやや強めの攻勢をかけると、6投手継投で山形打線を完封し勝ち上がった。山形は8安打を放ったものの、得点に結びつけることができなかった。
▽第1T二回戦 JR東北 4―2 トヨタ自東
東北5強で唯一一回戦スタートのトヨタは、下克上を期すべく二回に先制するが、四回に主戦への道を着実に登っている投手がJR東北に3失点。次の1点が流れを決めると思われた展開で、その1点をもぎ取ったのはJR東北だった。トヨタは九回に1点を返したが追いきれなかった。
これまでの実績で上回る七十七銀行は、初回に先制すると中押し、ダメ押しと着実に加点。しかし弘前守備陣は点は奪われても複数失点を食らわない粘りを見せ、5強クラスのチームに九回戦い切ったことは一つの収穫か。九回に1点をもぎ取りに行ったが、七十七守備陣の好返球に阻まれたのは無念。
…ということで。岩手県勢2チームは残念ながら要点を押さえられて勝負の流れを相手に持ってかれる形での敗退となりました。今回の二次予選は仙台ターミナルビル社の協力もありまして、各試合YouTubeで中継してます。私は体調調整で伏せていましたが、JR盛岡の試合後半は視聴。石巻の厚い攻勢をJR投手陣が抑えきれなかった、たったのそこだけで試合の流れが大きく変わってしまった部分が残念だったと思います。
この後は6日から行われる第2代表決定トーナメントの見所を紹介しますが、残念なお知らせも一つ入っています。行われる3試合の紹介をします。最終確認は一球速報でお願いします。
《県立こまち》13時開始予定
※オールいわき棄権でトヨタ自東不戦勝
▽第2T一回戦 水沢駒形倶―弘前アレッズ
水沢駒形は緒戦山形と接戦を演じたが、四回の大量失点が勝負の流れを傾けてしまった。陣容は厚いだけに体制は整えられるだろうが、それでも日にちが開きどこまでベストに持っていけるか。
《さきがけ八橋》10時開始予定
▽第2T一回戦 エフコムBC―JR盛岡
▽第2T一回戦 能代松陵ク―B-net/山形
山形は2試合を経験「接戦に競り勝つ」「強豪とは渡り合う」経験を積んできた流れを能代にどう見せていくか。
先の台風、ある社会人軟式野球連盟では1試合も行えず中止になってしまった大会もあります。都市対抗野球でも影響は免れず、オールいわきが棄権を申し出て、対戦相手だったトヨタ自動車東日本は不戦勝。詳しくは明日に書きますが、いわきの無念さはいかばかりかと思うしかありません。
アレッズの試合の終わり方を見て思い出したことが。私=赤崎野球クラブも三度ほど都市対抗野球の東北予選を経験しましたが、05年の予選リーグでは七十七銀行、TDKが1日1試合、赤崎が1日2試合を戦う日程に。TDKとは6対6で引き分けましたが、七十七銀行との試合では第1試合で体力の大方を使い切った影響が出てしまい、みるみる間に突き放される展開に。0―8で迎えた最終回にようやく外野フライで何とか1点は返せるか…と思いましたが、それすら許してもらえませんでした。
やはり、強いチームは「勝ちきる意識」が徹底してるなというのを思い知らされた。試合をすればそういう経験を得られるからできるだけ試合に臨んでほしいとは思いますが、それがままならないのが社会人野球の難しいところです。
グラウンドに立てる皆様の健闘を願うものです。