都市対抗野球東北二次予選は岩手県盛岡市のきたぎんボールパークで第2代表T4回戦と第1代表T決勝戦が行われました。一球速報ホームページ(baseball.omyutech.com)記載の情報を元に感想を記していきます。
接戦も期待されたカードではあったが、日本製紙石巻が六、七回に集中得点を上げ予想外の大差で勝ち上がった。先制したのはTDK。3回に日本製紙が追いついて前半は1-1の同点のまま試合が進んだが、先述の通り集中攻撃をくらい後手に回ったTDK、反撃を期したが七回の1アウト満塁のチャンスを逸するなど得点機を逸し、前年に続いて代表権を逃すこととなった。
先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点をあげたJR東北が七十七銀行の追撃を
振り切って東北大会優勝を成した。JR東北は初回、三回に2点ずつあげリード。七十七銀行は三回に1点を返すと六回に2点差に追い上げたが、JR東北が九回にダメ押しの1点をあげ最後はきら銀野球部経験者がしめて大会優勝を成し遂げた。
東北の社会人野球は昨年から仙台ターミナルビルがサポートにつき、各種大会での演出などのご協力をしていただいています。更に今大会は勝利投手賞としてJA全農いわてのご協力により、岩手産銀河のしずく5kgが贈呈されています。
ここを5年間で社会人野球の歴史を色々探っていますが、1950年代あたりの新聞は各種大会で商品が集まっていた様子が紹介されていました。一例をあげますと
▽1951年山梨大会
二次予選進出2チームへ「金峰泉サイダー」と「地元生花店による花束」、敢闘チームへ地元商店より「キャラメル60箱」、本塁打賞「大平焼酎」
▽1950年山形予選
ホームラン賞に酒田体育会長より「銘酒『初孫』1本」、他に酒田市長賞、酒田市議会(内容不明)、地元運動具店より優勝チームに商品、その他観客先着100名に団扇。
▽1951年山形予選
鶴岡市長発の敢闘賞、山形県議会副議長の殊勲賞、鶴岡野球連盟会長のホームラン賞(中身不明)
…調べる範囲が狭かったのですが、大会表彰以外に参加自治体首長や地元商品から商品続々寄せられる記事を多く見ました。その後野球に限らず社会が「過剰にお金を使うことを遠慮しましょう」という空気になり、こういう商品などは見かけなくなりました。
私が経験した30年の中では…岩手県知事大会が葛巻で開催されていた時は牛乳関連の商品が、一時期のクラブの大会ではホームラン賞として野球バットが送られていた時もありましたが、これほどの大がかりなものは私が社会人野球やってる中でははじめて。
多くの人に野球場に来ていただく、野球場に来て楽しんでいただく、そして野球そのものに注目してもらう…という機会があるのはいいことだと思ってます。創意工夫払っている関係者の皆様ありがとうございます。
きたぎんボールパーク 11時開始予定
※これまでと開始時間ずれてるの注意してください。
決勝戦敗戦チーム七十七銀行と第2代表決定Tを勝ち抜いてきた日本製紙石巻との対決。第一代表T準決勝では七十七銀行が5-2で勝っているが3日おいての再戦は大一番。日本製紙石巻は強敵TDKに9-1と大差をつけて勝ち上がってきた勢いままに4年ぶりの出場を目指す。七十七銀行は中盤を追い上げる場面も見せたがJR東北に先行され敗者復活戦に回ってきた。大会全体通じて地力を発揮してし続けてはいるだけにその発揮に期待。
今後の記事制作に関しては2つ。
ひとつは6、7月にかけて行われるクラブ野球選手権岩手予選、一関市長旗大会の組み合わせも発表されていますが、拙稿での紹介は都市対抗から一呼吸置いて行うことにします。また、違う媒体-Instagram-ではスライド動画も制作しているので、後にリンク貼ることとします。
今日もおつきあいいただきありがとうございます。最終日、仕事日程空いてしまったので、家事所用も空いたら野球場行きます。