今年のドラフト会議、終わってみれば岩手球界から3人、東北の社会人野球から4人プロからの指名を受けました。花巻東高校の岸里選手、富士大学の山川選手、トヨタ自動車東日本の山口嵩之投手、TDKの豊田投手、七十七銀行の相原投手、日本製紙石巻の相澤投手、ドラフト指名おめでとうございます。
では、以下に6選手への一言いれていきます。
◆ファイターズに指名された岸里選手は野手としての印象が強い選手です。走攻守三拍子揃った選手で、甲子園ではセンターオーバーの本塁打を叩く等力量を見せました。プロでは野手という公算が強いようですが、まずは頼れる9分の1を目指していただきたく思います。大谷君との花東コンビ実現を!
⇒ものすごいピンボケですが岸里君です。いや、この日は混んでいてセンターから試合を見ていたのでどうかご勘弁を。センターの千葉君の写真もありますよ(同じくピンボケですが)。
◆ライオンズに指名された山川選手はその打棒で早くから富士大のレギュラー、大学→アマチュア日本代表に入り活躍を見せてきました。守備も「決して打撃だけ」の選手でないことを証明。ライオンズには中村、浅村、坂田各選手とならんで攻撃の軸に成長して埼玉のファンを沸かしてください。
◆同じくライオンズに指名された山口投手。5月には大変お世話になりました(←トヨタと対戦して敗退)。ケガで一度野球の舞台を絶たれたものの岩手の地で復活、主要ローテ投手として東北の強豪と相対し実力を見せ、今回の指名に至りました。一歩一歩自分の持ち場を築いてほしい。
⇒すみません。球場ついて写真撮ろうとしたらこの直後に投手交代してしまいました。なので名前記載のスコアボードでご勘弁を。
◆もう一人、ライオンズに指名された選手としてはTDKの豊田投手がいます。2009年にTDK入社したその年に投球を見ましたが、143キロの速球を武器に「これは柱の一人になれる」と可能性を見た選手です。5年鍛えてつかんだ証明、横浜の大原投手とのTDK対決を熱望します。
◆日本製紙石巻の相沢晋投手は地元ゴールデンイーグルスの指名を受けました。6月の都市対抗野球・代表決定戦で見せた一分のスキのない投球は見事の一言。本大会でもJRの吉田一将投手を向こうに回して好投を見せました。石巻を沸かせた投球、今度は東北を沸かせてください。
⇒文中の代表決定戦で奮闘する相沢投手。
◆イーグルスには七十七銀行の相原投手も指名されました。入社当初からエース格としてマウンドを守り、去年の都市対抗、今秋の選手権出場に貢献しました。プロでさらに鍛えられての伸び代に期待。印象に残る投手として、東北のファンを喜ばしてください。
⇒今年の日本選手権予選のトヨタ戦の写真あればよかったのですが、ピンボケどころか顔すら写っていなかったので、12年都市対抗予選の写真を入れました。
ドラフトが終わりました。岩手の社会人野球からは2003年の栗田雄介投手(宮城建設)以来のNPBドラフト指名となりました。それ以降は独立リーグに進出(水沢駒形・大谷龍太→高知→トヨタ東と江刺・高橋祥→徳島)したり、逆にプロ組織経験者が岩手に来たり(元ライオンズなどの前田投手、赤べこ野球軍団の高倉、南、関連太郎各選手など多数)していましたが、岩手のチームからNPB球団の指名・入団は先述の栗田君、88年の高島覚さん(新日鐵釜石・ドラフト外)以来となります。
ちと重なりましたね。
岩手の野球人が、大きな舞台に挑む。これほど嬉しいものもないわけで。今までも先述のパターンで“上”を目指し戦った選手もいるし、大きな才能で目立った選手(菊池雄星&大谷翔平)もいます。では、そのもとは何か。
それはバカみたいに単純ですが「野球への熱意」そのものです。
熱意はあるけども、それが結果となって結んでいなかった。だから必要以上に軽く見られていた。それが悔しいのは言うまでもありません。しかし、それも多くの人の取り組みで突破が図られようとしています。
今年は大谷君が二刀流で見せ場を作り、雄星君はローテの軸に成長。銀次君はその存在でチームを日本シリーズに運び、畠山君、中村君も一年一軍で戦いました。一方ではホークスの三浦君はケガに苦しみ、下沖君、伊東君、太田君には戦力外が告げられるなど厳しさも。
岩手で、社会人で。自分がこの目で見てきた選手がプロの舞台で戦うことに何とも言えないドキドキ感を感じます。野球の厳しさを分かった上で、それでも選手たちには頑張っていただきたい。良く(いぐ)生きていただきたく願い、この一文を閉じさせていただきます。
では、以下に6選手への一言いれていきます。
◆ファイターズに指名された岸里選手は野手としての印象が強い選手です。走攻守三拍子揃った選手で、甲子園ではセンターオーバーの本塁打を叩く等力量を見せました。プロでは野手という公算が強いようですが、まずは頼れる9分の1を目指していただきたく思います。大谷君との花東コンビ実現を!
