今晩は。都市対抗野球東北予選大会は夏を思わせるような猛暑の中大会第3日が行われました。今日は花巻市営球場で行われた2試合を直に、岩手県営球場分は日本野球連盟HP(jaba.or.jp)の記事を基に紹介します。記事中は敬称略です。
◇花巻市営第一試合
オールいわき1=0000010
T D K 20=773012A
緒戦に続いて再び秋田勢との対戦になったオールいわき。なんとか緒戦の反省点を克服せんと挑んだが、14被安打以上に13与四死球が響き点差をつけられた。
TDKは初回にいわき先発の渡辺竹(上写真左)を攻め、飯野のサイクルスチールを皮切りに6四死球3安打で7点奪うと、二回には4適時打で7点、三回にも夏井の三塁打などで3点あげ試合を掌握(中写真右に中心打者近藤)。
いわきは四回に渡辺勇が初安打、猪狩瑛が無得点に抑えると、五回は吉田が牽制刺、六回に二死二、三塁から渡辺勇がレフト前に適時打(中写真左)を放ち意地を見せたが、劣勢は覆せなかった。
終盤も大井の長打などで加点、新人の長谷川(上写真右)、小野と中野の継投、野手は13人登場したTDKが次戦に進出した。
【TDK】出場選手
6 上 野
H4小 幡
8 飯 野
9小 川
78青 木
3 近 藤
R3加藤介
97佐藤秀
D 小坂井
5 皆 川
H5佐藤弘
2 大 井
46夏 井
R6山 本
1 長谷川
1小 野
1中 野
【オールいわき】出場選手
9 松本聖
4 古 村
4鈴木友
7 渡辺勇
8 松本清
D 草 野
3 西 山
2 古 賀
H猪狩孝
5 鵜沼宏
H5鈴木裕
6 白 銀
1 渡辺竹
1猪 狩
1吉 田
1前 田
◇花巻市営第二試合
きらやか銀行 12=00523101
弘前アレッズ 2=00020000
アレッズはDH登用の上で山口(下記写真左)を先発に。きら銀は右サイドの木村(下記写真右)が先発。二回までは山口3、木村4と三振を奪い合っていたが流れが変わったのは三回。きら銀は満塁にしたあと日山のサードゴロエラーと処理の不具合突き一気に3点。更に2点追加し優位に立ったきら銀は四回に2点、五回には藤本の本塁打で3点あげ山口らアレッズ投手陣を攻略した。
アレッズは四回に尾田の押し出しなどで反撃するが根深の打球でタッチアップした下山が刺され、6回から登板し踏ん張り見せた久米田(下写真左)だが八回に深瀬の適時打でコールド圏内に。二番からの反撃機はきら銀三浦(下写真右)のMAX145キロ速球に封じられた。
【弘前アレッズ】
56一 戸
64葛 西
41久米田
2 滝 沢
3 下 山
7 尾 田
8 工藤昌
D5根 深
9 紙 谷
9佐 藤
1 山 口
1山 上
1諏 訪
【きらやか銀行】
4 齊 藤
4兼 子
7 岩 田
H7福 田
9 藤 本
3 日 山
3吉 田
D 長 橋
RD藤 田
5 島 田
6 遊 佐
6伏 見
2 林
2深 瀬
8 飯 塚
1 木 村
1市 毛
1三 浦
続いて岩手県営球場分は以下の通りです。
◇富士通IC 4−2 JR秋田
去年の二の舞を踏むまいと意気込むJR秋田は初戦でも投げた半田が130キロ台の速球を武器に好投。一方富士通も高橋が踏ん張って前半は0-0.均衡が破れたのは6回。八百板飛馬の3点本塁打などで先行。JRは終盤に2点を返したが、高橋→本間の継投の前に届かなかった。
◇JR盛岡 10−0 水沢駒形倶
JRは先日9回二死まで力投した長鈴、駒形はエース齋藤が先発に。ところが試合は思わぬ展開に。二回にJRは大越が満塁本塁打を放つなど5点を先制。6回に3点、9回に2点奪うと、長鈴は駒形打線を完封。駒形は序盤に受けた攻勢で自己のペースに持ち込めず、県予選の逆襲を食らった。
※先日の河内山投手「1球セーブ」記述は誤りでした。お詫び申し上げ訂正します。
正直、JR盛岡と水沢駒形の試合結果は意外でした。リベンジに対しての想いが強いのは想像していましたが、それにしても、です。クラブチームのうち3チームが今日で敗退、JR秋田も含め、4チームが都市対抗での戦いを終えました。暑い中での挑戦、ほんにお疲れさまでした。
では4日に行われる大会第4日の見所を紹介します。県営球場は第一代表決定準決勝、花巻は第二代表決定二回戦(敗者復活)のカードです。
日本製紙石巻は富士通を僅差でかわすとTDKに決定力の差で点差つけ準決勝に。近年は優位に立っているが、抜かりなく戦い夢舞台に近づきたい。
七十七銀行は辛酸なめた一年を払拭するかのように緒戦3本塁打快勝、きらやか銀行戦では九回二死から逆転にもっていった。自信さえつけば資質は折り紙つき。激戦になりそうだ。
◇県営第二試合 トヨタ自東−JR東北
JR東北は緒戦をビッグイニング二度の攻撃力で突破。ここ2年は納得いかない結果だったこともあり、一昨年命脈断たれた因縁の相手にお返しをし東北王者奪還を。
トヨタ自東は去年苦しんだJR秋田に勝ち準決勝に。積み残した宿題は実戦の中で解消を。今年別大会で惜敗をしている相手にリベンジし悲願に近づきたい。
◇花巻第一試合 富士通IC−JR盛岡
前年に続いてほぼ同じシチュエーションで対戦。二週間で変化成長を見せたJR盛岡は河内山、長鈴らイキのいい選手の伸長で去年のお返しを図る。
富士通は日本製紙石巻に惜敗し、JR秋田には集中打で勝ち上がってきた。ここからが厳しくなる都市対抗の厳しさを今年はどのようにして超えていくか。
◇花巻第二試合 TDK−きらやか銀行
去年の第二代表決定戦が敗者二回戦となる本日最注目カード。不本意なスタートになったTDKだが、敗者戦緒戦では長谷川を盛り立てようとする思いで勢いを作った。背水の陣で挑む。
きらやか銀行は“あと一死”に泣いた七十七銀行戦を昨日の試合で払拭できたか。小島、三浦を軸にTDK打線を抑え、接戦から活路を見出だしたい。
明日は盛岡行きを考えていますが、ほんに気温が30℃近くになるのは大変です。皆様もお気をつけてご覧になってください。私も気をつけて見に行くことにします。
あと、カメラの補助電源、踏んだら壊れてしまったのでこれまでは以前のカメラも併用して記事を記してきましたが、昨日やっとちょうどいいものが手に入りましたので、明日の記事からは1600万画素の写真でお送りできると思います。
明日も社会人野球選手の頑張り応援してください。
お付き合いいただきありがとうございました。