今晩は。クラブ野球選手権は現在12/16代表が決まっていまして、残り4つの代表を争う東北予選が2〜4日に宮城県石巻市で行われます。ここ数年東北出場チームをチームごとに紹介してきましたが、私自身と家族の体調悪化もあり記事の下調べの時間がとれませんでした。今記事では(1)未記載の岩手予選決勝・表彰選手(2)2日に行われる6試合の見所、の2点を記述します。
1.岩手予選決勝―MKSI BCが初優勝
◆MKSI BC 10−0 盛友クラブ
7月5日に行われた決勝は中盤以降得点を重ねたMKSIが盛友を圧し初優勝を果たした。三回までは0−0で推移も、四回にMKSIが3点先制。五回に追加点をあげると六回に大量6点をあげ七回コールドに。盛友は一気に傾かれた流れを止めきれなかった。
◎表彰選手
田村洋人投手(MKSI BC・最高殊勲選手賞)
成田敏輝捕手(盛友クラブ・敢闘賞、首位打者賞)
梅雨時期の気候が響き、岩手予選も都合3週間かかっての大会となりました。盛岡・同近郊地区の優勝は1983年のオール不来方以来に36年ぶりになります。
2.東北予選開幕!2日に行われる6試合の見所。
2日からはじまる東北予選は石巻市民、河南運動公園両球場で開催。一回戦2試合は「敗戦即予選敗退」です。MKSI BC、盛友クラブは初出場。須賀川ク、TFUクは少しブランクが空いての出場になります。
《石巻市民球場》8時過ぎから開始予定
◆一回戦 TFUクラブ(宮城2)−須賀川クラブ(福島3)
共に久しぶりの東北挑戦。TFUは東北マークスの後塵を、須賀川は10年代半ばから県内で苦戦を強いられてきたが、各々わずかな糸を手繰り寄せて東北予選で戦う場を得ることができた。陣容は変わっているが長年戦い抜いた底力を発揮し“まず一勝”を。
◆二回戦 オールいわき(福島1)−MKSI BC(岩手1)
長く福島を支え県王者を取り戻したいわきに岩手の新興勢力MKSIが挑む。小松、飯高ら多様なタイプを揃えるいわき投手陣と5連投田村を支えた実力者揃いの打線がぶつかり合う。トップグループ挑戦者を決める戦いになりそう。
都市対抗では三菱八戸の追撃にもあったがクラブ選では再び突き放したアレッズ。山口以外の投手陣も構築され、東北王者としての出場を目指す。第一試合勝者は体調維持をはかりながら勢いをぶつけたい。
《河南運動公園》8時過ぎから開始予定
◆一回戦 富士通アイソテック(福島2)−盛友クラブ(岩手2)
県内絶対王者の富士通だが、今年は王者を明け渡した。一関大会優勝で昇り調子できているだけに実力を出しきりたい。盛友は長年の「あと一歩」を最大のライバル相手に乗り越えて東北初見参。二刀流武田、好打畠山中心に下克上と行くか。
◆二回戦 鶴岡野球ク(山形)−東北マークス(宮城1)
東北トップクラスのマークスは都市対抗の東北行きこそ阻まれているがクラブ戦線では確かな実力を持つ。好スタート切れるか。鶴岡はここ数年の奮闘で新たに門を叩く選手も。17年は西武ドームまであと一歩まで迫っただけに、意気高く挑みたい。
◆二回戦 ゴールデンリバース(秋田)−河南第一試合勝者
近年2年は全国で一勝をあげているリバース。今年は都市対抗でも県予選を突破しただけに「それ以上」も視野に入れた戦いを。第一試合勝者は試合間インターバルの過ごし方も鍵に。猛暑の2連戦対応を。
…天気予報見てみましたが、朝の9時から30度、ときたものです。それでも曇っていない分熱がこもらず少しはマシに臨めそうですが、それにしたってしんどいのには間違いありません。特に第一試合の勝者はダブルヘッダーとなるので、インターバルの過ごし方が重要になります。インターハイサッカーではクーリングブレイクという休憩時間がもうけられていましたが、社会人野球にしても人間熱に(も)弱いのは間違いありません。各方面で十分な対策をお願いします。
出場各チームの健闘を願い、項を終わります。