◆第1T決勝戦 TDK 2―0 JR東北
延長13回までもつれた試合だが、エース小木田が強さを見せ、踏ん張った様子に触発された攻撃陣が12回に2点もぎ取り東北優勝を成し遂げた。JR東北は桜糀→山田が奮闘するも打線が沈黙した。
第1試合のこのゲームも延長13回タイブレークにもつれた試合。先制は日本製紙石巻。七十七銀行は五回までに長嶋の本塁打などで逆転するが石巻が六回に追いつく。以降は0行進が続いたが、最後は石巻が差しきり、県予選のリベンジを果たした。
さて、毎度不評のコラム。今日は優勝したTDKについて触れます。私にとって岩手県以外の強豪で一番意識するチームがTDK。それは野球の試合そのものもですし、試合の応援合戦という部分でもそう。直接対決が二度(05年、10年)あり、05年は予選リーグ引き分け。TDKが翌年に都市対抗全国制覇を成しただけに生涯で5本の指に入る思い出の試合でした。
東北6強の一角にいたTDKですが、ここ数年…特に日本代表も経験した阿部正大さんが一線を引いたあとは苦戦の方を多く見ることに。その記事を見るたびに「あのTDKが…」という気持ちになったものでした。
今年は新人選手を多数入社し、その選手が刺激剤になった―あちこちのマスコミで書かれていた記述。そういや、馴染みの選手だったはずの背番号が違う人のになっていたな…とか変化を感じまして。チームも長く雌伏の時を経て、この日投げた小木田君もケガを乗り越えてきた。阿部正大さんや野田正義さんといったTDKのエースに必要な要素「強い投手であれ」。小木田君もそんな投手になりました。
試練乗り越えんべど努力された成果が優勝に結び付いたことと思います。TDK野球部にか変わる皆様に。おめでとうございました。
さて、14日は最後の1枠をめぐっての戦いが行われます。
両者とも前日延長を戦い、そのケアをどこまでしていけるかがポイントのひとつ。その上で両者ともにローテーションの「片方」を残しているだけに競り合い予想。あとは9日間の「成果」絞り出す気迫を。
…明日は動画の中継ないので速報で結果を見届けるとします。おつきあいいただきありがとうございました。