MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

下記ランキング参加しています。にほんブログ村 野球ブログ 社会人野球へ
にほんブログ村
社会人野球ランキング

クラブ野球選手権東北予選特集①―東北代表、チーム別本大会勝敗図表【2023社会人野球】

 今週はクラブ野球選手権東北予選特集をお送りします。第1弾はクラブ選手権本大会出場チームの戦績紹介です。各年度毎の出場チーム一覧のあとにチームごと勝敗数を表示していきます。まずは出場チーム一覧。

 次は各チーム毎の勝敗表。左からチーム名、勝敗、本大会出場回数+準決勝進出回数(四強)、準優勝回数(準V)、優勝回数(優勝)◎→都市対抗野球本大会出場経験、○→日本選手権本大会出場経験、前NTT東北のマークスはクラブ化以降。
 
青森県
 全弘前倶楽部 4―5 出5、四強2
 弘前アレッズ 1―6 出6
 羽柴ファイターズ  0―1 出1
 ブルースヨシフォレスト 0―1 出1
 青森県からは4チームが全国大会に出場。80年代に県クラブ9連覇を果たし県内企業とも互した全弘前が全国大会でも4勝をあげた経験を持つ。同じ弘前市で2012年旗揚げした弘前アレッズは6度全国大会出場で今や青森を代表するチームに。03年に地元著名人“羽柴秀吉”氏のスポンサードを受けた羽柴ファイターズが一度、吉幾三氏の協力を得たブルースヨシフォレストが一度全国大会に出場している。
 
山形県
 鶴岡野球ク  1―5 出5 四強1
 新庄球友ク  0―2 出2
 76年以降クラブ9チーム活動していたが、全国大会に進出したのは鶴岡、新庄の2チームのみ。鶴岡ヤンガース、鶴商OBが合併した鶴岡クラブ(当時)が78年準決勝進出。21世紀に入ってからは新庄が2度全国大会に進出している。
 
秋田県
 ゴールデンリバース 3―7 出7※2
 東肥ク→秋田ク3―5 出7、四強1
 秋田王冠ク  3―2 出4、四強1
 ユーランドク 1―4 出4※2
 能代松陵ク  0―3 出3
 秋経大校友ク 0―2 出2※1
 互大設備ク  0―1 出1
 由利本荘ク  0―1 出1
 大曲BBC  0―1 出1
※1ノースアジア大校友クを経て、現秋田GLANZ。
※2ユーランド休止後、メンバーがリバース立ち上げ。両チーム合計では「4―11、出11」
 クラブ選手権開催当初は参加チームがない時期もあった秋田だが、企業チームから転じた東肥クが先駆けとなり四強も経験。21世紀に入ってからはユーランドク→後継のゴールデンリバースが、出場すれば一勝はあげられる状態にまで持ってきた。クラブ登録8チーム全てがクラブ選本大会出場経験(期間中登録チームでも11分の9、未出場は秋商ク、サトウクラブ)を持つ稀有な地域。
 
宮城県
 東北マークス 8―11 出11、四強2
 TFUクラブ 1―5 出5
 石巻日和倶  1―4 出4
 白山クラブ  1―3 出3
 サニークラブ 1―2 出2
 東北クラブ  1―1 出1
 気仙沼クラブ 0―3 出3
 五ツ橋クラブ 0―1 出1
 白石クラブ  0―1 出1
 仙台球友ク  0―1 出1
 クラブ選開催前には仙台球友が都市対抗予選で旋風も起こしたこともあったが、群雄割拠の状況に。チーム増加により1986年から宮城県に単独枠が設けられ、代わる代わる全国挑戦、古豪石巻日和は全国一勝。強さを見せ始めたのはNTT東北が転じた東北マークスがクラブ選手権に参加するようになってから。大学の強豪、東北福祉大学につながるTFUクラブも時折全国に進出している。
 
福島県
○オール常交  9―2 出3、四強1、準V1、優勝1※3
 郡山BBC  4―9 出9、準V1
 エフコムBC 4―6 出6、四強1※4
 全白河クラブ 2―6 出6
 郡山水産ク  2―1 出1
 北斗野球ク  1―2 出2
 会津若松ク  1―1 出1
 保原クラブ  1―1 出1
 オールいわき 0―5 出5※3
 学石OBク  0―1 出1
 福島クラブ  0―1 出1
 福島硬友ク  0―1 出1
 いわき菊田ク 0―1 出1
※3オール常交休止後、メンバーがオールいわき立ち上げ。両チーム合計では「9―7、出8、四強1、準V1、優勝1」
※4 旧名富士通アイソテック
 一時はクラブチーム加盟30を超えるチーム数を誇った福島県。その中でオール常交は3度の出場ながら優勝、準優勝を1度ずつ達成するなど確かな力量を見せた。その後継チームのオールいわきも5度全国に出場している。近年では富士通アイソテック→エフコムBCが強さを見せ、全国ベスト4にも一度進出。9度出場の郡山BBCは準優勝も経験。同じ地区の郡山水産は四強経験(都市対抗県予選でもヨークベニマルを破って優勝経験あり)するなど13チームが全国部隊を経験している。
 
岩手県
 水沢駒形倶  16―23 出23、四強3、準V2
 一関三星倶  11―6 出7、四強1、準V2、優勝1※5
 久慈クラブ  3―8 出8、四強1
 オール江刺  3―7 出7
 高田クラブ  2―4 出4
 赤崎野球ク  1―3 出3
赤べこ軍団  1―1 出1
 全久慈    0―2 出2
 釜石野球団  0―2 出2
 オール不来方 0―1 出1
 北上球友   0―1 出1※6
※5 現一関BBC
※6 現北上REDS
 岩手からは11チームが全国に進出した中、1番目立つのは水沢駒形。2度の準優勝、3度のベスト4と「クラブを超えるクラブチーム」への取り組みが形となって現れている。一関三星は80年代後半から90年代前半にかけて強さを見せ全国制覇も経験。久慈クラブもベスト4を一度経験している。江刺は08年に全国2勝。高田、赤崎の気仙地区チームも全国勝利を経験している。
 
 東北地区全体の勝利数のランキングは以下の通りになります。
 水沢駒形倶 16―23
 一関三星倶 11―6
 オール常交 9―2
 東北マークス8―11
 郡山BBC 4―9
 富士通アイソテック4―6
 全弘前倶楽部4―5
 久慈クラブ 3―8
 ゴールデンリバース3―7
 オール江刺 3―7
 この図表作り終わって。次回記事でもう少し詳しく記述しますが、東北の予選形式、大会が始まって23大会は岩手、福島で単独出場権を保持、一方で青森、秋田、山形は3県合わせて代表枠1という時期が長くありました。硬式高校野球のように各県が平等に代表枠1を得ているわけではなく、県毎にアンバランスになっていることを認識の上でご覧いただければと願います。
 次回は99年以降の東北予選出場チーム戦績を紹介します。
下記ランキングに参加しています。にほんブログ村 野球ブログ 社会人野球へ
にほんブログ村