MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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クラブ野球選手権。27日一回戦8試合結果と28日6試合のみどころ。【2022社会人野球】

 今日は。所用が終わった22時になってようやくクラブ選手権の情報を得ることができました。一球速報ページ(https://baseball.omyutech.com/)で得た情報を基に雑感を記します。

▽一回戦 エフコムBC8―6 ジェイグループ
 全国初舞台のジェイグループが勢いよく先制したかに見えたが、中盤以降毎回のように点を重ねたエフコムが逆転。執念燃やすジェイグループの八、九回の猛反撃をかわしきり二回戦に進出した。
▽一回戦 全足利クラブ5―3 弘前アレッズ
 前年王者足利と3年ぶり県外出場弘前の対戦は、両者それぞれが持つモチベーションのぶつかり合いで前半はゼロが並ぶ。全足利は六、七回に5得点あげ流れ引き寄せるも、弘前は八回に3点を返し、敗れたものの爪痕を残した。
▽一回戦 ハナマウイ 10―2 東北マークス
 こんなに点差が離れるカードでないはずだが…。ハナマウイは“攻めどころ”わかった攻撃でマークスを圧倒した形に。初回に4点先制。マークスは三回に2点返すが、ハナマウイは徐々に加点すると、七回に大量4点あげコールドに持って行った。
▽一回戦 ビッグ開発ク 7―2 太田球友倶
 ビック開発が序盤から攻勢をかけ三回までに5得点。太田球友は四、六回に1点ずつ返しここからと思われたが、ビック開発が後半にダメ押し点を上げ逃げ切った。太田は後手に回ったのが悔やまれた。
▽一回戦 千曲川野球ク16―0 コットンウェイク
 前年準優勝の千曲川は初回からコットンウェイを圧倒。五回までに9―0とリードすると7回にダメ押しの7得点を挙げコールド。コットンウェイは苦い全国デビューとなってしまった。
▽一回戦 ゴールデンリバース4―0 ショウワコーポレーション
 リバースは大舞台に強いエースが登板。初回に先制すると四回に3得点を挙げ、現体制では初めての全国出場のショウワに突け入る隙を与えなかった。ショウワは安打数では互していたがエラーがこたえたか。
▽一回戦 トランシス 7―6 NOMOク
 両チームとも強力なライバルとを倒したどり着いた舞台、簡単に降りたくないのは当然で、その心情が激しい鍔迫り合いにつながった。序盤リードしたのはNOMO。トランシスが九回までに追いつき延長タイブレーク。12回は両者2点ずつ取り合い、13回の攻撃でトランシスがサヨナラ勝ちをもぎ取った。
▽一回戦 大和高田ク 6―0 全大宮野球団
 最後の1枠に入り全国に乗り込んできた全大宮も、企業チームとも互角に戦える大和高田相手に厳しい戦いを強いられた。五回まで0―6とされながら得点のコールドを許さなかったは意地。球場規定もあって八回コールドで大和高田クはまず一勝。

 以上雑感を記してきました。試合以外のところでひとつ。大会本部がショウワコーポレーションの出場回数を訂正しました。後援体制やチーム所在地を変更するなど大がかりな変動はあっても、歴史は柵原クラブからたどってきたもので、それを踏まえた対応に安堵しています。
 東北勢ですが、エフコムとリバースが勝ち、アレッズが爪痕残し、マークスが予想外の大差になりました。去年はコロナ禍の影響もあり試合に望むことそのものが大変。結果も結果でかなり厳しいことも言われました。全国に出たライバルに食らいついていきたいですね。
 去年、直前に試合を辞退した大和高田クラブ、試合に臨めたことが何よりでした。

 では日曜日・8月28日に行われる二回戦4試合などの日程と雑感をお伝えします。
【川崎等々力球場】8時30分前開始予定
▽二回戦 千曲川硬式ク―ゴールデンリバース
 前日は大量得点を挙げきれいなスタートを切った千曲川。この日はダブルヘッダーを睨んだ戦いどう作用するか。リバースは前日エースを使った後の投手起用をどうするか。キャッチャーの起用も注目されそうだ。
▽二回戦 トランシス―大和高田ク
 前日延長13回の激闘を勝ち抜いたトランシスは一戦必勝胸にクラブ野球の王者的存在に立ち向かう。大和高田はどういうスタンスで試合に臨んで行くか、チームの意思統一が重要になる。
両試合勝者が第3試合準決勝に臨みます。
【大和スタジアム】8時30分前開始予定
▽二回戦 エフコムBC―全足利クラブ
 全足利は去年から始まったこの形の日程を最後まで勝ち抜いているだけに、やり方は承知しているはず。あとは選手が力をどう発揮するか。エフコムは打ち合いを制しこの試合に。近隣で対戦することもあるが この舞台で戦うのはまた格別。存分に戦ってほしい。
▽二回戦 ハナマウイ―ビッグ開発ク
 昨日はどちらも相手に差をつけて勝ってきた。ハナマウイは去年二日目のダブルヘッダーで苦杯した悔しさを今年は克服に行く。ビック開発は個々人の力が鍵となるスタイルのチームなだけに、作戦よりは勢いを大事にしたい。
両試合勝者が第3試合準決勝に臨みます。
 昨日に引き続いて好きに見解を記してきました。用事の出先は今日も晴れ気味でしたが、神奈川はどういう天気になりましょうか。試合に望まれる皆様の健闘を願いましてこの項を終わります。

