MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

下記ランキング参加しています。にほんブログ村 野球ブログ 社会人野球へ
にほんブログ村
社会人野球ランキング

開幕!一回戦4試合が2会場で行われます―都市対抗野球東北予選、3日の見所【2023社会人野球】

※2日は雨天中止となり、3日に延期となりました。

 都市対抗野球東北二次予選は明日6月2日から秋田県の県営こまち球場、八橋球場2会場で試合が行われます。東北から6県から集まった12チームの紹介はJABAホームページ(jaba.or.jp)あるいは一球速報ページ(https://baseball.omyutech.com/)でもなされてると思いますが、私からも試合順序の紹介も兼ねて記します。試合番組などは一球速報ホームページで最終確認をお願いいたします。
《県立こまち》10時開始予定
▽第1T一回戦 トヨタ自東―エフコムBC
 トヨタ自動車東日本は今年も岩手王者として2次予選に臨む。今シーズン、日立大会ではジェイプロジェクトにサヨナラ勝ち、JABA東北大会ではTDKに勝つも予選敗退。県予選では赤崎野球クラブに大勝スタートも、水沢駒形、JR盛岡には食らいつかれる場面も見せた。都市対抗本大会進出した2018年から5年経過。メンバーも入れ替わり再構築を進めてきた成果をどこまで見せるか。
 エフコムは福島市長旗大会で福島FKC、大崎に勝ち決勝進出も東北マークスに敗れ準優勝。都市対抗県予選は二回戦から登場し、郡山BBCに苦しむ場面も見せたが川俣、いわきに勝ち抜き福島2連覇を成し遂げてきた。去年大会では七十七銀行、水沢駒形に連敗し早々と姿を消しただけに、元NPB選手も加えた今年は「より多く勝ち抜く」を目標に戦いたい。
▽第1T一回戦 能代松陵ク―弘前アレッズ
 能代松陵は1980年代の創部以来、都市対抗では初の東北進出を成し遂げた。春季大会では由利本荘に1勝するもTDKに敗退、県予選では秋田GLANZに序盤の猛攻でコールドで勝つと、ゴールデンリバースとの延長10回激闘を制し東北進出を決めた。昨年クラブカップ大会で県予選優勝、東北本大会でも準優勝したのが飛躍のきっかけとなっただろうか。初の都市対抗東北舞台、どう戦うか注目したい。
 弘前アレッズはここ数年県外大会参加に難儀したが、県内の大会は開催し続けていた分の力は維持し、今回の青森県予選ではキングブリザード、全弘前を突き放し県大会7連覇を成し遂げてきた。前年の東北予選では駒形には食らいついたが、きらやか銀行に守備の乱れから敗れただけに「東北で戦うには」の宿題を越えて、底力を見せて戦いたい。
《八橋球場》10時開始予定
▽第1T一回戦 JR盛岡―オールいわき
 JR盛岡は今シーズン、JR支社大会を経験、都市対抗県予選ではMKSIに先行を許す場面もあったが、準決勝までの2試合を大勝、決勝戦ではトヨタに安打数では上回ったもののここぞの場面で点を失い第2代表として東北を戦う。去年の東北予選はJR秋田に勝つも岩手対決で駒形に敗れ2勝2敗で終えている。東北5強を追いかける先端にいるだけに、今年はひとつ大きな見せ所を作りたいところだ。
 オールいわきは福島市長旗大会でいきなり東北マークスとあたり敗退。県予選ではFKC、郡山イーストに大勝したものの、エフコムには試合の流れを覆せず準優勝で東北進出となった。去年はJR盛岡、トヨタと岩手勢に2連敗。浮き沈みが避けられないクラブチームで10年にわたって福島のトップランナーとして東北勢と戦い続けてきたのは実はすごいこと。矜持を見せたい。
▽第1T一回戦 B-net/山形―水沢駒形倶
 水沢駒形は今シーズンの初公式戦が都市対抗となったが、地力は健在で予選から勝ち上がった盛岡球友に大勝、準決勝でのトヨタ自東戦でも終盤逆転はくらったが、代表決定戦ではオール江刺に先行し続け、東北の舞台に今年も立つこととなった。一昨年の東北4位で注目された昨年は躍進も期待されたが、3勝するも東北5強の前には膝を屈してきた。個性派選手が注目されるが、今年はどういう立ち振る舞いを見せるか。
 山形は昨年活動を休止したきらやか銀行野球部員を中心に、地域の有志で立ち上げた新設クラブチーム。地域の高校と練習試合を経て臨んだ県予選では、同じく新興チームの片山商会、決勝戦では現行チームとしては初の優勝を目指した新庄球友クに大勝し42年ぶりの山形王者交代。去年山形代表のきらやか銀行は地元開催ということで地力を見せ、七十七銀行には敗れたもののアレッズ、トヨタに勝ち、JR東北に食らいつく姿を見せた。状況も環境も変わった新チームがどのように東北に挑むのか注目していきたい。

 …ということでみどころ4試合記してきました。天気予報見てると台風2号が既に影響を及ぼし始めているとのこと。沖縄がモロに受けていますが、いずれ気候の変動とは避けられそうもありません。
 2020、21年を除いてはだいたい梅雨時期に行われることが多い都市対抗予選。特にクラブチームはそうですが「試合に臨む体制を作る」ことそのものが1つの戦いとなります。当事者は大変なことと思いますが、万難排して野球場のグラウンドで躍動してください。
 記事にお付き合いいただきありがとうございました。
下記ランキングに参加しています。にほんブログ村 野球ブログ 社会人野球へ
にほんブログ村