都市対抗野球東北予選は昨日に引き続いて仙台市営、石巻市営2球場で行われました。2回戦の様子について雑感を記していきます。情報元は一球速報サイト(https://baseball.omyutech.com/)
この日一番の注目カードと目された試合。日本製紙石巻が先制するが、この一年間好調のTDKは三回に同点、その後中盤は両者得点を奪えずにいたが、七回裏にTDKが一気に3点を奪い、投げてはダブルエースを惜しみなく投入。石巻打線を封じて準決勝に進出した。
中盤から激しく追い上げたトヨタが延長戦に持ち込んだが、七十七銀行が一瞬の切れ味を見せて サヨナラ勝ちを収めた。三回までに七十七銀行が3点奪ったが、トヨタ自東は試合後半戦から猛追。七十七は八回に2点挙げ突き放そうとするが、トヨタは九回表にすかさず追いつき延長に。しかし一瞬のスキを突かれ、第2代表Tに回った。
▽第1T二回戦 JR東北 12―0 小峰クラブ
▽第1T二回戦 きらやか銀行 8―0 東北マークス
前日企業チームに勝ったマークスが、この試合も連勝めざしにいったが、きら銀は五回に大量6点、七回にも2点あげダメ押し。マークスは地道に力を蓄えた投手が奮闘・完投したが、集中失点の前に勝負を持っていかれた。
今日の4試合はこの通りになり、準決勝進出4チームが決まりました。トヨタ自動車東日本は後半激しく追い上げて勝負に持って行きましたが、出塁→進塁打→安打で一瞬のうちに敗れ、敗者復活戦に。TDKは2人の強力な投手を惜しみなく投入し試合をガッチリつかむ一方で、七十七銀行はエース投入のタイミングがどうだったか―結果論でしかないのは承知―など、考えさせられることが多い1日でした。
10月6日行われる4試合のみどころは下記の通りです。
《仙台市民 9時30分頃開始予定》
▽第2T一回戦 水沢駒形倶―小峰クラブ
▽第2T一回戦 オールいわき―東北マークス
今春のクラブ野球選手権本大会に出場した両チームで、東北予選の決勝でも対戦している。マークスはここまで2日戦ってきて都市対抗の東北のレベルを再確認。再起動を。オールいわきは春の試合とこの大会初戦、2つの悔しい思いを晴らしに行く。
《石巻市民球場 開始時間は未掌握》
▽第2T一回戦 JR盛岡―トヨタ自東
複数チーム出場する県は東北大会でも当たる可能性がありますが、一番最初の同県対決は岩手両チーム。これまでの実績ではトヨタに分も、近年JR盛岡が食らいついている。激しい闘いが予想される。どっちが勝っても岩手4年ぶりの東京ドームにつなげたい。
全国では出場チームが次々と決定。北海道の北海道ガス、北関東・栃木県のエイジェックは初出場を決めました。
栃木県は長らく全足利クラブを筆頭にクラブチーム主体で社会人野球がなされてきました。栃木県企業チームの都市対抗本大会出場は1950年の鹿沼市・古沢建設以来。そこから企業チームは東電栃木支社、大野屋クラブ(企業主体、ということで)、東北ガスが出てきましたが定着した活動には至らず。その部分の資料を得ていましたので、近日中に記事としてアップします。
本日もおつき合いいただきありがとうございました。