MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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江刺、アレッズ苦杯。優勝はしらおい―北海道・東北クラブ交流大会試合結果【2023社会人野球】

 9月30日、10月1日の2日間、日本製鉄室蘭球場で行われた北海道・東北クラブ交流大会の結果を記します。情報元は一球速報(https://baseball.omyutech.com/)より。
▽一回戦 ウイン北広島8―0 オール江刺
 江刺はチームを支える左腕投手が先発したが、今シーズン注目度も高めている北広島が初回に4点を先制しペースを握る。以降も毎回得点を上げ終始圧倒。江刺は選手交代によるリズムの転換ができず、四、五回には得点圏にランナーを進めるも封じられ五回コールドを喫した。
▽一回戦 弘前アレッズ8―7 北海ブルーウェーブ
 チーム創設3年で初の他地区対戦大会進出を果たした北海ブルーウェーブ相手にアレッズが先達の意地を見せ、三回に6得点など圧倒するかに見えたが、北海は最終七回に5得点を上げ、1点差まで詰める戦いぶりを見せた。
▽準決勝 WEEDしらおい2―0 ウイン北広島
 球速150km台を誇るエースが登場した北広島。しかし何回も対戦しているしらおいは試合前半を接戦で折り返し、五回裏に2点先制するとその後北広島に反撃を許さず逃げ切った。
▽準決勝 札幌ブルーインズ7―6 弘前アレッズ
 アレッズは前日の試合同様三回に5得点をあげ試合の流れを持って行ったかに思われたが、ブルーインズが三回に3点を取り返すと五回に1点、最終七回には弘前の投手陣から3点を奪い逆転サヨナラで決勝進出を決めた。
▽決勝戦 WEEDしらおい 10―2 札幌ブルーインズ
 前試合の勢いをかり北海道クラブ選手権のリベンジを狙ったブルーインズだったが、しらおいはその出鼻をくじき初回3回先取。ブルーインズは四回に2点を返すが、しらおいは五回に5点をあげコールドに持っていった。
 
 今シーズン、北海道のクラブ王者は札幌ホーネッツ。しらおいはそれを追いかける気勢あげる優勝を成しました。また、東北勢は1勝2敗。海峡越えて室蘭に行くだけでも大変だったと思います。
 今回注目は札幌ブルーインズブルーインズのホームページにチームの歴史が紹介されていたので、要点を引用・紹介します。
・創部は1982年、東部札幌クラブとして。
・1986年6月から札幌ブルーインズに名称変更。ブルーインズは「童話に出てくるような可愛らしいクマ」からの命名のようです。
・クラブ選手権本大会に1985年、89年、92年の3大会出場。
 ブルーインズが創立したあたりは、古豪の函館オーシャン、小樽協会、70年代に創設した札幌フライヤーズに、札幌野人クラブの存在が北海道のクラブチームの陣容でした。80年代から企業チームの縮小と入れ替わるようにクラブチームが設立。動態は結構なものがありました―何しろ「参加費未納により除名されたチーム」もあった―が、その中で長年根を張って活動してきたチーム。今回は北海道クラブ選手権で函館オーシャンやウイン北広島をも破り、この大会に進出してきたのは見事な戦いぶりでした。
 今年、古豪だったけど近年は苦しんできた、というチームが長年続けてきた底力を見せて上位大会に進出してくるという様子をいくつか見ています。なかなか活動がしぼむと、続ける気力もしぼんだりもしますが、それに屈しないで続けてきたことそのものに敬意を表すものです。
 大会を運営した北海道連盟の尽力とともに、社会人野球ファンでSNSで大会の様子を知らせてくれた“こばち”さん(@ckwb10)、“みつる”さん(@K_mitsuru)に感謝を申し上げるものです。関わられた皆様、お疲れ様でした。

 今週末7、8日には福島県で東北連盟会長大会2部門が開催。第二週末開催の北上市長杯の組み合わせも発表。各々開催週の土曜朝までに記事をあげられればと。10月3大会はおそらく紹介記事→試合結果記事は一括、という塩梅で記事制作を進めることになります。ご了承ください。おつきあいいただきましてありがとうございました。
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