東北予選の開幕を控えまして、過日は東北予選に関わる過去6年間のデータを記してきました(6月2日時点でブログには未掲載)。ツイッターに収めるにはかなり強引でしたが。今項では出場12チームの横顔を記していきます。
今記事の趣向では「東北予選出場歴」を紹介。実は1~81回大会の東北進出歴は資料(宮城県連盟冊子より)把握してます。今から見れば、意外な歴史の発見も。ではご覧いただきます。
◇弘前アレッズ(初出場)
長らく青森県を支えてきた三菱製紙八戸、自衛隊青森をコールド破り都市対抗では初東北進出。クラブ選手権では3度全国に進出し去年は土壇場の強さを見せた。東北企業と初の対戦になるがどこまで迫れるか。
◇TDK(27年連続44回目)
日本選手権対象大会は日立大会1勝2敗、東・北大会は2勝1敗も失点差に泣いた。県予選は能代戦で33あげるなど3試合51得点で優勝、13年以来3年離れているドーム進出を目指す。
◇JR秋田(戦前のクラブ時代含め4年振り18回目)
急成長した互大設備クを破り、13年に旋風起こして以来4年ぶりの東北。去年春季大会ではTDK破るなど県内NO2の立ち位置を維持、新潟大会では巨人ファームとも戦い経験積んだ。旋風再び。
◇きらやか銀行(36年連続49回目)
去年念願の初ドーム。春の公式戦は多忙を極めスポニチ1-2、長野2-1、新潟準決勝、東・北1-2の結果に。県予選2試合49点で36連覇。2年連続進出目指し混戦東北を戦う。
◇鶴岡野球ク(2年連続4回目)
82年にきら銀の優勝を阻んだのはこの鶴岡クだった。今年は天童に勝ち東北の舞台に。去年はクラブ選で敗退も、CC、東北連盟大会でも経験。去年に続き見せどころを作るか。03年以来の2勝目を目指す。
◇富士通アイソテック(3年連続3回目)
13年活動開始後めきめき成長しクラブ選手権も去年全国ベスト4に。今年も福島市長大会を制し、県予選も硬友戦で4本塁打で逆転するなど地力を見せた。まずは6強挑戦者の地位を。
◇郡山EJク(2年振り3回目)
躍進目された去年は都市対抗でいわき、クラブ選で福島硬友に不覚をとって県予選敗退。今大会準決勝ではいわきに前年のリベンジ。14年に福島クに勝っているが、次は他県勢からの1勝を。
◇日本製紙石巻(11年連続14回目)
02年に初東北進出するまで苦労したが、いまや県4連覇の強豪。春の公式戦は日立準決勝、ベーブ1-2、東・北では優勝し日本選手権進出も決めた。モチベ落とさず今大会戦う。
◇JR東北(4年連続64回目)
80年代に県予選敗退を繰り返した時期もあったが第一回東北代表の古豪。春の公式戦は静岡1-2、東・北と宮城予選は準優勝。前年大会は代表権に絡めず敗退しただけにリベンジのドーム行きを。
◇七十七銀行(19年連続24回目)
七十七も今の常勝軍団になる前は「代表決定戦10連敗」の苦杯をなめたときも。春の公式戦は長野、東・北共に2勝1敗。県予選3位も「下克上の七十七」の意地見せるか。
◇トヨタ自動車東日本(5年連続5回目)
今や岩手の盟主もここ2年苦戦。春の公式戦、全国区チームとの対戦は1勝5敗だったが、県予選、知事旗と県内では無敗。チームの底上げを「全員で勝つ」意識を磨きあげ悲願の初ドームを目指す。
◇JR盛岡(盛鉄時代含め2年連続36回目)
新日鐵、岩銀、経済連、盛鉄の「岩手4強」で今も活動しているチーム。97年にJRとして復活以来8度目の東北挑戦。近年はトヨタにも食らいつける力を着けてきた。「6強」破り次の地歩を。
