MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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2018社会人野球-岩手県各チームの戦いを振り返る(前編)

 年始の忙しい中いかがお過ごしでしょうか。恒例の―まあ10年代前半はサボってましたが、黒歴史は忘れることにして―まとめ記事を記していきます。例年は年間勝利数の順番でチームの戦いぶりを書いていますが、今年に関してはここ30年成し得なかった偉業を達成したという部分を踏まえてトヨタ自東を先頭に記していきます。今年も岩手県の社会人野球を支えたのは企業でトヨタ自動車東日本、クラブで水沢駒形倶楽部。この2チームの戦いぶりから振り返っていきます。

◎省略→県知事(県知事旗春季)都市(都市対抗)ク選(クラブ選手権)CC(クラブカップ)毎日秋(毎日旗秋季大会、クor企は各々の部)自治体名は大会名省略、日本選手権は「東北予選」省略。アマ王座戦は開催しませんでした。

トヨタ自動車東日本 13勝13敗

静岡予選L敗退、東北予選L敗退

県知事旗優勝、震災交流試合1敗

都市県予選優勝、東北優勝、本大会一回戦

岩手定期戦優勝、日本選手権準決勝

毎日秋企優勝・毎日旗戦敗戦、東北会長一回戦

《表彰選手など》

 阿世知暢(年間B9、県知事最優秀、秋季企業最優秀)

 小野勝司(年間B9、都市県打撃、都市東北首位、秋季企業打撃)

 北見昂之(年間B9、都市東北最優秀)

 大谷龍太(年間B9、県知事打撃)

 後藤洋祐(年間B9、都市県打撃)

 林 竜希(都市東北打撃)

 中里優介(定期戦最優秀)

 関口 翔(定期戦打撃)

 三鬼賢常(年間監督賞)

 藤本泰輔(年間コーチ)

 応援団(都市東北特別賞)

◆水沢駒形倶楽部 15勝8敗

県知事二回戦、一関準優勝

都市県準優勝、東北第2T一回戦

ク選県優勝、東北敗者T決定戦、

毎日秋ク優勝・毎日旗戦勝利、東北会長準優勝

《表彰選手》

 横倉怜武(年間B9、都市県敢闘)

 菅原瑛真(年間B9、ク選県最優秀、一関敢闘、一関首位)

 玉城宏二(年間B9、ク選県打撃)

 松本智広(秋季クラブ最優秀) 

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 トヨタ自東はJABA静岡、同東北大会では予選リーグ敗退。しかし例年よりも早くチームの活動を始められたことから都市対抗県予選では決勝の水沢駒形にも大差をつけ6連覇。東北予選でもJR秋田をに勝ち、JR東北にはペースを握り続け決勝に進出すると、第一代表決定戦=決勝戦では日本製紙石巻に競り勝ちチームとして念願の初全国、県勢としても31年ぶりの東北大会優勝を成し遂げました。本大会では長年の歴史を持つ東芝に苦戦を強いられましたが、都市対抗以降もダレず、日本選手権東北予選では日本製紙石巻を返り討ち、きらやか銀行に惜敗も6時間延長18回の熱戦を演じ、年間通じては敗戦数も多かったものの勝負どころで競り勝って大きな経験をえた一年となりました。結成7年、世代交代も図りながらチームのさらなる進化を目指しにいきます。

 水沢駒形はセンターラインのメンバーが若返り、都市対抗県予選準決勝まで昇り調子見せていたもの、決勝でトヨタに大敗、東北予選でも企業チーム相手に苦戦。クラブ野球選手権でも岩手、東北各地域のチームから猛追を受け、第3・第4代表決定戦で弘前アレッズに敗れ本大会を逃し、同大会岩手勢初の不出場という場に立ち会うことになってしまいました。しかしこれで折れる駒形ではなく、松本智広、河野、菅原各選手の成長をもあり毎日旗秋季大会ではトヨタ自東に勝つなど来年へ向けての好材料も作り出しシーズンを終えました。

 岩手県社会人野球のターニングポイントに居合わせた。両チーム最前線で戦うがゆえにそういうそういう部分を担う場面が多くあります 来年も参加各チームの大きな壁大きなライバルであり続けるでしょう。しっかり向き合っていきます。