クラブ野球選手権開幕。27日開催の一回戦8試合みどころ。【2022社会人野球】

 クラブ野球選手権はいよいよ開幕。今回は神奈川県川崎市等々力、大和スタジアムで行われます。ここ数年大会会期が4日間で行われてきましたが、今年は去年の岐阜開催同様初日2会場で一回戦8試合→2日目2会場で二回戦4試合→準決勝2試合進行→最終日に決勝戦、という塩梅で日程が立てられています。JABAサイトでもより深く見所が書かれていたりして、私の出番何ざもはや必要としませんが、それでも一見解としてのそれを記していくこととします。

【川崎等々力野球場】8時30分前開始予定
▽一回戦 エフコムBC―ジェイグループ
 エフコムは去年の県外大会不出場ブランクを越え、「富士通アイソテック」以来の全国舞台に戻ってきた。投手陣が全国舞台に慣れるか。ジェイグループは企業チーム「ジェイプロジェクト」の兄弟チームであることが紹介された。目線の高さを倣って勝ち上がりにいきたい。
▽一回戦 全足利クラブ弘前アレッズ
 説明無用のレジェンド的存在の足利は去年ついに10回目の全国制覇。今年も目標はそこに行くだろう。弘前アレッズは2年の県外大会不参加を耐えて大会と全国舞台に戻ってきた。意識の鋭さ変わりなし、あとはグラウンドで。
▽一回戦 東北マークス―ハナマウイ
 継続的に大会に参加し続ける東北王者。悔しさを覚える経験と同時になされてきただけに今年はまず一勝を。ハナマウイは2年連続で大舞台(20年は都市対抗)に立った経験をどう発揮するか。共に投手力に自信。
▽一回戦 太田球友倶―ビッグ開発ク
 北関東で腕を磨き続けてきた太田球友倶、近年全国舞台を踏むようにもなってきた。今回は一勝を。ビッグ開発は前年破れたシンバネットにリベンジ果たし再度全国に。最終日進出はひとつの目標か。
【大和スタジアム】8時30分前開始予定
▽一回戦 千曲川野球ク―コットンウェイク
 長年にわたり地域との共動に取り組んできたコットンウェイはついに…の全国進出。意気高さを一勝に結びたい。千曲川は確かな実力と「目標にあと一歩届かない悔しさ」を経験。一歩目を大事に。
▽一回戦 ゴールデンリバース―ショウワコーポレーション
 今年の東北勢は臥薪嘗胆に耐え、全国舞台に戻ってきたチームが多い。リバースは“いい所”持っていくか。ショウワは前身の柵原ク時代に全国は経験しているが、現体制では初。亀澤監督の“気づき”受けとめ躍進を。
▽一回戦 トランシス―NOMOク
 群雄割拠の時代になった北海道クラブの代表はトランシス。長年高いレベルで野球をした新監督がどう牽引するか。NOMOクは全国的にも本命のマツゲン箕島を破っての出場。クラブ時代築いた旗手の“復権”いくか。
▽一回戦 全大宮野球団―大和高田ク
 最後の1枠を長年の継続を基礎につかんだ全大宮。復活呼び込んだ執念をグラウンドでも。大和高田クも説明無用だが、去年はグラウンドにも立てなかった。万全期して大会に挑む。

 …と雑感記してきました。大会日程の最終確認は一球速報ページ(https://baseball.omyutech.com/)でお願いします。用事は第一の山場を越えたので、あとは「することの完遂」基礎に動いていきます。お付き合いいただきありがとうございました。

