今晩は。クラブ野球選手権の東北予選が3日開幕と迫ってきました。クラブチームにとっては一番の目標となる西武ドームを目指す最終関門、10チームが福島に集って「一回戦カット敗者復活トーナメント」で代表4枠を争います。では出場チーム紹介。選手名は敬称略、試合情報は日本野球連盟(jaba.or.jp)を参考にしました。
◇富士通アイソテッククラブ(福島1)
前年は)アレッズやマークスとの競り合い制し東北王者に。本大会は浜松の140キロ半ば速球投手に苦杯。
今年は)都市対抗県優勝、東北予選1勝2敗。一関大会は準決勝進出。
今予選)直前の都市対抗東北予選もあり厳しい日程も高橋、安田が力投し優勝。
寸評)やはりエース本間、主力打者村島、八百板が鍵。今年も都市東北で唯一クラブで勝っているので、注目もマークも受けるが連続王者狙う。
◇オールいわきクラブ(福島2)
前年は)一度はリバースに勝つも、敗者復活戦でリベンジ食らい代表逃す。
今年は)県内は安定して上位に。都市対抗は県準優勝、東北予選2敗。
今予選)渡辺竹が都市対抗での借り返す奮投など厳しい日程乗り越え準優勝。
寸評)投手陣は松本、渡辺竹軸に連戦対応を。打者では松本聖、鈴木裕の出塁で流れつかみたい。経験を積み4年ぶりのドーム目指す。
◇郡山イーストジャパンク(福島3)
前年は)県予選準決勝でいわきに敗れ東北行き逃す。
今年は)都市対抗は不戦勝の後1敗。
今予選)いわき菊田に勝利後、福島クの棄権で県予選突破。準決勝で富士通に敗戦。
寸評)結成後意識高い取り組みは見せているがまだクラブ選手権での本大会進出は未達。今回は突き抜けたい。
◇郡山BBC(福島4)
前年は)県予選一回戦敗退。
今年は)都市対抗県予選三回戦。
今予選)一回戦から登場。福島硬友や全白河を僅差で破り東北出場権を得た。
寸評)県予選は投手陣中心に粘り勝って3勝し東北に。元々は全国準優勝(90年代)も経験。07年以来の出場で再興といくか。
◇鶴岡野球ク(山形)
前年は)地元開催で錦を飾りたかったが代表決定戦2連敗で全国届かず。
今年は)都市対抗は県予選1勝もきらやか銀行に敗戦。
今予選)リーグ戦、天童には後半逆転、新庄にも後半に追いつき東北進出権を得た。
寸評)木俣、冨樫を軸に連戦対応可。ここ数年積んだ経験値の発揮し山形勢13年ぶりの西武ドームめざす。
◇東北マークス(宮城)
前年は)15、16年の鬱憤晴らし全国進出。本大会では代替わりしたメンバーが箕島の洗礼を受けた。
今年は)都市対抗は企業2チームに苦杯。一関大会はREVENGE99、全足利、富士通、駒形破り優勝。
今予選)準決勝まで2試合で34-0。ライバルTFUを破り突破。
寸評)投手陣の軸は鈴木、柳原に。チーム一体化の努力更に進め全国の借りは全国で返す。
◇ゴールデンリバース(秋田)
前年は)敗者復活戦踏ん張り代表権。全国でも「あわやノーノー」16年の借り返す1勝。
今年は)都市対抗は県ベスト4。一関大会は2勝も駒形に敗れる。
今予選)由利本荘クに苦戦も以降2試合は快勝し東北予選に。
寸評)TDKから高橋、菊地と技量十分の選手が移籍し強化が進む。「前年より上」目標に戦う。
◇弘前アレッズ(青森)
前年は)組み合わせの運が作用しよもやの2連敗。リバースに0-1敗退でドーム連続出場ストップ。
今年は)県内無敗も都市対抗東北予選2敗。一関大会は警視庁に敗戦。
今予選)三菱八戸に差を詰められるも優勝。
寸評)久木田、山上、諏訪がどこまで山口をカバーできるか。瀧澤中心に全国意識したプレーでドーム復活を。
◇水沢駒形倶(岩手1)
前年は)瀬戸際から敗者戦2連勝で代表。馬場の力投で一昨年全国優勝ビッグ開発破るも千曲川に逆転敗退。
今年は)都市対抗は県準優勝も東北予選2敗。一関大会は準優勝。
今予選)宮古に差を詰められ、江刺とは接戦も地力を見せ優勝。
寸評)斎藤、松本利に松本智が主戦級に名乗り。横倉ら成長著しい若手に菅原瑛も加わり、東北王者奪回、最終日進出を狙う。
◇オール江刺(岩手2)
前年は)東北予選進出も一回戦で大曲クに敗れ即敗退。
今年は)20代前半投手陣の成長も意識。都市対抗県4位、福島大会は富士通に、一関大会は茅ヶ崎に敗戦、
今予選)高田、赤崎を連破し代表権。駒形にも肉薄準優勝。
寸評)菅原祥、藤野、村岡が長らく支えてきたが大久保、千葉らが20代を引っ張りたい。力は十分、地力発揮を。
以上踏まえて、3日に行われる6試合の見所を紹介します。
◇あづま第一 オールいわき-郡山イーストジャパン
福島予選の2、3位チームが対戦。ここ数年いわきに先んじられることの多い郡山Eはその払拭から。いわきは自己のペースで試合に入りたい。
◇あづま第二 東北マークス-水沢駒形倶
一関大会の決勝戦がいきなり初戦から。強豪4連破で上げ潮のマークスに対し、豊富な投手陣を持つ駒形が攻守にペースを引き込むか。
◇あづま第三 鶴岡野球ク-第一試合勝者
県予選は試合後半の粘り腰で代表権を得た鶴岡。相手は一試合勝っている勢いを持ち込むのでがっぷり組むか注目。
◇信夫ヶ丘第一 オール江刺-郡山BBC
共に複数投手を用いて勝ち上がり。3試合を勝ち抜いた自信持つ郡山に、投手陣の課題克服に光が見えた江刺、どっちの成長力が勝るか。
◇信夫ヶ丘第二 ゴールデンリバース-富士通アイソテックク
前年東北王者の富士通に、力強さ増したリバースが相対。富士通は河野以降の中下位打順も総力で援護を。リバースは菊地の強打糸口に本間を攻略したい。
◇信夫ヶ丘第三 弘前アレッズ-第一試合勝者
より上目指して模索続けるアレッズは入口をどう入る。二重の意味で勢い乗る第一試合勝者に先んじて実力を見せられるか。
完成が当日朝になってすみませんでした。天候は相変わらずの猛暑です。皆様対応お気をつけて試合に臨まれてください。