13年にJR東北が東北マークスに敗れて県予選敗退。大波乱になったのは記憶に新しいと思います。ここから「盟主的チームの敗退」をテーマにして記して参ります。
まず秋田のTDK。秋田予選で敗退したのは90年が最後。70年代以降伸長したTDKですが、この当時は秋田相互→あけぼの、秋田両銀行チームも侮りがたく、89、90年と2年連続で県予選敗退を喫します。
山形県のきらやか銀行は先に書いた通り82年に鶴岡クに敗退。72~74年は全鶴岡、新庄球友なども活動せず、山形県勢は3年連続で欠場していた時期もありました。
いま宮城3強の日本製紙、七十七、JRですが、30年前はJTやNTT(系譜はいまの東北マークス)が強く、岩手、秋田、福島(ヨークベニマル)の存在もあり宮城枠は大体2。JRは82~93年の12大会は8度予選敗退。
80年代創設の七十七、90年代創設の十條製紙→日本製紙石巻は県内で苦戦を重ね、時にはオールカメイに先行されたりしながら活動を続け、00年代初旬に七十七が、10年代に日本製紙が壁を破ります。
青森もアレッズが壁を破りました。青森3大都市間では
・八戸市25回(三菱八戸、八戸水道)
・青森市17回(自衛隊、オール青森)
・弘前市6回(全弘前、アレッズ)
他にきものクラブ2回、ブルーズヨシフォレスト1回、一大会未記録
というわけで、弘前市がここまで押されていた面もありましたが、アレッズの存在がどう勢力図を変えるか。山田高→青森大→自衛隊の青森市、光星高→八学大→三菱製紙の八戸市に聖愛高→(弘前大)→アレッズの弘前市に着目していきます。
尚、この東北大会出場回数は、1971年に青森県に社会人野球が復活して以降の回数であることを記しておきます。
何とか大会始まる前までに見所を記すことができました。6月になり、雨による天候の変動あるので、お体、ご移動などお気をつけていただくことを最後に記してこの記事を終わります。
今記事の趣向では「東北予選出場歴」を紹介。実は1~81回大会の東北進出歴は資料(宮城県連盟冊子より)把握してます。今から見れば、意外な歴史の発見も。ではご覧いただきます。
◇弘前アレッズ(初出場)
長らく青森県を支えてきた三菱製紙八戸、自衛隊青森をコールド破り都市対抗では初東北進出。クラブ選手権では3度全国に進出し去年は土壇場の強さを見せた。東北企業と初の対戦になるがどこまで迫れるか。
◇TDK(27年連続44回目)
日本選手権対象大会は日立大会1勝2敗、東・北大会は2勝1敗も失点差に泣いた。県予選は能代戦で33あげるなど3試合51得点で優勝、13年以来3年離れているドーム進出を目指す。
◇JR秋田(戦前のクラブ時代含め4年振り18回目)
急成長した互大設備クを破り、13年に旋風起こして以来4年ぶりの東北。去年春季大会ではTDK破るなど県内NO2の立ち位置を維持、新潟大会では巨人ファームとも戦い経験積んだ。旋風再び。
◇きらやか銀行(36年連続49回目)
去年念願の初ドーム。春の公式戦は多忙を極めスポニチ1-2、長野2-1、新潟準決勝、東・北1-2の結果に。県予選2試合49点で36連覇。2年連続進出目指し混戦東北を戦う。
◇鶴岡野球ク(2年連続4回目)
82年にきら銀の優勝を阻んだのはこの鶴岡クだった。今年は天童に勝ち東北の舞台に。去年はクラブ選で敗退も、CC、東北連盟大会でも経験。去年に続き見せどころを作るか。03年以来の2勝目を目指す。
◇富士通アイソテック(3年連続3回目)