赤崎クは決勝T進出―三陸沿岸、東北CC2大会結果【2022社会人野球】

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【写真】住田球場近くの気仙川。
 今日は。きょうは岩手県関連の公式戦が二つありました。今年で8回目となる「東北クラブカップ」、“復活”して3回目の大会となる三陸沿岸クラブ大会です。住田球場の赤崎野球ク分は直接見たこの目で、他4試合とクラブカップについては一球速報サイト(https://baseball.omyutech.com/)を基にして雑感を記します。

1.決勝は能代vsTFU―東北クラブカップ
▽一回戦 TFUクラブ4―2 全弘前倶楽部
 全弘前が三回に2点を先制するも、TFUはその裏に1点を返し六回に同点、七回に2点を奪い勝ち越し。全弘前は三回以降に追加点が欲しかった。
▽一回戦 ALL北嶺 7―4 久慈クラブ 
 久慈クラブは三回に先制すると、四回にも3点挙げリードを広げたが、北嶺は六回に3得点を挙げ逆転、八回に2点加えダメ押し。五回以降久慈の反撃を許さず、予想以上の点差をつけて勝ち上がった。
▽一回戦 能代松陵ク 12―3 郡山BBC
 郡山は三回に先制すると六回にも2点を奪い3―0とリード。ムードよく後半を迎えたはずだったが、能代は七回に2点を返すと、八回に5点を挙げ逆転。九回にも5点を挙げダメ押し。終盤の猛攻撃で準決勝進出を果たした。
▽一回戦 片山商会BC11―1 高田クラブ 
 高田クラブは三回に1点を先制。片山商会は四、六回に1点ずつ挙げ逆転すると、七回に大量9点のビッグイニングを作り一気にコールドに持って行った。高田クラブは七回のディフェンスが全て。久しぶりの上位大会は苦い結果となった。
▽準決勝 TFUクラブ7―0 ALL北嶺
 二大会連続で上位進出を狙う北嶺が勢いよく挑んだが、TFUが終盤3イニングで点を固めると、八回に一気に4点を挙げコールドへ持って行った。北嶺は無念の完封負け。
▽準決勝 能代松陵ク 7―0 片山商会BC
 終盤の集中打で東北一勝を挙げた片山商会は勢いままに能代に挑んだが、能代は三回に2点あげると、以降中押し→ダメ押しと点を重ね、八回に止めの2点を挙げコールドゲーム成立。決勝に進出した。
 クラブカップは1日で準決勝まで進行し、TFUクラブと能代松陵クが決勝進出を決めました。出場チームの中では経験と近年の実績を残していたチームではありましたが、準決勝では「下克上」を狙った北嶺、初出場ながら躍進を狙った片山商会に力の差を見せた格好となりました。
 岩手勢はそれぞれに悔しい結果となりました。去年はMKSIBCが1勝を挙げましたが住田が無念の辞退。今年の2チームは参戦にたどり着いた部分でほっとしていますが結果は悔しいもの。今後どうたたかうか、に期待します。
 本日行われる決勝戦は下記のカードになりました。石巻市民球場
▽決勝戦 TFUクラブ―能代松陵ク
 TFUは初戦接戦に持ち込まれるも、準決勝は勝負どころの鋭さを見せコールド勝ち。クラブ選手権での価格を取り返すタイトルを持ち帰れるか。能代は2試19得点と打線が好調。秋田県内でリバースを追いかける為にもこの大会のタイトルが欲しい。

