MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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赤崎野球クはTBで敗退、熱戦15試合優勝は八千代Ageに! 一関市長旗大会15試合結果【社会人野球2024】

 7月13日にかけて一関市内4球場で一関市長旗大会が行われました。拙稿では毎日ごとに記録できればよかったのですが、昨日は私の関わる赤崎野球クラブの試合+所用で2球場を歩き回り早朝勤と合わせて体力の限界に達して爆睡、今日も昼仕事があったので記事制作が夜中になってしまいました。前回記事では予定記事がとてつもなく大きくなってしまうので、前後半2つに分けます。今項では行われた15試合の結果の様子を、関わった赤崎野球クラブ-片山商会に関しては直接の記述で、その他14試合については一球速報ホームページを見ての感想として記します。

▽一回戦 片山商会BC 9-8 赤崎野球ク

 赤崎 5000100002=8

 片山 0220000023=9

 猛暑の中の長時間試合となったこの試合は最後タイブレークに持ち込み、片山が総力戦で赤崎を上回り一勝もぎ取った。赤崎は初回片山先発投手の立ち上がりを突き野手の間を抜く打撃で五点を先制。その後もランナーを出し好機はつくるがホームにあと一歩届かずの攻撃を繰り返してる間に片山が二、三回と2点ずつ返し追い上げる。

 赤崎は五回適時打で2点リード。その後は安定した力量を見せる赤崎先発投手がランナーを出しながらも打たせ取りリズムよく試合を進め、九回にダメ押し点を上げたかに思われたが、本塁突入を試みたランナーが負傷し無得点に。

 片山がその裏に巧打で2点をあげ同点に追いつくが、サヨナラとなる3点目は赤崎センターの好送球で阻止し延長タイブレークに。十回表、センターの選手がセンターオーバーのタイムリーヒットを放ち2点を勝ち越すが、出場可能選手がギリギリの状況の中キャプテンが抜けた影響が現れたのか、十回裏に片山の攻勢を受け先発投手が降板、「登板は10年以上ぶり」の選手に託したがその初球がサヨナラ安打となってしまい、赤崎は無念の敗退。片山は執念のサヨナラ勝ちで二回戦に進出した。

▽一回戦 八千代Age 13-4 一関BBC

 開催地地元の一関は今シーズン初勝利を狙い二回に一気に攻勢をかけ4点上げリード。先制をしていた八千代は一関に押され気味にもなったが、五回に7得点を集中し逆転、七回にも得点をあげるとコールドに持ち込んだ。

▽一回戦 弘前アレッズ 10-0 TSUKUMO-BC

 この後に東北大会を控える弘前アレッズは初回から攻勢をかけ、四回までにコールド圏内の点差をつける。TSUKUMO-BCも反撃を試みたが得点には結ばず、逆に弘前が六回に2点を追加し10対0。TSUKUMO-BCはとうとう得点を上げることができず敗れ去った。

▽一回戦 水沢駒形倶 12-2 オール高崎ク

 群馬県勢として久しぶりの出場となるオール高崎は初回に先制こそ食らうが三回に追いつくなど意気込みを見せる。しかし全国区の力量を誇る駒形は三回裏に2点を返すと、以降攻撃をかけ五、六回には4点あげコールド圏内に。高崎は六回に1点を返したが及ばなかった。

▽一回戦 REVENGE99 10-1 オール江刺

 全国進出経験を持つ両チームの対戦は前半は激しい鍔迫り合いの中0対0で折り返すが、六回に一気に試合の流れがREVENGE99に傾き、打者一巡以上の攻勢を見せ10得点あげ大量リード。一気に劣勢に立たされた江刺は七回に1点を返したが集中失点の前に泣いた。

▽一回戦 東北マークス 15-2 ウイン北広島

 東北マークスは初回から分厚い攻撃を見せ四回までで12得点を上げる。先週までクラブ野球選手権を戦っていた北広島は、3週間連続で体制を整えて全力で立ち向かったものの、マークスの攻勢の前に2点をあげるのがようやくという形で無念の敗退を喫した。

▽一回戦 ゴールデンリバース 4-3 全大宮野球団

 ゴールデンリバースは初回に2点を先制すると三回にも追加点。大宮は三、四回に合わせて3点を返すが、四回にあげた1点が効いた格好に。五回以降は両チーム守備陣が力量を発揮したが、中盤までの攻勢で一歩を上回ったリバースが二回戦進出となった。

▽一回戦 全府中野球倶 3-1 エフコムBC

 こちらも全国区チームの対戦。全府中が初回、四回に1点ずつ加点。エフコムは五回に1点を返すが、「次の1点をどちらかとるか」という展開となった六回に得点をあげた全府中がそのまま逃げ切った。

▽二回戦 八千代Age6-3 REVENGE99

 前年クラブ選本大会に進出していたREVENGE99が初回から攻勢をかけるが、八千代はじわじわと追い上げを見せると四回に3点をあげ逆転。五回の1点も利いた八千代はREVENGEの反撃を抑え込み2日目に進出した。REVENGEは九回に1点こそ返したが二の矢がつげず中盤の攻勢に食いを残した。

