…と、タイトルつけたのはいいのですがそっから先をどう書いたらいいのかは正直、悩みます。ほんでも箇条書きでいくつか書かせてください。
1.佐々木朗希君の登板の是非。
強豪花巻東に勝とうと思ったら佐々木君が投げた方が勝率は高くなるでしょうが、佐々木君の高素質は尖った鉛筆の芯のようなもので、しかも彼が連続で試合投げられるようになったのは去年今年の話です。昨秋、連投で投げた専大北上戦では「錆びた歯車を無理に回した」ような投球を見たこともあり、「何度も繰り返すと壊れる」という危惧は持っていました。盛岡四、一関工と4日間で二度の完投、というのを鑑みると回避という選択もやむを得ません。
2.試合内容について
ヒットの数はほぼ互していましたが、大船渡の側に四死球、エラーが相次ぎ、失点を加速させてしまいました。場慣れしている花巻東がそういうのを誘発させる攻撃をしていたのは間違いなく、タフな試合をいくつも戦った選手の疲労も鑑みた上で「試合に出た選手のプレーの結果、12−2になった」。それ以上でも以下でもありません。
3.選手を守る手段の本格化
ここ数年の温暖化、さらに高度化する技術に人間の体が追いついていないことと合わさって、投手の故障する割合、深度は大きくなっています。大谷翔平君もそうですね。
グラウンドに立てば全力を出したい、全力出して勝ちたいと思うのが当たり前。ほんだども体できあがっていないどさ無理すれば後々の人生に響くダメージ負う危険性、あるいは各々の試合の中での負傷を考えた上で、選手を守るルール、あるいは環境(日程など)を整備していく。かいつまんで言えば「全力プレーしても痛まない」環境(逆から見れば「痛まない環境が全力プレーを生む」)をつくる必要があります。
新潟の高野連が球数制限を提起するなど動きも出ていますが、まだ緒についたばかりです。今回の件を基に議論と実行の発展を臨みます。
付記・今期大船渡高校3年生野球部員の皆様に
35年の野球人生がそのまま補欠人生で、岩手社会人野球史上最低実力の選手だった身で言うのも難ですが、多くの視線が集まり加熱する環境の中、自らを伸ばし、いいチームになろうと追求し、事実夏の選手権大会では5試合を勝ち抜いた。環境・重圧含めそれぞれに勝つことが簡単ではない中そういう成果を見せた。決勝戦にいたる状況については知る位置にありませんが、皆さんが模索し歩んだ高校野球人生には「よくやったで、お疲れさまでした」と申し上げ、ここから長く生きる人生を良ぐ生きてけでな、と願うものです。
とりあえずは3点を提示し、他に提起する事項ができたら都度都度記述をしていきます。おつきあいいただきありがとうございました。