◆オール江刺 10勝10敗

福島市長旗二回戦、県知事二回戦

都市県4位

ク選県準優勝、東北敗者T一回戦

一関一回戦、毎日秋ク準優勝、北上三回戦

《表彰選手》

 菊地智己(年間新人、ク選県敢闘)

 村岡康仁(年間B9)

 藤野浩明(秋季クラブ打撃)

 菅原 祥(秋季クラブ敢闘)

矢巾硬式クラブ 9勝3敗

都市県四回戦、ク選県三回戦

CC県準優勝、CC東北優勝

《表彰選手》

 去石晴希(CC県敢闘)

 細川 潤(CC東北最優秀)

 斉藤 輝(CC東北打撃)

◆釜石野球団 8勝3敗

ク選県一回戦

CC県優勝、東北準優勝、北海道東北交流大会二回戦

《表彰選手》

 菊池健太郎(CC県最優秀,CC東北敢闘)

 佐々木憲佑(CC県打撃)

◆JR盛岡 6勝9敗

県知事準優勝、県定期戦3位、日本選手権予選一回戦、

都市県3位、東北第2T三回

毎日秋企準優勝、東北会長一回戦。

※JR支社(盛岡、秋田、新潟、水戸、千葉)大会は情報入手ありません。

《表彰選手》

 高橋  敦(年間B9)

 河内山拓樹(知事敢闘)

 三森 寛人(秋季企業敢闘)

◆盛岡球友倶楽部 6勝4敗

都市県四回戦、ク選県三回戦、弘前二回戦、CC県準決勝

《表彰選手》

 千葉奨之(年間「渡邊学」賞)

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 ここでは岩手の二強を追いかけるチームを記します。

 オール江刺は春先の福島大会、県知事春季大会ともに一勝ずつ。シードとして臨んだ都市対抗では二次進出戦で2連敗で東北予選を進出を阻まれましたが、以降去年今年と入ってきた若手投手育成に力を注ぎ、その過程でクラブ選では東北予選3試合、投手では菊池智己、野手では岩城、吉田、高橋比呂各選手とレギュラーに名乗りをあげた若手も。毎日旗でクラブ準優勝となった一方で北上大会では遠野に不覚を取りましたが、再びの西武ドーム都市対抗の東北予選進出を狙いに行きます。

 JR盛岡は県知事大会で準優勝、都市対抗では矢巾にあわや番狂わせの場面もありましたが、関口和磨の2イニング連続満塁ホームランという偉業で江刺をリードし東北進出。東北予選では今季入団した長鈴、村上両投手、三森捕手が活躍。富士通ICにリベンジするなど敗者復活3回戦まで勝ち上がりました。以降の大会では苦戦を強いられましたが『東北六強』を追いかける一歩目となったシーズンといえます。

 クラブ選手権本大会に県勢なし…から1ヶ月、東北クラブカップでは岩手から出場した矢巾ク、釜石野球団が東北他県チーム相手に堂々の戦いぶりを見せます。県大会5試合を戦い抜き優勝した釜石は二十歳のキャプテン菊池健太郎投手がムードを作り 、本命視されていたTFUクラブ、意欲的なスタイルを見せる福島硬友を破り決勝。矢巾クは全国大会の経験を持つ大曲BCに競り勝つと、新庄球友相手にも勝ち、決勝は岩手県2チームで戦うという状態に持って行きました。東北・北海道交流大会は釜石野球団のみがエントリーし一勝をあげ、岩手クラブ野球の存在感を見せてくれました。

 また8月に行われた弘前大会では盛岡球友倶が一勝。キャプテンもユニフォームも変わり、各種大会で安定して上位に進出。次世代レギュラー候補生の中から千葉選手が渡邊学賞を受賞するなど来期に向けての明るい材料をも見えました。     ―◆―◆―◆―◆―◆―◆―◆―◆―◆―

 思ったより文字数が多くなりすぎました。前・後半に分けてエントリすることにしますので、今項は一旦閉じます。

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