今日は。都市対抗野球二次予選は大詰めに差し掛かりまして。九州地区と東北地区がいま熱戦開催中。九州では企業チームが軒並みクラブチームに敗れる事態に。第2代表争いが混沌とする状態になってますが、さて東北はどうなったでしょうか。JABAHP(www.jaba.or.jp)情報を元に雑感を記します。
注目された銀行チーム対決だったが、雨の影響で両チームの主戦投手の立ち上がりが思うようにならず乱戦に。きら銀が一時逆転するも、七十七が三回の4点を端緒に五回までに8―3と倍返し。きら銀は藤本の本塁打で追いすがったが及ばなかった。
前評判は日本製紙石巻優勢と見られていたが、JR盛岡は寺田を先頭に激しく食らいつき、三回に1点返したときは「もう一押し」が期待されたが、石巻は六、七回に1点ずつ加えだめ押し、投げては中山→宮内とつないで振り切った。
…敗れはしましたが、JR盛岡は着実に力をつけています。
振り返ってみると、1997年の復活当初は宮城建設がいて、JAいわてがいて、太平洋セメント、アイワ岩手、クラブでも釜石野球団、水沢駒形倶、一関三星倶といったチームの後塵を介す状態。まずは県代表を争う位置に持っていく所から始まりました。
2000年代初頭、先に述べたチームが次々活動を終え、一方でフェズント岩手、赤べこ軍団の参入があり。その狭間で赤崎野球ク、水沢駒形倶と共に県外チームを迎えうち、新興チームの壁であろうと奮戦した時期がありまして、そうした戦いを経て、東北の舞台に安定して進出できるように。
2010年代。活動スタンスに制約があり東北6強には厳しい結果を味わうも、中身は段々に良くなり、県内ではトヨタ自東とつばぜり合いに持ち込めるように。こうした一つ一つの取り組みがチームとしての気風というか、文化というものですか。それをつくってきたように思います。
ここまでつらつら長く書いてきたのは、ちと障る論評見まして。大きい舞台で勝ち上がるだけが能じゃない。ある条件下のなかで自身やチームを磨く。規模の大小問わず、継続し続ければ実は出る―継続そのものも努力しないとできない―。その行為を虚仮にすんじゃねえよ、ということで僭越ながら書かせていただきました。26年続けても出場0がいうこってないですけどね。
さて、東北からの代表枠2、13日でひとつ決まります。見所は下記、日程確認はJABAHP(www.jaba.or.jp)でお願いします。
雨中の決戦を制した2チームが争うこの一戦。一気に畳み掛けた七十七と、機を確実にひろってきた石巻の流れ、どちらが活きるか。県予選では七十七が勝ったがこの試合は別物と考えたい。
◆第1T決勝戦 JR東北―TDK
天候の影響で2日の間が空いた両者。この2日間をどう過ごしこの試合に挑めるか。TDKは小木田など資質のある若手が勢いをつけてここまで来た流れを出せるか。前年王者のJR東北は接戦でも泰然と勝ち抜いてきた。2連覇か、復活優勝か注目したい。
ほんで、今日も1950年代の地域新聞でよく見かけた文章ばっかりの記事におつきあいいただきありがとうございました。
PS 一週間前は「頭離れていた」とか言ってたのにね…入ると止まりませんね(苦笑