お晩でございます。台風が迫ってくる予報の中、北海道・東北交流大会第2日が函館オーシャンスタジアムで行われました。3試合の結果をJABA北海道(jaba.or.jpからチーム紹介・北海道)のHPの情報を基に記していきます。
今季はこの大会から登板している葛西が先発のアレッズは三回に先制するも、トランシスはすかさず逆転。六回にアレッズが同点に追いついたが後半は両者得点に至らずタイブレークに。アレッズの攻勢を高田が食い止めると、その裏にトランシスがサヨナラの1点を叩きだし試合を決めた。
◇WEEDしらおい 7−1 釜石野球団
岩手県大会からの快進撃ままに突き進みたかった釜石だが、経験豊富なしらおいに三回までで0−5に。しらおいはその後も追加点を奪うと、高橋が1失点完投で「古豪継承者対決」を制した。釜石は四回に1点返すも全国レベルの壁に突き当たり歩みを止めた。
◇トランシス 12−5 WEEDしらおい
今年クラブ選手権道予選準決勝ではトランシスが勝ち、しらおいとしてはリベンジを狙ったが、トランシスが攻撃力を1試合通じて発揮。ビッグイニング二度形成し優勝を果たした。しらおいは七回までに3点差まで詰めたが九回の4失点で止めを刺された。
表彰選手は下記の通りです。敬称は略します。
京極 涼(トランシス・最高殊勲選手賞)
西谷圭祐(WEEDしらおい・敢闘賞)
おめでとうございました。
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第一回函館 第二回弘前
優 勝 トランシス ホーネッツ
BEST4 小樽協会 小樽協会
盛岡球友倶 互大設備Dク
一回戦 東北マークス 盛友クラブ
函館太洋倶 オール苫小牧
ウイン北広島 HOKUTO
第三回の大会も無事に終わりました。元々は北海道新幹線もできて、その交流を、ということで始まった大会。これが「東日本クラブカップがなくなり、クラブ選手権予選1位以外は県外での公式戦経験が少なくなる」北海道側と「クラブ選手権東北予選進出するには強豪チームの壁が厚い」東北側の思惑が一致しての「上を目指す大会」として存在することになりました。
上記に第一回、第二回の成績&参加チームの成績もざっと書いておきましたが、東北勢のチームがどうにも分が悪く。それでも東北クラブカップ突破チームから毎年1チームは見せ場をつくり、今年も釜石野球団が県大会からの勢いそのままにこの大会までで8勝あげる奮闘を見せました。中々駒形、江刺の二強を越えるのも楽ではありませんが、こういう大会を経験することで“ヤマ”を越えていく力をつけていく。社会人野球は戦力維持も簡単でなく、一年単位でも状況が変わるのを踏まえながら、次に繋げていただきたいと思います。
北海道は過去数年間クラブ選手権に出ていたしらおい、トランシスが予選敗退。勝ち抜いたウイン北広島が全国ベスト4に勝ち上がりました。有力数チームで全国に挑める東北と違い、1位にならなければ西武ドームにたどり着けない北海道。ライバルの躍進を横目に、目前の大会で躍動を見せました。
シーズンの過ごし方を様々考えさせられるシーンもありますが、この「セカンドチャンス」的な大会が有効に生きれば、と願い記述を終わります。