接戦が予想されたカードだったが、七十七銀行が序盤に先制パンチをかまし、その勢いのままトヨタ自東を圧し三回戦進出を決めた。トヨタは六回に小野の本塁打などで2点を返したが試合をひっくり返すには至らなかった。
◆第2T二回戦 JR盛岡 7―4 オールいわき
JR盛岡は万全を期して村上が先発に。攻撃陣が先制→中押し→だめ押しと点を重ねていったが、いわきもただでは終わらんとばかりに八回JR盛岡高橋を打ち込み4点返し意地を見せた。JR盛岡は最後田上が試合を締めて三回戦進出。
ここしばらくのコラム?では岩手県外のチームを取り上げていましたが、今日は岩手の2チームを。勝敗、という部分では結果が別れましたが、苦い思いをした、というのは両チームともそうだったように思います。
まずトヨタ自東。選手が高い能力を保持しているのは間違いないと。しかし野球は資質とは別な箇所で「試合をどう運ぶか」というのも問われます。試合の入りに七十七銀行にいいようにされた部分は悔しさしか覚えなかったと思います。
また、JR盛岡の高橋投手も確かな実力は見ています(高校野球のテレビ中継で)が、いわきもこの数年福島代表を背負い戦い続けてきたチーム。ポイントつかめば逆襲する力はあります。そこがよりあって4失点…。初登板(ですよね)がえらい所でやって来ましたが、実際投げてみて「到達する箇所」が見えたはずです。
トヨタも、JR盛岡も。
苦い思いで学んだことは次に活かしましょ。
12日は第2代表三回戦が行われます。見所は下記に。
去年の本戦進出チームが潰しあうカード。近年の成長著しいきら銀、2日前は敗れたが状態は維持。畳み込む攻撃を見せ再起を。七十七はトヨタ戦自身のペースに引きずり込み2連勝。ここから波に乗るか。
準決勝では惜敗の日本製紙石巻だが意気は下がってない。ベテラン左腕以外の投手陣が躍動することができるか。対するJR盛岡は投手力の底上げは着実に進んでいるだけに守備・攻撃面で野手陣の奮戦次第で「下克上」も見える。
明日はJABAステーションでしたか、第一試合を動画中継するという話もあります。ドーム行きはあと三段階、ですがどう戦うか注目して見ましょう。おつきあいいただきありがとうございました。