13年活動開始後めきめき成長しクラブ選手権も去年全国ベスト4に。今年も福島市長大会を制し、県予選も硬友戦で4本塁打で逆転するなど地力を見せた。まずは6強挑戦者の地位を。
◇郡山EJク(2年振り3回目)
躍進目された去年は都市対抗でいわき、クラブ選で福島硬友に不覚をとって県予選敗退。今大会準決勝ではいわきに前年のリベンジ。14年に福島クに勝っているが、次は他県勢からの1勝を。
◇日本製紙石巻(11年連続14回目)
02年に初東北進出するまで苦労したが、いまや県4連覇の強豪。春の公式戦は日立準決勝、ベーブ1-2、東・北では優勝し日本選手権進出も決めた。モチベ落とさず今大会戦う。
◇JR東北(4年連続64回目)
80年代に県予選敗退を繰り返した時期もあったが第一回東北代表の古豪。春の公式戦は静岡1-2、東・北と宮城予選は準優勝。前年大会は代表権に絡めず敗退しただけにリベンジのドーム行きを。
◇七十七銀行(19年連続24回目)
七十七も今の常勝軍団になる前は「代表決定戦10連敗」の苦杯をなめたときも。春の公式戦は長野、東・北共に2勝1敗。県予選3位も「下克上の七十七」の意地見せるか。
◇トヨタ自動車東日本(5年連続5回目)
今や岩手の盟主もここ2年苦戦。春の公式戦、全国区チームとの対戦は1勝5敗だったが、県予選、知事旗と県内では無敗。チームの底上げを「全員で勝つ」意識を磨きあげ悲願の初ドームを目指す。
◇JR盛岡(盛鉄時代含め2年連続36回目)
新日鐵、岩銀、経済連、盛鉄の「岩手4強」で今も活動しているチーム。97年にJRとして復活以来8度目の東北挑戦。近年はトヨタにも食らいつける力を着けてきた。「6強」破り次の地歩を。
13年にJR東北が東北マークスに敗れて県予選敗退。大波乱になったのは記憶に新しいと思います。ここから「盟主的チームの敗退」をテーマにして記して参ります。
まず秋田のTDK。秋田予選で敗退したのは90年が最後。70年代以降伸長したTDKですが、この当時は秋田相互→あけぼの、秋田両銀行チームも侮りがたく、89、90年と2年連続で県予選敗退を喫します。
山形県のきらやか銀行は先に書いた通り82年に鶴岡クに敗退。72~74年は全鶴岡、新庄球友なども活動せず、山形県勢は3年連続で欠場していた時期もありました。
いま宮城3強の日本製紙、七十七、JRですが、30年前はJTやNTT(系譜はいまの東北マークス)が強く、岩手、秋田、福島(ヨークベニマル)の存在もあり宮城枠は大体2。JRは82~93年の12大会は8度予選敗退。
80年代創設の七十七、90年代創設の十條製紙→日本製紙石巻は県内で苦戦を重ね、時にはオールカメイに先行されたりしながら活動を続け、00年代初旬に七十七が、10年代に日本製紙が壁を破ります。
青森もアレッズが壁を破りました。青森3大都市間では
・八戸市25回(三菱八戸、八戸水道)
・青森市17回(自衛隊、オール青森)
・弘前市6回(全弘前、アレッズ)
他にきものクラブ2回、ブルーズヨシフォレスト1回、一大会未記録
というわけで、弘前市がここまで押されていた面もありましたが、アレッズの存在がどう勢力図を変えるか。山田高→青森大→自衛隊の青森市、光星高→八学大→三菱製紙の八戸市に聖愛高→(弘前大)→アレッズの弘前市に着目していきます。
尚、この東北大会出場回数は、1971年に青森県に社会人野球が復活して以降の回数であることを記しておきます。
何とか大会始まる前までに見所を記すことができました。6月になり、雨による天候の変動あるので、お体、ご移動などお気をつけていただくことを最後に記してこの記事を終わります。