▽二回戦 ゴールデンリバース14-4 片山商会BC

 実績で上回るゴールデンリバースが初回から攻勢をかけ、初回に2点を先制すると徐々に追加点をあげ、片山商会が1点を返した五回裏には一気に大量9点をあげ勝負の流れを決定づけた。同一日で2連戦という厳しい状況の中奮闘した片山商会はこの試合も総力戦で挑み、七回に3得点をあげ爪痕を残した。

▽二回戦 東北マークス7-5 弘前アレッズ

 クラブ選手権東北予選を睨んだ両チームの戦いは、「計算ずく」以上の激しい火花を散らし合い接戦に。マークスが四回に3点を上げリードするかに見せたが、アレッズもその後2点をあげ追撃。マークスが八回に3点をあげ突き放したかに見えたが、アレッズは九回に2点を返し底力を見せた。選手負傷が相次いだのだけが悔やまれた。

▽二回戦 全府中野球倶 4-2 水沢駒形倶

 この後のクラブ選関東予選を控えた全府中はまさに試される「1日2試合目」の激戦。初回裏にNPBも経験した選手の本塁打で先制。駒形は四回に1点を返したが、その後七、八回に全府中が追加点。駒形は九回に1点を返したものの全府中の気迫の前にあと一歩及ばなかった。

 書いてみると凄まじいですね。あの岩手県のクラブ野球選手権でも1日最多では8試合です。で、この大会は16チーム参加で2日間で大会を完了する仕組みになっているから、初日は一気に12試合を消化するという形に。各球場では一関の野球協会所属チームの方々にご協力をいただいています。1ファン、1チームの関係者ですが、暑い連休の最中にこういう形でご協力いただいてることにありがたく思っております。

 続きまして14日。一気に使用会場が一関運動公園一つに。ここで行われた準決勝・決勝戦の模様は下記の通りです。

▽準決勝 八千代Age 15-1 ゴールデンリバース

 何と言っても初回の八千代9得点が試合の流れを大きく傾けるものとなった。八千代は三回から五回の間にも6得点を追加し15得点の攻勢。各種大会参加の兼ね合いで十二分な体制をつくれなかったゴールデンリバース、その中で奮戦も見せたが初回の先制パンチが効き無念の敗退を喫した。

▽準決勝 東北マークス 7-6 全府中野球倶

 三回に東北マークスが先制したが、四回に全府中が2点をあげ逆転、このまま接戦かという流れになったが東北マークスが六、七回とで6得点の猛攻撃を見せるその攻勢につられて全府中も攻撃陣が活性化したが、マークスがあと一歩を食い止め接戦を制した。

▽決勝戦 八千代Age 8-5 東北マークス

 2日間3試合の激戦を勝ち抜き決勝に進出した両チーム。ここまで来たら計算もクソもないとばかりに意地の張り合いを見せ、八千代は四回までに3点をリードするが、その後東北マークスが五回までに逆転、七回にも追加点をあげるが、八千代が九回に2点をあげ延長戦に持ち込む。延長タイブレークでは八千代が一気に3点をたたみかけ優位な立場に持っていくと、その後の東北マークスの攻撃を無得点に食い止め、千葉県勢2年連続、八千代Ageとしてはこの大会初優勝を成し遂げた。

 八千代Ageのここ数年の実績というのが分かりませんが、千葉県以上の優勝というのは初めてじゃないでしょうか。ただ、関東圏内で行われている各種大会の成績を全部わかっているわけじゃないので、そこはちょっと誰か調べていただくとして…それ抜きにしても、各県を代表するチームが集まっているこの大会で、近年全国を経験しているチームをなぎ倒しての優勝というのは八千代にとって自信になるのではないでしょうか。千葉県のクラブ勢といえば都市対抗にも出場したハナマウイ、あるいは千葉熱血などの先達・有力チームもありますが、それらを追いかけるチームにとっても「じゃあ俺たちも」という気にさせる結果になったものと思われます。

 東北勢は2日目に2チームが残り、東北マークスが準優勝。やはり力のたしかさというのは確かにあります(去年もろに食らってます)なんでこのチームが全国では勝てないのと思わせるくらい。近年「チームがぶつかっている壁を突破している」姿も見ているので、東北マークスにもきっとその時は来るというふうに期待して見届けておきます(当然対戦する時は以下省略)。

 岩手県勢は4チームが参加し、水沢駒形が1勝。赤崎野球クラブも1勝のチャンスはあったのですが、もうちょっと欲を出していけばよかったのかな、と思わせるシーンもありました。それでもこの日登板した投手は土壇場に強い投手で、自分の今もてる力量をフルに発揮して頑張っていただきました。これまでの2試合で攻撃力が課題だったわけですが、それを復調させるきっかけも見せてくれました。

 クリーンアップトリオは3兄弟で形勢という珍しい形になりました―記名のスコアボードでないのが残念―。3人ともそれぞれタイプが違う強打者。共通してるのは右打ちですげえバッティングをする-こんな書き方しか出来ない伊東は後で3人に土下座してこい-。それも含めて、できたことは自信に持って今後参加する大会に挑もうと考えており―ます。

 火曜日にようやく完成となりまして、残りの後半はいつに完成させられるか。後編記事ではこの大会でも応援活動を行ったので「応援活動記」、もう一つはこの大会をSNSで広げてくれた皆様へのお礼も兼ねて「社会人野球とSNS」という部分に関して触れて行こうと考えております。

 長い記事でしたがおつきあいいただきましてありがとうございました。

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