2.赤崎、住田、釜石、盛球が決勝トーナメントに―三陸沿岸クラブ大会
高田松原一本松・Aブロック】
▽第1試合 釜石野球団 12―4 遠野クラブ
 釜石は序盤から厚い攻撃力を見せ、二回までに5得点。その後中盤は抑えられるが六回にビッグイニングを形成し、結果七回コールドで勝ち上がった。遠野は六回に3点挙げ反撃したがその守備の集中失点が響いた。
▽第2試合 盛岡球友倶 6―0 遠野クラブ
 緒戦コールド敗退となった遠野。それを引きずったのか、盛球に初回3失点を食らう。以降は落ち着いたが攻撃陣が盛岡投手陣を打ち崩すことができず、完封負けを喫した。
▽第3試合 釜石野球団 6―6 盛岡球友倶
 両チームの意地がぶつかり合って同点引き分けとなった。試合が動いたのは4回。盛球が先制するが、釜石がすかさず4得点を挙げ逆転。盛岡は七回に3点、八回に2点を挙げ逆転するが、釜石は九回に2得点を挙げ引き分けに持ち込んだ。
【住田町営・Bブロック】
▽第1試合
 赤崎野球ク 8=000110132
 住田硬式ク 8=000011033
 序盤は落ち着いた展開も、四回に赤崎が先制すると試合が動き出す。赤崎が五回までに2得点を挙げると住田は六回までに同点。終盤3イニングは意地のぶつかり合いとなり、赤崎が計6点をあげれば、住田は八、九回と赤崎のリリーフ投手に食らいつき、あわやサヨナラまで持って行ったが赤崎エースが踏ん張って引分に持ち込んだ。
▽第2試合
 赤崎野球ク 9=2001204
 宮古倶楽部 1=0010000
 乱戦を引きずらないかと心配された赤崎。前大会でで敗れてる宮古に、三回ベテラン選手に適時打を許す。その後は転じ、四回に1点、五回には4番の特大本塁打で2点、七回には5安打を集中し4点を挙げコールド圏内に。宮古打線も反撃を試みたが、ペースを取り戻した赤崎エース→副キャプテンの継投で宮古打線を抑え、決勝トーナメント進出を決めた。
▽第3試合 住田硬式ク 12―3 宮古倶楽部
 2大会連続決勝トーナメント進出のために負けられない宮古は初回に2点を先制。しかし住田が二回に5点あげ逆転すると、五回にも7得点のビッグイニングを形成しコールド勝ち。宮古は三回にも1点を返したが、五回に突き放されたのが痛かった。
 こちらはリーグ戦の結果、参加6チーム中上位4チームが21日の決勝トーナメント進出。去年は片方のブロックでスコアレスドローがあった影響で決勝トーナメント緒戦が同じブロック対決となりましたが、今年はドローゲームはあったものの準決勝は別ブロックチームとの対戦となります。
 赤崎クに関して。住田との試合は終盤乱戦に持ち込まれて同点で試合終了という経験を第2試合では転換して、地に足のつけたプレーで「自らの活路を見いだす」戦いをした結果が1勝1分という結果に結びついたものと思われます。21日はここ数年の戦いで実績を上を行かれている盛岡球友倶が相手ですが、そのチームにどう戦うか注目して見てみます。
 きょう行われる決勝トーナメントのみどころは以下の通りです。
高田松原一本松球場》8時30分前開始予定
▽準決勝 釜石野球団―住田硬式ク
 ともに積極性が売りで近年の公式戦でも東北大会進出権を得るなど躍進目覚ましい両チーム。余分な失点を許さず地に足をつけた戦いができるかどうかが試される。
▽準決勝 赤崎野球ク―盛岡球友倶
 赤崎は前日投手陣総動員で2試合を戦い抜き1勝1分。どう対峙するにしても「自分のペースで活路を見出だせるか」にかかっている。盛岡球友もこの1勝1分。試合運びの巧みさを見せて進出なるか。
▽両試合勝者で決勝戦

 高校野球選手権より早く、それぞれの大会チャンピオンが決まります。試合に望まれる皆様の健闘を願います。

8月の野球―定期戦結果、東北CC&三陸沿岸クラブ組合せ【2022社会人野球】

 今日は。今回記事は3部門触れていきます。大きな情報源は一球速報HP(https://baseball.omyutech.com/)。 

1.県連盟定期戦、優勝はJR盛岡!久慈ク奮戦。 
 
 8月6、7日にかけて行われた県連盟定期戦。弘前アレッズが出場辞退となり、トヨタ自東、JR盛岡、久慈クラブの3チームによるリーグ戦が野田ライジングスタジアムで行われました。 
▽JR盛岡 4―0 久慈クラブ
 二回までに3点を取ったJR盛岡だったが、久慈クは三回以降JRの攻撃を食い止める。JRは七回にダメ押し点を奪い、完封勝ちしたが、久慈がディフェンス力で見せ場を作った。
トヨタ自東 16―4 久慈クラブ
 前試合でディフェンスで見せ場つくった久慈クだが、トヨタ東打線は三回までに11得点を挙げる猛攻。しかし、今度は久慈ク打線が三回に4点を返し、コールドには持っていかれたがオフェンス面で意地を見せた。
▽JR盛岡  2―1 トヨタ自東
 近年県内大会でトヨタに激しく詰め寄るJR盛岡。この日は四回に先制。トヨタ東が五回に同点に追いつくが、“ラッキーセブン”七回にJR盛岡が1点を奪い、ディフェンス陣がトヨタの攻撃力を防ぎ止め、定期戦優勝を成し遂げた。
 トヨタ自東は18年都市対抗に出場したメンバーの多くが第一線を引いています。MLBなどでは「再構築状態」という言葉がありますが、それ以前の話として「いるメンバーで勝ちにいく」というのは当たり前すぎるくらい当たり前。都市対抗と今大会の悔しさを9月の日本選手権最終予選にどう結ぶか注目。
 「いる選手〜」でいうなら、その下で力を発揮し続けてきたJR盛岡も同じこと。補強の条件は限られますが、それでも近年は投手が多く加わっているのが目を引きます。ライバルJR秋田、そして“六強”にどう対峙するか、また注目です。
 久慈クはJR盛岡戦でディフェンスが、トヨタ戦では攻撃陣が見せどころを作りました。後項に記すクラブカップにどうつなげるか。弘前アレッズは1ヶ月内3大会は厳しかったのでしょう。以前は弘前大会、さらに古くは青森市長旗大会に岩手チームが多く臨みました(81〜00年年代)。交流がなされる状態が戻れば、と思います。 

