都市対抗野球東北二次予選がいよいよ本日6日岩手県内2球場で開幕します。拙稿では今日行われる4試合の見どころを紹介がてら出場各チームの紹介をしていきます。情報は一球速報ホームページ(https://baseball.omyutech.com/CupHomePageTop.action?cupId=20240008658)より。
きたぎんボールパーク10時開始予定
第一代表T一回戦 JR秋田-弘前アレッズ
2年ぶりの東北予選進出となるJR秋田。昨年は都市対抗野球では一次予選で初戦敗退となり企業レベルの試合では苦戦もしたが、今年一次予選では、春季大会で敗れた能代松陵クにリベンジ。そのまま大会準優勝まで勝ち上がった。新潟大会では千曲川クラブに勝つも大会優勝したジャイアンツ3軍に敗れるなど1勝2敗。“フルタイム勤務企業チーム”の一つとして存在感を見せる戦いをしたい。
弘前アレッズを始め青森県勢は、コロナ感染の影響も抜け23年からようやく東北レベルの大会にも本格的に参戦できるように。県内大会では全弘前、キングブリザード両チームは上回るが、東北レベルの大会では苦戦も強いられている。昨年も都市対抗では1勝2敗、クラブ選手権でも代表決定戦敗退辛酸をなめたチームがどう戦うか注目したい。
第一代表T一回戦 七十七銀行-エフコムBC
東北5強と呼ばれるチームでは唯一の一回戦からの登場となった七十七銀行。今シーズン新潟大会ではフェデックス、エイジェックを破りジャイアンツ3軍には敗れたものの準優勝。東北大会では日立に惜敗するなど予選リーグ2勝1敗という戦績を持っている。去年は第2代表で本大会に進出し東芝に惜敗しているだけに、本大会に出場してその借りを返すために予選をしっかり戦いたい。
エフコムBCは活動縮小していた1年間のブランクを取り戻すかのように戦ってきた。県内に習志野という新興勢力も誕生。しかし24年シーズンの戦いでは福島市長杯、都市対抗一次予選両大会でライバルのEKC習志野、オールいわきを破って優勝している。前年都市対抗ではJR盛岡に勝利。今年は東北5強を追いかける存在筆頭に返り咲くべく元NPB2選手を中心に戦う。
花巻市営球場 10時開始予定
第一代表T一回戦 オールいわき-JR盛岡
オールいわきは今シーズン、福島市長杯、都市対抗野球一次予選と参加した大会で準優勝。特に福島市長杯では水沢駒形を破るなど自力を見せるものとなっている。ただ東北レベルの戦いでは苦戦も強いられ、昨年の都市対抗二次予選では1敗した後に不戦敗。クラブ選手権では県予選敗退と苦戦した。それでも継続的に東北部分で戦い続けてきた底力を見せたい。
JR盛岡は都市対抗野球一次予選では代表決定トーナメントから出場。準決勝では水沢駒形を破り決勝進出するもトヨタには集中失点で敗れてしまった。昨年大会ではいわきに勝っているがエフコムに敗れていることもあり、他の対企業大会では苦戦も強いられている。陣容も大きく変動する中での戦いで東北部分で食らいつく気勢を見せていきたい。
第1代表T一回戦 B-NET/YAMAGATA-水沢駒形倶
きらやか銀行野球部が無期限休部となった山形県で、その硬式社会人野球の熱意を引き継ごうと結成された山形。昨年の都市対抗で駒形、能代、エフコムを破り5試合で戦い抜いた。今年の予選では新庄に中盤まで苦しむも勝ち越し、片山にコールドで勝ち東北大会に。山形県内の野球人から熱い注目を浴びる同チームの立ち居振る舞いに注目したい。
水沢駒形は今シーズン福島市長杯でシーズンインし1勝1敗、都市対抗では代表決定トーナメントから出場しオール江刺との死闘を勝ち抜き、JRには破れるも盛友クに勝ち東北大会に進出してきた。もともと地力には定評のある同チームだが、昨年はクラブ選手権東北優勝・全国1勝あげ実績も重ねつつある。当然マークも受けるがその中でどう戦うか。
いよいよ東北部分での戦いも始まります。私が社会人野球を始めてからでは5回目の岩手県開催。2005年大会ではベンチ入り登録もして直に経験している「地元での東京ドームをかけた戦い」、前回2018年の時には次回迎えられるかなと不安に思っていましたがなんとか生き残って迎えることができました。その間に岩手のメイン球場は岩手県営球場からきたぎんボールパークに変わり、コロナ感染拡大で約3年ぐらい人の集まりに支障をきたす時間を過ごしてきました。またこうして環境が良くなってみんなでワイワイガヤガヤ賑やかに過ごす時間を取り戻せたのは何よりで、その大事な時間をしっかり刻んで行ければなと思うものであります。
そして…「岩手の3強」を見ても厳しいのは承知ですが、いつかまたこの舞台に当事者として立つことができたらな、と。それを1つの目標にして、まあこれからいくつ重ねられるかわかんない人生一生懸命に歩いていこうと思います。おつきあいいただきありがとうございました。