全国各地で高校野球は開催中。14日からは都市対抗野球本大会も始まります。社会人野球一番の大会ということもあり重ねて公式戦が行われることはありませんが、唯一その例外として岩手県一関市にて東日本地域の有力クラブチームが集まるJABA一関市長旗大会が日曜日から開催されます（15日土曜日は悪天延期）。他大会の準備もあり、この大会に関する記述は今回記事がやっとこさ。大会結果は15試合まとめて８月前半に記述する予定でいます。日程の確認は一球速報ページ（https://baseball.omyutech.com/）でお願いします。
【一関運動公園】９時開始予定
▽一回戦 エフコムＢＣ―横浜ベイブルース
▽一回戦 一関ＢＢＣ―警視庁野球部
▽両試合勝者による二回戦。
第１試合に登場するエフコムはクラブ選手権県予選でよもやの敗退。都市対抗では東北予選まで戦う地力のあるチームだけに再興を狙う。横浜ベイブルースは都市＆クラブ県予選（併催）ではジェイファムに敗れるものの都市対抗西関東予選に進出、経験を積んだ。この遠征で新たなる力を得るか。
第２試合は地元一関と警視庁の対戦。一関の今年公式戦は都市対抗、クラブ選手権ともに初戦敗退も中身は改善しつつある。きっかけをつかむか。警視庁は主な公式戦では１勝したのみ。激務の中どう力を整えて対峙するか。
【東山野球場】９時開始予定
▽一回戦 弘前アレッズ―ハナマウイ
▽一回戦 水沢駒形倶―TOKYOMETS
▽両試合勝者により二回戦
社会人野球ファンの中では一番注目される会場。第１試合は青森の雄弘前アレッズと、確かな力量を備えつつあるハナマウイが登場。アレッズは県内公式戦は無敵。県内大会開催で力量を維持し続ける力は確かなもの。ハナマウイは都市対抗では県代表に食い込み、南関東予選ではティエステックに食い下がった。クラブ関東予選進出も決めており両チームともこの後も見据えた戦いとなろう。
第２試合は水沢駒形とTOKYO-METSの対戦。駒形の実力はこの数年間クラブ選本大会未出場というのが信じられないほど。先のクラブ県予選でも優勝を成している。TOKYO-METSはクラブ選の東京王者に。都市対抗では一次予選に回ったＪＲ東日本の前に屈したものの、有名な応援団と共にクラブ選手権全国制覇を目指す一里塚に。
【花泉野球場】９時開始予定
▽一回戦 ゴールデンリバース―鹿島レインボーズ
▽一回戦 ＭＫＳＩBC―小樽野球協会
▽両試合勝者による二回戦
第１試合では秋田クラブ王者ゴールデンリバースが登場。都市対抗では能代に苦杯を喫したがクラブ選では王座を取り戻す。一方鹿島レインボーズは都市対抗県予選では代表決定戦進出２連敗で北関東予選行きを逃すとクラブ選は初戦敗退。反抗のきっかけをつかみたい。
第２試合では“岩手２強”を追いかけるＭＫＳＩが登場。都市対抗ではＪＲ盛岡に、クラブ選でも水沢駒形を激しく追った。東北クラブカップの戦いを見据えて臨みたい。小樽野球協会は都市対抗では好投手のいるウイン北広島に初戦敗退。クラブ選では準決勝進出も再びウイン北広島の前に膝を屈した。21世紀初のクラブ選手権本大会を目指すために有意義な戦いをしたい。
【室根野球場】９時開始予定
▽一回戦 東北マークス―川口ゴールデンドリームス
▽一回戦 オール江刺―鶴岡野球ク
▽両試合勝者による二回戦
第１試合は東北マークスと川口ゴールデンドリームスの対戦。マークスは福島市長旗、クラブ選県予選は優勝を飾ってきたが都市対抗県予選では宮城企業３強の壁を崩すことができず今年も４位に。それでも有力選手が爪を研ぎ東北トップクラスの力を見せるか。川口は今シーズン主な公式戦では春季大会で１勝したのみも、県外大会に積極的に参加。川口市の野球の拠り所として貴重な存在、力量発揮を。
第２試合は江刺―鶴岡の東北勢対戦。江刺は選手個人では確かな力量を持つものの都市対抗では代表決定戦２連敗、クラブ選でも赤崎クとの死闘に競り負けた。投手陣の再構築を主としてチームの再生を図る戦いを。鶴岡は注目のB-net/山形を打ち破りクラブ選東北進出。長年山形代表を背負い戦い続けてきた底力を見せてこの後につなげる試合を。
記事制作中に悪天候予想により土曜日の試合が順延になったことを知りました。ただ、それを抜きにしても申し訳ない話、東北大会の準備などがあるので見に行くことはおろか、SNSの記述もできないので、毎日の記述は短報で、詳報は先に記した通り８月前半で行う予定でいます（奇跡的に時間取れたら…の可能性もありますが２％程度と思ってください）。
ネガティブな要素ばかり書き散らしてきましたが、岩手の地に遠征して腕試しをする16チームの皆様の健闘を願い項を終わります。