⇒ものすごいピンボケですが岸里君です。いや、この日は混んでいてセンターから試合を見ていたのでどうかご勘弁を。センターの千葉君の写真もありますよ(同じくピンボケですが)。
◆ライオンズに指名された山川選手はその打棒で早くから富士大のレギュラー、大学→アマチュア日本代表に入り活躍を見せてきました。守備も「決して打撃だけ」の選手でないことを証明。ライオンズには中村、浅村、坂田各選手とならんで攻撃の軸に成長して埼玉のファンを沸かしてください。
◆同じくライオンズに指名された山口投手。5月には大変お世話になりました(←トヨタと対戦して敗退)。ケガで一度野球の舞台を絶たれたものの岩手の地で復活、主要ローテ投手として東北の強豪と相対し実力を見せ、今回の指名に至りました。一歩一歩自分の持ち場を築いてほしい。
⇒すみません。球場ついて写真撮ろうとしたらこの直後に投手交代してしまいました。なので名前記載のスコアボードでご勘弁を。
◆もう一人、ライオンズに指名された選手としてはTDKの豊田投手がいます。2009年にTDK入社したその年に投球を見ましたが、143キロの速球を武器に「これは柱の一人になれる」と可能性を見た選手です。5年鍛えてつかんだ証明、横浜の大原投手とのTDK対決を熱望します。
◆日本製紙石巻の相沢晋投手は地元ゴールデンイーグルスの指名を受けました。6月の都市対抗野球・代表決定戦で見せた一分のスキのない投球は見事の一言。本大会でもJRの吉田一将投手を向こうに回して好投を見せました。石巻を沸かせた投球、今度は東北を沸かせてください。
⇒文中の代表決定戦で奮闘する相沢投手。
◆イーグルスには七十七銀行の相原投手も指名されました。入社当初からエース格としてマウンドを守り、去年の都市対抗、今秋の選手権出場に貢献しました。プロでさらに鍛えられての伸び代に期待。印象に残る投手として、東北のファンを喜ばしてください。
⇒今年の日本選手権予選のトヨタ戦の写真あればよかったのですが、ピンボケどころか顔すら写っていなかったので、12年都市対抗予選の写真を入れました。
ドラフトが終わりました。岩手の社会人野球からは2003年の栗田雄介投手(宮城建設)以来のNPBドラフト指名となりました。それ以降は独立リーグに進出(水沢駒形・大谷龍太→高知→トヨタ東と江刺・高橋祥→徳島)したり、逆にプロ組織経験者が岩手に来たり(元ライオンズなどの前田投手、赤べこ野球軍団の高倉、南、関連太郎各選手など多数)していましたが、岩手のチームからNPB球団の指名・入団は先述の栗田君、88年の高島覚さん(新日鐵釜石・ドラフト外)以来となります。
ちと重なりましたね。
岩手の野球人が、大きな舞台に挑む。これほど嬉しいものもないわけで。今までも先述のパターンで“上”を目指し戦った選手もいるし、大きな才能で目立った選手(菊池雄星&大谷翔平)もいます。では、そのもとは何か。
それはバカみたいに単純ですが「野球への熱意」そのものです。
熱意はあるけども、それが結果となって結んでいなかった。だから必要以上に軽く見られていた。それが悔しいのは言うまでもありません。しかし、それも多くの人の取り組みで突破が図られようとしています。
今年は大谷君が二刀流で見せ場を作り、雄星君はローテの軸に成長。銀次君はその存在でチームを日本シリーズに運び、畠山君、中村君も一年一軍で戦いました。一方ではホークスの三浦君はケガに苦しみ、下沖君、伊東君、太田君には戦力外が告げられるなど厳しさも。
岩手で、社会人で。自分がこの目で見てきた選手がプロの舞台で戦うことに何とも言えないドキドキ感を感じます。野球の厳しさを分かった上で、それでも選手たちには頑張っていただきたい。良く(いぐ)生きていただきたく願い、この一文を閉じさせていただきます。