今晩は。政治戦真っ最中という所ではありますが、拙稿もう一つの焦点である社会人野球のビッグイベント・都市対抗野球東北予選大会が明日開幕となりました。そこで些かばかりではありますが、私の目線での東北予選の見どころを記載します。まずは出場12チームの紹介から。
【青森県代表 八戸市・三菱製紙八戸クラブ】東北予選は7度目の出場。県予選では弘前アレッズを接戦で破ると、決勝では全弘前を集中打でコールドに。八重垣を先頭に若手投手陣も台頭。自分のペースに巻き込めば怖い打線とともに、前年の2連敗の屈辱を晴らすことができるか。
【秋田県代表 にかほ市・TDK】去年わずか3試合でドーム挑戦が潰え、新たに阿部新監督に。日本選手権で巻き返すも県春季大会ではJR秋田に不覚。日立大会1勝2敗、東北大会は2勝1敗、県予選では春季大会の雪辱も果たした。赤崎に分ける等雪辱からの逆バネ効かして全国優勝した06年の再来を。
【山形第一代表 山形市・きらやか銀行】今年は新潟大会でHONDA鈴鹿を破り準優勝、東北大会では1勝2敗。県予選では天童を46得点で破り東北予選進出をあっさり決めた。一時はクラブチーム化も地道な強化で選手層を厚くしてきた。例年の「あと一歩」を地元山形で突破したい。
【山形第二代表 鶴岡市・鶴岡野球クラブ】ここ数年、ライバルの新庄球友を上回る成果を出し、この県予選でも13-0で破り、きらやか銀行にも終盤まで接戦に持ち込む成長を見せる。前回東北大会に出場した03年には企業の太平洋セメントを破るなど見せ所を。文字通り地元鶴岡で活躍を期待したい。
【福島第一代表 伊達市・富士通アイソテックBC】前年は都市対抗で企業チームに洗礼を浴びたが、クラブ選手権で全国進出、福島市長大会で優勝、福島県予選では会津、白河、北斗、いわきと差をつけ優勝を果たしてきた。この一年間の成長を前年苦杯喫した企業チーム群にどう見せるか。
【福島第二代表 いわき市・オールいわきクラブ】14年はクラブ選手権全国進出も前年都市対抗は県ベスト4で敗退。今年に入り福島市長大会ベスト4、都市対抗予選では2年連続で東北に進出していた郡山イーストに逆転勝ちし東北に進出してきた。飯高、小松の両投手を軸に東北の舞台でどうたたかうか。
【宮城第一代表 石巻市・日本製紙石巻】前年はサヨナラで東北第二代表も日本選手権ではTDKに苦杯。今年に入ってからは長野大会で1勝2敗、東北大会は準優勝、宮城予選も石巻日和倶、マークス、JRと打線力に任せて突破した。粗削りの選手を成長させていくスタイルで石巻の名を知らしめたい。
【宮城第二代表 仙台市・JR東日本東北】去年は東北を制し第一代表としてドームに進出も大阪ガスに惜敗。今季はスポニチ大会ベスト4、日立大会0勝3敗、東北大会で2勝1敗。県予選でもTFUに苦しみ、日本製紙に敗れたが、七十七銀行との接戦を制したことをきっかけに“本番”に合わしたい。
【宮城第三代表 仙台市・七十七銀行】今季はベーブルース(岐阜県)大会1勝2敗、東北大会はベスト4。都市対抗県予選でもHOKUTO、マークスには勝ったが納得いく内容とは言えず。前年詰めるところを詰め切れず石巻にドーム行きを持って行かれた悔しさを忘れずにたたかっていきたい。
【宮城第四代表 仙台市・東北マークス】前年は七十七銀行やTDKに肉薄するものの郡山イーストの追撃も受け、クラブ選手権ではTFUに不覚を取るなど苦しいシーズンを送った。白山クは破ったが、日本製紙、七十七に苦杯した県予選の借りを東北のライバルを倒すことで晴らしたい。
【岩手第一代表 金ヶ崎町・トヨタ自動車東日本】きらやか銀行同様“トップグループ追撃組”。今季は静岡大会で1勝2敗、東北大会で0勝3敗。県内大会では“無敵”とも評されるが、県予選決勝ではJR盛岡の追い上げにもあった。ただ、ここまでのを糧としての再起動に期待、念願の初全国なるか。
【岩手第二代表 盛岡市・JR盛岡】前年東北予選ではきらやか銀行、日本選手権ではJR東北に肉薄。今年に入ってから春季大会で水沢駒形に苦杯は喫したが、都市対抗予選でその雪辱を晴らし、トヨタにも一時はリードを奪うなど目下成長中。たたき上げ投手陣と新世代野手陣の融合なるか。
…以上のチーム紹介を踏まえて、明日行なわれる大会一日目の4試合の見どころを紹介します。時間は予定です。少し早くご来場されることをお勧めします。