2.東北CC組合せ。高田クは山形の新興チームと!
 
 いよいよ今週末、石巻市の市民球場と河南球場で行われる東北クラブカップ。初日20日は両球場で一回戦2試合と準決勝まで進み、21日は決勝戦が行われます。 
 この大会の上位進出チームは北海道・東北交流大会に進む権利を得ますが、コロナ感染拡大の状況で先が見通せないものがあります。それでも、去年は約半数のチームが辞退したことを思えば「この戦いの場そのものが貴重」です。
 では、組合せは以下に。 
石巻市民球場》 8時半前開始予定
▽一回戦 TFUクラブ―全弘前倶楽部
▽一回戦 久慈クラブ―ALL北嶺 
▽両試合勝者で準決勝。
 第一試合、クラブ選で不覚をとったTFUが再起を狙う。全弘前は東北で戦う機をどう活かすか。第二試合、ここ数年昇り調子にあるチーム同士の対決。全国経験の久慈、東北機会が増えた北嶺どちらが先んじるか。
《河南球場》 8時半前開始予定
▽一回戦 能代松陵ク―郡山BBC
▽一回戦 高田クラブ―片山商会BC 
▽両試合勝者で準決勝。 
 第一試合は80年代後半に成立したチームの対決。都市対抗経験投手もいる能代が復調。郡山Bも勢い取り戻したい。第二試合は“左腕王国”高田がリード役捕手に好人材得たのがどうプラスに。片山商会は天童地区の野球経験者が伸長に尽力し初東北舞台どう戦うか。

3.三陸沿岸クラブ大会も今週末。 
   赤崎クは住田ク、宮古倶とリーグ戦。 
 
 個人的にはこちらがメインになる「三陸沿岸クラブ大会」。参加予定チームのうち2チームが東北CCに回りましたので、遠野クと盛岡球友倶が参加しての6チーム開催となります。大会初日に3チームが1ブロックになってのリーグ戦→参加6チームの中で上位4チームが翌日のトーナメントに進出します。つまり、必ずしも両ブロック上位2チームが進出するわけでありません。各ブロックごとに見所。
高田松原一本松球場》8時半前開始予定
▽第1試合 釜石野球団―遠野クラブ
▽第2試合 遠野クラブ―盛岡球友倶
▽第3試合 釜石野球団―盛岡球友倶
 遠野はリニューアルになった三陸沿岸クラブ大会は初出場、盛岡球友は沿岸ブロックの公式戦そのものが初出場。ここまで2連覇の釜石は資質ある選手が集合して成果を出しているが、チーム力の安定化はまだ途上。真価が試される大会となる。遠野は打線に力強さが出てきた。投手陣も新しい運用が確立することができるか。盛岡球友は近年加入投手が目立つ今年の公式戦、戦績では近隣チームに先行かれているため今大会できっかけを。
《住田町営球場》 8時半前開始予定
▽第1試合 住田硬式ク―赤崎野球ク
▽第2試合 赤崎野球ク―宮古倶楽部
▽第3試合 住田硬式ク―宮古倶楽部
 このブロックに入った3チームは今季公式戦でまだ後半戦の経験がない。赤崎はクラブ選手権で1勝。住田、宮古は模索中の苦しみか勝ち星がない。模索を重ねつつ結果を出す公式戦の場で一歩抜け出すのはどこのチームか。住田は第1回大会の準優勝チーム、宮古は第2回大会、二日目に進出した経験を持つ。赤崎はこの大会まだ勝ち星がないだけに、“初日”を出したいところだ。

 いつもは大会前日あたりに記事を出しますが、今週はそれをする時間がなく、早く出させていただきました。東日本クラブカップ三陸沿岸クラブ大会に参加される皆様の健闘を願います。
 

