MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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春の苦戦は夏の戦いで取り戻す―クラブ野球選手権岩手県予選、24日の結果と25日の見どころ【2023社会人野球】

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 まず最初に前回の記事について触れていきます。数日前に組み合わせ表をメモしていて、それを基に記述を進めていましたが、最終確認の段階で見た一球速報で福高の棄権を目に。岩手県連盟ページに何か書いてないかと思い見に行ったら「チーム事情で棄権」という記述。製作時間の都合で「取ってつけたような形」の記述になったことをお詫びします。
 
1)クラブ野球選手権岩手予選 24日結果。
 
 一球速報ページ(https://baseball.omyutech.com/)を元に雑感を述べていきます。
▽一回戦 矢巾硬式ク 9―0 福高クラブ
 文頭の通りです。福高クにはまた別の機会でお目にかかりたいです。
▽一回戦 北上REDS 4―0 雫石クラブ
 北上は二回に先制すると、三回、八回に追加点をあげ試合を掌握。守備陣も雫石打線を無得点に抑え二回戦進出。雫石は大きな破綻は来たさなかったが攻撃力が利かず初戦敗退。
▽一回戦 久慈クラブ 9―2 花巻硬友倶
 三回に先制したのは花巻。しかし四回に久慈が逆転すると、五、六回に追加点、八回に3点をあげダメ押しし八回コールド。花巻は中盤押し込まれたのが悔やまれる。
▽一回戦 黒陵クラブ 9―2 滝沢スイカーズ
 黒陵は初回に先制。二回に滝沢が今シーズン初得点で逆転するが、黒陵はすかさず追いつくと、四回に勝ち越し、以降得点を重ねコールドに持っていた。
▽一回戦 オール不来方5―4 高田クラブ
 試合前半は1―1のタイスコア。六回に次の一手を打ったのは3得点を上げた不来方だった。高田は終盤八、九回に猛追を見せたがあと一歩届かず初戦で姿を消した。
▽一回戦 遠野クラブ 7―4 一関BBC
 都市対抗で援護が遅れ相手に流れを渡した遠野、この試合は初回4得点と先制。一関が四回に1点を返すが五、六回に3得点をあげ優位に。一関は終盤得点を返すが届かなかった。
▽一回戦 前沢野球倶 12―11 宮古倶楽部
 激しい乱打戦を制した前沢が二回戦進出。序盤試合の流れをつかんだのは宮古。三回までに6―1とリードするが、前沢は四回以降毎回得点の攻勢。宮古は六回にダメを押したが、八、九回6失点をくらい、あと一歩届かなかった。
 タイトルにも書きましたが、都市対抗で苦杯を喫した北上、不来方、遠野がこの日は早めに自分のペースに持って行く展開で1勝をあげました。岩手社会人野球カレンダーでどのチームも参加できる大会は春の都市対抗、夏のクラブ関連大会、秋の秋季大会の3つ(←秋以外の秋季大会あったら教えろ)。この間に少なくない企業チーム以外の選手は軟式でも試合しますので、その各々大会で培った野球勘が現れるものだなと思いました。
 