【鶴岡10:00 JR盛岡-東北マークス】前年もこのカードでの対戦はあったが、マークスが6-1で勝利。しかしその後の戦績ではJR盛岡が見せどころを多く見せている。前年参考ながらノーノ―を記録した前川と、今季多く投げている柳原の投げ合いが予想される。どちらが先にペース握るか。
【鶴岡12:30 鶴岡野球ク-富士通BC】目下福島で実力をいかんなく発揮している富士通は、クラブチームとしては層が厚い選手層を持つ。対企業を意識するならこの試合をどう戦っていくか、取り組みが問われる。一方鶴岡は地元での開催を力にしたい。近年見せている成長を発揮すれば勝機十分。
【酒田10:00 TDK-七十七銀行】何がどうなったかのこの組み合わせ、一回戦最注目カード。ともに都市対抗では苦い思いをした両チーム。阿部博明監督のもと前年秋に全国を経験したTDKがやや優位も、七十七銀もこの大会に合わせて調子を上げてきているとしたら…初戦から激しい火花。
【酒田12:30 JR東北-オールいわき】この両チームは08年にも対戦があるが一昔前。いわきは今季に入って台頭著しい小松、飯高両投手と捕手に定着間近の草野がチームの柱を形成。JR東北の力強さは言うまでもないが、どこまで肉薄するか。JRは所々見せる「苦戦」をいかに防いでいくか。
都市対抗の予選…前回2010年の山形予選はフェズント岩手と赤崎野球クラブが出場していたんですね。あれから早6年が経過しましたか。写真は受付に立つ私です。すいませんね、変なのが受付で。
この時は予選リーグ→第一、第二代表トーナメントという形式で大会が進みました。赤崎クの戦績は以下の通りです。
予リ1 赤崎 7-5 オールいわき
予リ2 赤崎 0-4 七十七銀行
第二1 赤崎 2-12 TDK
この時に対戦した3チームはみんな東北に出てきているんですね。時の流れってものを感じます。大学から試合を見ていたTDKの阿部博明君が、いまや監督ですからね。写真は2010年対戦時のものです。
この翌年に東日本大震災。そして、今回の大会開催地は山形県酒田市。親父の故郷…親父と2人、覚えたての野球をする場所、野球場に連れてってもらったのは32年前。思うことはいろいろあります。個人的に。ほんでも、それ言っても仕方ありません。この大舞台に立てる12チームの皆様にはぜひ一所懸命がんばっていただければ、と心から願うものであります。唐突に文を閉じますがどうかお許しを。拙稿お付き合いいただきありがとうございました。
【青森県代表 八戸市・三菱製紙八戸クラブ】東北予選は7度目の出場。県予選では弘前アレッズを接戦で破ると、決勝では全弘前を集中打でコールドに。八重垣を先頭に若手投手陣も台頭。自分のペースに巻き込めば怖い打線とともに、前年の2連敗の屈辱を晴らすことができるか。
【秋田県代表 にかほ市・TDK】去年わずか3試合でドーム挑戦が潰え、新たに阿部新監督に。日本選手権で巻き返すも県春季大会ではJR秋田に不覚。日立大会1勝2敗、東北大会は2勝1敗、県予選では春季大会の雪辱も果たした。赤崎に分ける等雪辱からの逆バネ効かして全国優勝した06年の再来を。
【山形第一代表 山形市・きらやか銀行】今年は新潟大会でHONDA鈴鹿を破り準優勝、東北大会では1勝2敗。県予選では天童を46得点で破り東北予選進出をあっさり決めた。一時はクラブチーム化も地道な強化で選手層を厚くしてきた。例年の「あと一歩」を地元山形で突破したい。
【山形第二代表 鶴岡市・鶴岡野球クラブ】ここ数年、ライバルの新庄球友を上回る成果を出し、この県予選でも13-0で破り、きらやか銀行にも終盤まで接戦に持ち込む成長を見せる。前回東北大会に出場した03年には企業の太平洋セメントを破るなど見せ所を。文字通り地元鶴岡で活躍を期待したい。
【福島第一代表 伊達市・富士通アイソテックBC】前年は都市対抗で企業チームに洗礼を浴びたが、クラブ選手権で全国進出、福島市長大会で優勝、福島県予選では会津、白河、北斗、いわきと差をつけ優勝を果たしてきた。この一年間の成長を前年苦杯喫した企業チーム群にどう見せるか。
【福島第二代表 いわき市・オールいわきクラブ】14年はクラブ選手権全国進出も前年都市対抗は県ベスト4で敗退。今年に入り福島市長大会ベスト4、都市対抗予選では2年連続で東北に進出していた郡山イーストに逆転勝ちし東北に進出してきた。飯高、小松の両投手を軸に東北の舞台でどうたたかうか。