東北クラブカップと三陸沿岸クラブ大会、組み合わせ決まる。【2022社会人野球】

 社会人野球について三つほど動きがありました。

①クラブ野球選手権全国大会、最後の1枠は全大宮野球団となり、出場16チーム決定。地元の全川崎、出たかったとは思うんですがあと一歩及びませんでした。

②東北クラブカップの組み合わせ決定。岩手代表では久慈クラブが福島・ALL北嶺と、高田クラブが山形県代表で今年新設されたチーム片山商会BCと対戦します。

③赤崎野球クラブが出場する三陸沿岸クラブ野球大会も大会の概要がわかりました。大会初日に予選リーグ、次の日にリーグ戦上位4チームによる決勝トーナメントが行われます。赤崎クは初日に宮古倶楽部、住田硬式クと同じグループで住田球場で試合をします。決勝戦まで戦えば2日で4試合をたたかう密度の濃さすべてに関われるようにしたいです。

 今日もお付き合いいただきありがとうございました

高田松原で「三菱重工EAST―日本製紙石巻」見てきました。【2022社会人野球】

 天気予報を見ると、この先一週間大荒れという予報が出ています。高田松原での野球見物は“大雨になる前の楽しみ”というやつだったのでしょうか。
 2012年以来「震災復興交流試合」というイベントが行われていまして、3年ぶりに開催された今年、高田松原一本松球場も会場になり、日本製紙石巻横浜市三菱重工EASTが行われました。ここ数年東北(以上)レベルの大会の試合を見に行くことがなく「感覚」を取り戻すものになりました。
 6回、リリーフした三菱投手が「意図が見えない」投球をしてチームのリズムを崩し、日本製紙石巻が大量5点を取ったシーンというのは勉強になりました。あと、日本製紙石巻150キロサイドスロー投手から三菱選手が本塁打を放ちましたが、ひとことで言えば「えぐくてゴツい」打撃でした。(試合は日本製紙石巻5―4三菱重工EAST)
 例によって1試合は持たないから(※)5回からの観戦でした。2週間後、今度は俺たちの番―三陸沿岸クラブ野球大会、頑張ります。
※赤崎野球クの試合はフルに関わっていますが、フルに関わるために神経鈍らせる系統の薬を遮断しています。

PS 震災復興交流大会は、10回目の今回をもって終了となる模様です。これまでの開催で多くの人が被災地に訪れて、野球を媒介として交流をしてきました。この行動が形を変えて“つながり”がつながってくれれば、と願います。
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「選手権」「東北CC」クラブ関係2大会進行状況。【2022社会人野球】

【1】クラブ選手権、進行状況
 岩手県では企業2チームと久慈クラブによる定期戦が行われましたが、そちらに関してひとまずおきます。全国ではクラブ野球選手権・等々力球場を目指す戦いが行われ、ここまで16代表のうち15代表が決まっています。東北地区と同じ週に行われた関東、中四国地区予選に関しては記述しましたので、その他地区の部分について触れていきます。
▽北海道→上位にはつくものの「壁」に当たることも多かったトランシスが、北海道ブルーウェーブや東北海道といった近年加入チームの挑戦を退け、最後決勝戦では古豪小樽野球協会に勝ち、6年ぶりに代表権を手に入れた。
▽九州地区→最終予選には8チーム参加。2試合を競り勝ったビック開発クと前年代表シンバネットワークの「沖縄決戦」はビッグ開発クが制して本大会進出を決めた。
▽東近畿地区→7月3日から開始予定だったが雨にたたられ、翌週にようやく開催。近年はOBC高島に押されることも多かった大和高田クだが、今予選ではOBC、三菱京都ダイヤモンドフェニックスに勝って本大会進出を決めた。
▽西近畿地区→大阪・和歌山、兵庫で勝った4チームによるワンデートーナメント。全国的に見ても優勝候補と思われたマツゲン箕島がNOMOベースボールクラブに敗退。NOMOは勢いで兵庫県警桃太郎も破り本大会に進出した。
▽東海地区→これまでは県レベルの1位チームのみで争われていた二次予選の幅を広げ、10チームによるトーナメントで7月上旬に開催。実績のある浜松ケイスポ、矢場とんや注目されていた山岸ロジスターズが相次いで敗退。混戦なった大会を制したのはジェイグループ
北信越地区→8月6、7日に開催。去年全国準優勝の千曲川クラブが佐久コスモスターズとの同地区決戦を制すると、HBC金沢をコールド、決勝は新潟コマーシャルとの激戦を1―0で制し本大会進出を決めた。
 そして、関東地区代表決定戦で敗れた4チームが最後の1枠をかけて11日に行われる試合に挑みます。参加チームはGood-Job、全大宮、全川崎、全鹿嶋の4チーム。

