MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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赤崎、下馬評を覆し東北に―クラブ野球選手権岩手予選、2日の試合結果【2023社会人野球】

 まず、日曜の夜は大船渡の実家にたどり着くのがやっとでした。帰宅し始めたけど、大槌あたりで疲れてしまって居住地にはたどり着けず、実家で休むことに。結果、今日は大船渡滞在になったので、色々な用事を消化し、なんとか落ち着いたので、記述延期していた2日の試合結果を記します。
▽準決勝 水沢駒形倶 4―2 MKSIBC
 体制とチーム文化を醸成し下克上を狙いに行ったMKSIだが、駒形が分厚い攻めで終盤に逆転、東北行きを決めた。MKSIは三回に先制。駒形は五回に追いつくと、七回にMKSI2投手からクラッチヒッターのタイムリーなど3点勝ち越し。MKSIは七、九回に猛追を見せたが駒形の元企業エースの底力の前に逆転には届かなかった。
▽準決勝 赤崎野球ク 7―6 オール江刺
   赤崎7=201000310
   江刺6=000015000
 一度追いつかれた赤崎が執念で江刺に勝ち越し、文字通り東北行きをもぎ取った。赤崎は初回に4番の2点本塁打、三回にも主戦捕手の適時打で先手を握る。しかし江刺は五回に三塁打を元に1点を返すと、六回には2四球で好機を作ると、その後5安打5点で試合の流れは江刺に。
 赤崎はここから執念を見せ、七回に捕手の二塁打から機をつくり、9番に置いたハードパンチャーのタイムリーで追いつく、八回にはデッドボールで出たランナーを二塁において五番のライト前ヒットで一気に本塁突入し勝ち越しの1点をもぎ取った。
 一度は攻略を受けた赤崎先発投手は七回以降落ち着きを取り戻し江刺の再反撃を許さず逃げ切り、9年ぶりのクラブ選東北進出を成し遂げた。
▽決勝戦 水沢駒形倶 9―0 赤崎野球ク
   赤崎 0=0000000
   駒形 9=400050A
 前試合でギリギリの陣容かつ江刺との死闘を終えた赤崎には駒形と闘う体力は残っていなかった。
 駒形は初回に失策に突け込み3安打で4点先制。赤崎は駒形の猛攻をかろうじて併殺などで食い止めていたが、五回に再び5連打を浴び5失点。先発させた赤崎新人投手にとってはこの試合6イニング投げ切ったということが収穫。攻撃陣は四回にランナーを三塁に進めたが、総じて駒形先発投手の前に封じられた。
 土曜日の釜石球場は好天の中で試合ができましたが、宮古球場はやませの影響を受け曇天模様の空の下で試合開催。準決勝2試合はそれぞれに熱く展開され、論評で書いた通り駒形がMKSIの猛追をかわし、赤崎が江刺を打(ぶ)ち勝って代表権をもぎ取った。決勝戦は…何も事故が起こらなくてよかった、としか思うものはありません。今大会は宮古、釜石、山田の広域開催となりました。対応していただいた関係者の皆様ありがとうございました。
 これでクラブ野球選手権東北予選の進出チームは下記の通り。《青森》弘前アレッズ、全弘前倶楽部《秋田》ゴールデンリバース《岩手》水沢駒形倶、赤崎野球クラブ《宮城》東北マークス、TFUクラブ《山形》鶴岡野球クラブ《福島》EKC習志野SEALs、ALL北嶺
 ここからが準備大変です。出場チームを見るとほとんどのチームが東北舞台を恒常的に経験。現状では「赤崎が全チームに対して下克上に挑む」という状況に見えますが、それでもここまで結果を残してきたチームメートを信じ、月末に行われる大会に臨みます。

 この後の記事制作は
・2回ほどクラブ選手権の雑感・こぼれ話
・半ばには一関大会の記述
20日過ぎにクラブ野球選手権の記述
 と進めていく予定にします。おつき合いいただきありがとうございました。
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