【宮城第一代表 石巻市・日本製紙石巻】前年はサヨナラで東北第二代表も日本選手権ではTDKに苦杯。今年に入ってからは長野大会で1勝2敗、東北大会は準優勝、宮城予選も石巻日和倶、マークス、JRと打線力に任せて突破した。粗削りの選手を成長させていくスタイルで石巻の名を知らしめたい。
【宮城第二代表 仙台市・JR東日本東北】去年は東北を制し第一代表としてドームに進出も大阪ガスに惜敗。今季はスポニチ大会ベスト4、日立大会0勝3敗、東北大会で2勝1敗。県予選でもTFUに苦しみ、日本製紙に敗れたが、七十七銀行との接戦を制したことをきっかけに“本番”に合わしたい。
【宮城第三代表 仙台市・七十七銀行】今季はベーブルース(岐阜県)大会1勝2敗、東北大会はベスト4。都市対抗県予選でもHOKUTO、マークスには勝ったが納得いく内容とは言えず。前年詰めるところを詰め切れず石巻にドーム行きを持って行かれた悔しさを忘れずにたたかっていきたい。
【宮城第四代表 仙台市・東北マークス】前年は七十七銀行やTDKに肉薄するものの郡山イーストの追撃も受け、クラブ選手権ではTFUに不覚を取るなど苦しいシーズンを送った。白山クは破ったが、日本製紙、七十七に苦杯した県予選の借りを東北のライバルを倒すことで晴らしたい。
【岩手第一代表 金ヶ崎町・トヨタ自動車東日本】きらやか銀行同様“トップグループ追撃組”。今季は静岡大会で1勝2敗、東北大会で0勝3敗。県内大会では“無敵”とも評されるが、県予選決勝ではJR盛岡の追い上げにもあった。ただ、ここまでのを糧としての再起動に期待、念願の初全国なるか。
【岩手第二代表 盛岡市・JR盛岡】前年東北予選ではきらやか銀行、日本選手権ではJR東北に肉薄。今年に入ってから春季大会で水沢駒形に苦杯は喫したが、都市対抗予選でその雪辱を晴らし、トヨタにも一時はリードを奪うなど目下成長中。たたき上げ投手陣と新世代野手陣の融合なるか。
…以上のチーム紹介を踏まえて、明日行なわれる大会一日目の4試合の見どころを紹介します。時間は予定です。少し早くご来場されることをお勧めします。
【鶴岡10:00 JR盛岡-東北マークス】前年もこのカードでの対戦はあったが、マークスが6-1で勝利。しかしその後の戦績ではJR盛岡が見せどころを多く見せている。前年参考ながらノーノ―を記録した前川と、今季多く投げている柳原の投げ合いが予想される。どちらが先にペース握るか。
【鶴岡12:30 鶴岡野球ク-富士通BC】目下福島で実力をいかんなく発揮している富士通は、クラブチームとしては層が厚い選手層を持つ。対企業を意識するならこの試合をどう戦っていくか、取り組みが問われる。一方鶴岡は地元での開催を力にしたい。近年見せている成長を発揮すれば勝機十分。
【酒田10:00 TDK-七十七銀行】何がどうなったかのこの組み合わせ、一回戦最注目カード。ともに都市対抗では苦い思いをした両チーム。阿部博明監督のもと前年秋に全国を経験したTDKがやや優位も、七十七銀もこの大会に合わせて調子を上げてきているとしたら…初戦から激しい火花。
【酒田12:30 JR東北-オールいわき】この両チームは08年にも対戦があるが一昔前。いわきは今季に入って台頭著しい小松、飯高両投手と捕手に定着間近の草野がチームの柱を形成。JR東北の力強さは言うまでもないが、どこまで肉薄するか。JRは所々見せる「苦戦」をいかに防いでいくか。
都市対抗の予選…前回2010年の山形予選はフェズント岩手と赤崎野球クラブが出場していたんですね。あれから早6年が経過しましたか。写真は受付に立つ私です。すいませんね、変なのが受付で。
この時は予選リーグ→第一、第二代表トーナメントという形式で大会が進みました。赤崎クの戦績は以下の通りです。
予リ1 赤崎 7-5 オールいわき
予リ2 赤崎 0-4 七十七銀行
第二1 赤崎 2-12 TDK
この時に対戦した3チームはみんな東北に出てきているんですね。時の流れってものを感じます。大学から試合を見ていたTDKの阿部博明君が、いまや監督ですからね。写真は2010年対戦時のものです。
この翌年に東日本大震災。そして、今回の大会開催地は山形県酒田市。親父の故郷…親父と2人、覚えたての野球をする場所、野球場に連れてってもらったのは32年前。思うことはいろいろあります。個人的に。ほんでも、それ言っても仕方ありません。この大舞台に立てる12チームの皆様にはぜひ一所懸命がんばっていただければ、と心から願うものであります。唐突に文を閉じますがどうかお許しを。拙稿お付き合いいただきありがとうございました。