【2】東北クラブカップをかけた戦い
 クラブ野球選手権は多くの方が触れられていますが、東北クラブカップに関して触れるのはWeb界を見渡したところ…私だけになりそうなので、JABAHP(www.jaba.or.jp)、一球速報ページ(https://baseball.omyutech.com/)でわかった部分を。東北クラブカップの本大会は8月20、21日開催。各県によって代表の決め方が分かれているので そこら辺の事情も含めて記してまいります。
秋田県→6月25、26日に、独自予選会開催。クラブ選東北予選出場のゴールデンリバースは除外。準決勝から登場した能代松陵ク由利本荘に競り勝つと、クラブカップの実績のある互大設備ダイヤモンドクラブとの決勝戦ではコールド勝ちし、本大会進出を決めた。
岩手県→クラブ選手権と併催。以前は7〜8月に独自の予選会を行っていましたが、2020年あたりから岩手県クラブ選手権(=クラブ野球選手権岩手予選)と併催して、クラブカップ進出チームを決める形をとっています。今大会は準決勝進出し敗退した久慈クラブ、高田クラブがクラブカップ進出の権利を得ました。
宮城県→今年はクラブ選手権県予選と併催。宮城は年ごとに形式が調整されるようです。クラブ選準決勝で敗れた2チームによる代表決定戦が行われ、TFUクラブが勝ちクラブカップ進出。
山形県→他県はクラブ選手権東北予選進出チームは除外して選抜する形式をとっていますが、山形は参加希望全チームの参加で開催。今年は8月6日に予選をリーグ戦で開催。新庄が2連敗で脱落した後の“決勝戦”では、今年加入の片山商会BCが4―2で鶴岡を破り、初の上位大会進出を決めた。
福島県→クラブ選東北予選に進出したいわき、白河、エフコムを除外し希望8チームで開催するも、コロナ感染急拡大の影響か2試合が不戦の憂き目に。全国準優勝の経験を持つ郡山BBCが2試合を大勝し優勝。クラブカップでは上位に進出することも多いALL北嶺は小峰クラブとの競り合いを制し東北進出を決めています。
青森県→すみません、全く全然わかりません。おそらくは全弘前かキングブリザードのどちらか。
 …抽選は既に行われたようですが、出場チームが決まっていない以上発表はされません。石巻市民、石巻市河南球場で行われる大会の上位チームは、北海道チームとの「北海道・東北交流試合」に出場する権利を得ます。なかなかコロナの影響でこの大会も開催されていない状態が続いていますが、今年こそ…というふうに願っています。

【3】岩手の公式戦
 最初にも書きましたが、8月6日に行われた定期戦の結果、8月20、21日に行われる三陸沿岸クラブ大会については後ほどの記述とさせていただきます。特に後者の大会に関しては、参加が予想されたチームのうち2チームが東北クラブカップに進出したので、どういう形になるか。協議中と思われますので発表を待ちます。
 ここまで長くお付き合いいただきましてありがとうございました。
 

岩手定期戦はトヨタ自東、JR盛岡、久慈クラブ3チーム参加で6、7日に。【2022社会人野球】

 私は盆前作業に追われていますが、岩手県社会人野球では8月6日、7日に連盟定期リーグ戦が行われます。当初は弘前アレッズも参加してトヨタ自動車東日本、JR盛岡、久慈クラブとの4チームで行われる予定でしたが、弘前アレッズが出場辞退となり、試合開催は以下の3試合のみとなります。(https://baseball.omyutech.com/ 一球速報ページより)
・6日8時30分前予定 久慈クラブ―JR盛
・6日13時30分前予定 トヨタ自東―久慈クラブ
・7日10時00分前予定 JR盛岡―トヨタ自東
 トヨタとJRはこの後日本選手権、久慈クラブは東日本クラブカップと重要な公式戦を控えています。選手達が何か実を得るような試合を―特に久慈クラブは対戦相手が厳しいものはありますが―得られればと思うものです。
PS 復興記念交流試合が陸前高田でも1カード組まれる報道がありました。

実は“盆前進行”入っています―記事進行について。

 家族との隔離生活を余儀なくされましてその間車中泊。ようやく解除となりましたが反動でグダッてしまい、しかも仕事や地域内行事の盆前進行が前半10日間に集中しているので、記事製作は…
▽今週中→定期戦紹介
▽来週1→定期戦結果
▽来週2→東北CC+クラブ選
・一関大会→下準備すら…
▽第三週→三陸沿岸クラブ大会、東北CC大会
▽第四週→クラブ選手権本大会
▽八月中→1946〜1972福井県社会人野球挑戦記(※1934〜42は補筆)
▽九月前半→1931〜1965島根県社会人野球挑戦記
 を計画しています。島根県〜はクラブ選でMJG島根が本大会進出していたら8月中に作る予定でしたが、惜しくも…でしたので、資料の穴が開いている戦前を補強した後に製作。体調の都合もあり、実際の試合観戦は三陸沿岸クラブ大会の赤崎試合分のみになりますが、この「挑戦記」は今年中にある程度進めたい(福井06〜、奈良32〜57年、山梨、山形、青森概略)と思っています。
 熱帯夜も厳しく、心身削られる状況ですがお気をつけてお過ごしください。