2)クラブ野球選手権岩手予選、25日試合見どころ
 
 続いて25日の試合見所です。
宮古運動公園》9時開始予定
▽二回戦 赤崎野球ク―北上REDS
 北上は初戦いい形を持ってきたことが好影響を与えるか。数年前に自分のペースに持って行き1勝あげた経験もあるだけに要警戒。赤崎は都市対抗2勝で、フルに活動できていなかった数年間を払拭するきっかけになるか。投手陣の成長、攻撃陣の安定した力量発揮できるか、に注目したい。
▽二回戦 住田硬式ク―一戸桜陵ク
 若手選手の進境著しい住田は都市対抗、花巻に大勝→MKSIには敗退という経験。まずは長所を出して上回りに行きたい。一戸は都市対抗で攻撃力については釜石にも打ち負けず去年の不調を払拭しつつある。こちらも相手の勢いを凌駕する姿勢を見せたい。
▽二回戦 オール江刺―オール不来方
 都市対抗では投手陣が“不完全燃焼”だった様子の江刺がどう調整してきたか。戦力は“県2強”と言われるチームだけにその矜持を見せたい。不来方都市対抗の大敗を接戦を制したことで晴らした。先に崩れず波に乗りたい。
《釜石平田公園》9時開始予定
▽二回戦 水沢駒形倶―矢巾硬式ク
 岩手クラブ髄一の力量を持つ駒形が登場。今年も都市対抗東北1勝をあげる力量の高さは本物。ただ、他県で同様の経験をしたチームがよもやの敗退を決しているだけに気をしめて臨みたい。矢巾は実戦経験を積みたかったところだが、よもやの試合なしで駒形と対峙することに。一戦勝負と開き直って力を注ぎ込む。
▽二回戦 釜石野球団―黒陵クラブ
 釜石は都市対抗で打ち勝っての2勝。投手陣の安定化という宿題を成して上位大会進出めざす。黒陵は攻撃力を発揮して1勝した勢いを今度こそ連戦でも発揮したい。
▽二回戦 盛友クラブ―前沢野球倶
 盛友は都市対抗、北上には攻撃力発揮し勝ち進んだが、盛球には集中失点で敗れた。チーム力を確認し4年ぶりの東北へと挑む。前沢は前日の打撃戦を制したことが自信へとつながるか。戦力を整頓し、第二週進出を虎視眈々と狙う。
《山田町総合運動公園》9時開始予定
▽二回戦 MKSIBC―久慈クラブ
 駒形、江刺の“岩手2強”を追いかける最前線2チームの対決。MKSIは都市対抗、JR盛岡に爪痕刻み、クラブチームには力量を見せつけてきた。こちらも4年ぶりの東北を目指す。久慈は初戦快勝でよもやの敗戦を喫した都市対抗の払拭を果たせたか。経験得て成長力を発揮し、ライバルを上回りたい。
▽二回戦 盛岡球友倶―遠野クラブ
 盛球は都市対抗2勝1敗。大学などの経験を積んだ野手陣の確かな力で投手陣をプッシュアップすることがチーム力UPの鍵。遠野は都市対抗での大崩れを一関との試合で払拭。元々は堅実さが売りのチームが力強さも身につけて相手を上回りたい。
 24日のこともありますので、試合の最終確認は一球速報ページあるいは岩手県連盟ページでのご確認をお願いいたします。
 
3)東北他県状況。
 
 さて他県の結果ですが、まずは福島県。先週エフコムを破ったEKC習志野シールズが今日も郡山イーストジャパン、ALL北嶺を破り初参加で福島大会優勝を成し遂げました。都市対抗東北予選に出場したオールいわきは準決勝で敗退。EKC習志野とALL北嶺の東北進出が決まりました(過日記事の“福島からの代表枠3”は誤りです)。
 宮城県は決勝戦が行われ、東北マークスが8―3TFUに勝ち優勝。東北クラブカップ進出決定戦は大崎が2―1でHOKUTOに勝ち、2年連続で上位大会進出(昨年はクラブ選)を果たしています。
 そして山形県米沢市皆川球場で4チームによるワンデートーナメントを開催。
 第1試合では都市対抗野球東北予選で存在感を見せたB-net/山形相手に長年山形野球を支えた鶴岡が底力を発揮。0―4で迎えた六回に5点をあげ、山形が延長戦に持ち込みますが、10回タイブレイクで鶴岡が大量4得点あげ、9―7で勝利。
 第2試合は新庄と片山商会の打撃戦。先手を取る片山に追いすがる新庄の構図で試合が進みましたが、終盤新庄の攻撃力が上回りサヨナラ勝ちで決勝進出。
 長年山形野球を支えたチームの決勝戦は八回まで2―2で進んだ試合でしたが、九回に鶴岡が大量6点をあげ8―3で勝利、東北進出を決めました。
 ここまで2週間の戦いで岩手以外の東北5県の東北進出チームが決まり、残るは岩手2枠。現在残っているのは16チームですがどういう戦いを見せるか期待して(←当事者でもあるだろあんた―伊東―は)記事を終わります。おつき合いいただきありがとうございました。
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