今日は。今記事は22日から宮城県で行われる社会人野球日本選手権最終予選の記事について記していきます。今年は東北チームのJABA対象大会優勝に至らず、参加資格9チーム中8チームが最終予選に臨みます。組合せの確認はJABAHP(jaba.or.jp)よりお願いします。今項では大会一回戦の案内を兼ねて各チームの見所を紹介します。
《仙台市民球場》9時過ぎに開始予定
今季のJR盛岡は県内大会でトヨタ自東に激しく食らいつくようになったがまだ「トヨタ超え」は果たせてなく、都市対抗では弘前アレッズの後塵を介した。若手の成長に加え寺田が復調。6強超えを目指す。
日本製紙石巻は確かな地力と不可思議な「決定戦での苦杯」が同居。都市対抗でも二度勝っている七十七銀行に代表決定戦で敗れている。それでも前田監督先頭に座しているつもりはなく、代表権を貪欲につかみに行く。
◇JR東北−JR秋田
現在東北最強と目されるJR東北。全国に出ても「ひとつ勝つのは当たり前」に。今夏の都市対抗では信越クに快勝、東芝にも食らいついた。西村、西川に代わりうる選手も台頭。より上を目指す。
出場8チーム中唯一都市対抗東北行きを逸したJR秋田は様々なタイプの揃う投手陣でいかにJR東北打線を止めるか。静岡・スクールパートナー戦では大量点奪うなど底力もあるだけに番狂わせを。
《石巻市民球場》9時過ぎに開始予定
ここ数年低評価を受けることも多かったが、在籍する選手が勝負根性を見せ、今夏は二度敗れた日本製紙石巻に勝ちドーム行き。ヤマハ戦で突きつけられた「攻撃力アップ」をどこまで伸ばしてきたか注目。
前年都市対抗東北王者のトヨタ自東は、今季は苦戦。しかし「チームに厚みを持たせる」模索を積み、定期戦では千葉や原田の成長を見せた。6強の一席から東北の先頭を目指し、まずはこの大会の優勝を。
◇きらやか銀行−TDK
一時はクラブチームになり命脈を保っていたきら銀も、いまや押しも押されもせぬ東北の強豪に。先頭走る小島は社会人日本代表にも選出。選手権も「あと一歩」越えて本大会出場を目指す。
東北初の黒獅子旗保持者・TDKはここ数年苦戦。都市対抗では企業に勝てず敗退も北海道大会で日鉄鹿島に勝ったのが反転攻勢のきっかけになるか。木場、中野が存在感。小木田の本領発揮で本大会に。
日本選手権の最終予選は東北を皮切りに9月に本格化。JABA大会、都市対抗野球、クラブ選手権などの優勝チームと併せた本大会進出の32チームが決まります。最終予選は入場料大体500円かかるのと、仙台市民球場は駐車場が有料なのでその部分ご考慮して観戦してください。試合に臨まれる皆様のご健闘願い項を終えます。