エフコム、リバースも全国へ、岩手勢無念―クラブ野球選手権東北予選3日目の結果【2022社会人野球】

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 こんにちは。暑い一日だ、というのは『夏はそんなもの』…と言えないくらい近年はこたえるものがあります。熱帯夜になっていないのばかりが救いです。クラブ野球選手権二次予選は東北と関東の二つの地域で行われました。一球速報ページ(https://baseball.omyutech.com/)を参考に雑感を記します。
▽代表決定戦 エフコムBC11―4 オール江刺 
 安打数は互角だったものの。相手守備の乱れに突け込んだエフコムが得点を積み重ね八回コールド。体制変更後初の全国進出を決めた。江刺は投手新リーダー格2人が登板したが、守備がが足を引っ張ってしまい、無念の敗退を喫した。
▽代表決定戦 ゴールデンリバース11―0 水沢駒形倶
 おそらく今年のクラブ選手権予選で最大の「衝撃的な結果」ではなかったか。四回までは予想通りの接戦。五回、リバースが4得点を挙げるも「ここからならまだ勝負になる」と思われいたが、リバースの八回七得点は駒形の気力をへし折った。
▽決勝戦 東北マークス 4―0 弘前アレッズ
 二度目の東北優勝を目指した弘前アレッズだったが、東北マークスは二回に先制をすると五回に中押し、八回にだめ押しで点数を重ね、投手陣もアレッズ打線に2安打しか許さず完封勝利、2年連続東北王者の座に就いた。

 岩手県勢は残念ながら、全国進出が叶いませんでした。
 オール江刺はこれまで左右の投手陣の中心になっていた選手が一線から一歩引き、新たな陣容で戦いに臨んできましたが、チーム全体で失点をいかに抑えるか、の宿題はまだこなしきれず、2年連続の全国行きはなりませんでした。
 また、文中にも書きましたが水沢駒形の大敗はショック。リバースは絶対的エースを持って来るだろうと思いましたし、駒形も抜かりはなく戦ったのでしょうが、リバースの集中力が上回ったということでしょう。往々にしてですが、大きい力で互角になればなるほど、その均衡が崩れたときは驚くほど傾く。それは分かっていてもこのスコアは…でした。
 リバースは土俵際に追い詰められた格好となりながらも絶対的切り札を残し、起用に応えたこと、打線も前身にあたるユーランドクラブから存じている選手達が力量を維持していたのはすごいと思います。エフコムも体制が変わったりする中で、更に県予選ではよもやの敗戦も経験したりして、気力がキリッと締まったのが効いたのか、立て直して全国行き。
 今回、東北からはカタカナ4文字が呼称となるチーム(マークス、アレッズ、エフコム、[ゴールデン]リバース)が全国大会出場となりました。去年は一勝もできなかった東北勢、全国での活躍を願うものです。

 今日は関東地区でも予選6試合が行われ、去年全国ベスト4対決はハナマウイがTOKYOMETSを制するなど熱戦が繰り広げられ、ハナマウイは全鹿嶋にも勝ち全国進出、元プロ投手の存在が注目された全府中、全川崎のブロックは、群馬の太田球友が2試合を勝ち抜き全国行きを決めました。各ブロックの決勝戦敗退チームで行われる第5代表決定戦は8月11日に行われる予定です。
 今回はここまで終わったブロック(北信越と関東1以外皆終わりましたが)の様子を書こうかと思いましたが、作業がまだ途中で表に出せないので、今週中に東北クラブカップ予選の様子と併せて記すことができればと思っています。
 今週末にはもうひとつ、久慈地方で岩手県連盟定期戦が行われます。トヨタ自動車東日本、JR盛岡、久慈クラブに青森県から弘前アレッズが参加。岩手県社会人野球大会の青森県社会人チームの参加は、2008年の岩手県知事旗大会参加の三菱製紙八戸クラブ以来ではないでしょうか。4チームともこの後重要な公式戦を控えてるだけに腕試しの大会となります。参加される皆様の健闘を願うものです。お付き合いいただきましてありがとうございました。
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