今晩は。都市対抗野球東北予選大会は2日に第2日が行われました。今日は直に見ることができたのが一試合のみ。実は朝間に「祭りの混雑と体力温存のために盛岡行きを断念します」と記事書く予定でしたが、間抜けにも中身を抜いて送信してしまいました。そんなこんなで今日ただひとつ見ることのできた試合。壮絶なものになりました。
◇花巻第二試合
七十七銀行 5=110000001/2
きらやか銀行3=001002000/0
同業者でもあり、近年は先行を許したライバルに対し一度は逆転されながらも再逆転に持っていった七十七銀行が準決勝に進出した。
七十七は初回に中井の内野ゴロで先制。二回に花岡の二塁打で2点目をあげ先行。七十七の鈴木貴(下写真右)の投球の前に幾度か満塁の好機を逸したきら銀だが、小島(下写真左)が本領発揮すると勢いに乗り、三回に岩田の適時打。六回には遊佐の安打時に中原が好走塁を見せ追いつくと、齊藤の犠飛で逆転。
小島の投球の前に七十七銀万事休すか…と思われた九回、二死から代打長田のヒットから満塁に持っていき、的場がライトに持っていくタイムリーを放ち同点。更に延長10回、佐藤翼安打、中井が送った後、清野(下写真)がライトスタンドに勝ち越し2点本塁打!。六回途中からリリーフしていた田邊(下の下左)がしめて勝利を納めた。
きらやか銀行は近年培った地力を以て六回までに逆転(下写真右)したが、更なる追加点を阻まれたのが最後の最後に応えてしまった。
【七十七銀行】出場選手
6 的 場
7 佐藤翼
8 佐藤勇
3 中 井
D 長谷川
HD清 野
9 野 村
5 舟 田
H長 田
5 原
4 花 岡
2 石 井
1 鈴木貴
1田 邊
【きらやか銀】出場選手
4 斎 藤
7 岩 田
D 藤 田
HD福 田
5 日 山
9 藤 本
3 建 部
R兼 子
3吉 田
8 中 原
6 遊 佐
2 安 成
1 小 島
1秋 葉
他3試合は下記の通りです。
今日一番注目された対戦だったが、石巻が序盤から押しTDKに先行、五回までに6−0とし予想外の点差をつけ準決勝に進出した。TDKは先発畠山以下6投手を送り出したが劣勢に。上野の本塁打などで反撃したが及ばなかった。
・トヨタ自東 5−1 JR秋田
前年、よもやの苦戦を強いられたトヨタ自東だが、今年は序盤から北見の本塁打や大谷龍太の2長打など攻勢をかけ優位な展開に。投げても中里→吉橋の継投で1失点に抑えた。JR秋田は前試合12点の攻撃力を発揮できず。新人投手も奮闘したが敗者戦に回った。
・JR東北 14−2 JR盛岡(7回コールド)
主戦寺田が久しぶりに先発に立ったJR盛岡は、二回に捕手の生平が2点本塁打を放ち先手をとった。しかし、JR東北は二回に4点あげ逆転すると三回に1点、四回には9点をあげJR盛岡投手陣を攻略。投げても加藤など3投手の継投で三回以降得点を許さなかった。
今日の試合でひとまず準決勝進出チームが決まりました。準決勝は一日間をおいて4日に開催。明日からは「ドーム行きには5日間5連勝」が必要な第二代表決定トーナメントが始まります。大会第3日、4試合の見所を紹介します。
◇県営第一 富士通IC−JR秋田
緒戦日本製紙石巻に激しく迫った富士通はタイプの違う投手が多数そろうJR秋田にどう対峙するか。本間以外の投手の自信確立をも考慮を。
JR秋田は2試合を戦い雰囲気に馴染んだはず。前年敗戦の相手にリベンジを。
◇県営第二 水沢駒形倶−JR盛岡
第二試合は“岩手対決”。県予選準決勝では駒形が前半で差をつけたがJRは二週間弱でチームを立て直した。河内山、村上を先頭にリベンジ図る。駒形は七十七銀行戦で本塁打渦に泣いた。得点に対する執念と嗅覚を基に優位に立ち、再起動を図る。
◇花巻第一 オールいわき−TDK
TDKは起動遅く先手をとられた石巻戦の反省を生かし、再スタートを。06年橋戸賞(MVP)投手・野田コーチ指導の投手陣は成果発揮を。
いわきも緒戦は出だしを突かれた。試合・イニングとも入りを大事に。鈴木裕の負傷が気がかり。松本聖、渡辺勇と出塁しプレッシャーかけたい。
九回二死までリードしながらあと一死で勝利を逃したきらやか銀行はチーム一丸で勝ち星をもぎ取り再起を期したい。二番手以降の投手陣が頑張りムード良化を。
アレッズはJR盛岡に8失点。山上が見せ場つくったが、山口の復調も必要。相手は強力なのは間違いないがポテンシャル発揮して詰めきりたい。
昼の気温はこの時期としては暑い状態に。しかし、夜昼の気温差がより暑さを際立たせるので、その部分は注意してお過ごしいただければ、と思います。今日も「仕事も人生も野球も頑張る」社会人野球選手への応援、よろしくお願いします。長文お付き合いいただきありがとうございました。