予選リーグ
大会初戦、同じ東北のライバル日本製紙石巻に打ち勝ち、日本通運との試合でも途中までリードしたトヨタでしたが、終盤の集中打で逆転され敗れると、バイタルネット戦では序盤に大量失点を食らい、流れを明け渡してしまいました。日本選手権の最終予選も間近になります。ここからどう調子を上げていくか、注目して見ていきましょう。
2.北上市長杯大会15日開幕
今年も宮城・秋田からの参加チームはなく、県内でも例年参加していた富士大学、水沢駒形、オール江刺の参加はありません。しかしそれは間隙ぬって上昇気流をつかむチームを生み出すチャンスでもあるわけです。明日15日、北上市江釣子球場で行われる3試合のカードを紹介します。
▽第1試合 一回戦 花巻硬友倶―黒陵クラブ
地元の黒陵クは、前年の2試合とも大敗に終わった悔しさを好スタートを振り切りたいところ。花巻も去年は引き立て役に終わった部分があり、お互いが持つ「悔しさ」を晴らしに行く。
▽第2試合 一回戦 一戸桜陵ク―北上REDS
第2試合も地元チームが登場。大会優勝経験のある北上は投手陣の底上げを図っている様子も見えたがそれが結実するか。一戸桜陵は2010年代意欲的な姿を見せ活路を切り開きつつある。目指すは大会初優勝。
▽第3試合 一回戦 遠野クラブ―矢巾硬式ク
昨年は投手陣の再編成もあったが、爆発力も備えるようになった打線がその成長を手助けしたい。矢巾は強豪校出身者が集うようになったが、チームとしての練度を高めるのはここから。
土曜日に試合に望む6チームに、日曜日から登場する盛岡球友倶と合わせた7チームが本大会参加チームです。今回参加チームの優勝あるいはそれに近い成績の経験を見ると…北上REDS、黒陵ク、盛岡球友倶が県レベル大会の優勝経験あり 。矢巾は東北レベル(東北CC)の優勝経験あり。この北上市長杯大会に限れば北上REDS(佐藤組北上球友)が優勝経験あり。盛岡球友は去年、遠野も数年前に準優勝の経験があります。
大会で結果を出すというのがどれだけ自信になるか、というのは去年だけも三陸大会で準優勝した住田が、それまで苦戦していた相手(水沢駒形)にも一定戦えるまでになった様子を見ているので、今回参加のチームがどれだけ意欲的に臨めるか注目してみて行こうと思います。実際野球場に行くことができるかどうかは例によって微妙ですが(笑)。
参加される皆様の検討を願い、項を終わります。おつき合いいただきありがとうございました。
※岩手県野球連盟ブログにコロナ感染対応のアナウンスがあります。ご覧ください。