所用から帰宅し、来週水曜日までにブログ記事3本あげようと準備をし始めたら、こんなニュースが飛び込んできた。
「きらやか銀行野球部無期限休部」―。
二つの感情がこみ上げてきた。
ひとつは「やむを得ない」。しばらく前に公的融資の件が報じられた時に「この状態のまま野球部の活動が継続されるのは“周り”が許すまい」と。
もうひとつは「それでも、山形県の社会人野球を支える大きな柱のチームが舞台からいなくなることがさみしい」ということ。ことに2016年以来3度の都市対抗野球本大会出場は、山形の野球界に活気を及ぼした貴重なものがありました。
きらやか銀行野球部はこれまでに数度休部やクラブチーム化から復活。1965年からの2年間、1972年からの3年間は休部、2007年夏からの2年間はクラブチーム化して体制を縮小して活動…から、都度都度復活してきました。それだけに、今回も「困難を越えて戻ってきてほしい」という気持ちはあります。
そして、山形の社会人野球全体の活気。鶴岡、新庄のチームが長く活動し、今年に入って天童エンジェルズが社会人野球活動を終えたものの、片山商会という新チームが入って、私個人的には、以前関係者が述べていた「県内の五大都市―山形、鶴岡、酒田、米沢、新庄―にチームがあるようになれば活気づく」の発言を再び実現する状態に持っていければ(※)と思っていたところにこの一報が入ってきたのを残念に思います。
※→発言した81年は山形に3チーム(山形相互銀行、鶴岡クラブ、日大山形OB)。その後加盟チームが増え、一時は山形しあわせ銀行、鶴岡野球ク、日大山形OB、東海大山形OB、新庄球友ク、三川クラブ、米沢中央ク、新庄・ニューイーストの8チーム体制に。
色んな箇所で「縮小」が当たり前になり、その部分で達観の域にいる人も少なくありません。ただ、その流れで「場を失う」ことが当たり前だという空気にはさせたかないです。関わる皆様の取り組みに注目と期待をよせて、「社会人野球をする場、盛り上がれる場」が存在すること、そして8日から行われる日本選手権東北最終予選での全力プレーを望みます。
当初の記述で休部を廃部と間違って記載した部分がありました。お詫びを申し上げます