1)都市対抗野球岩手予選―決勝トーナメント進出1号は赤崎!
都市対抗野球岩手県予選はブロック二回戦が4試合、代表決定戦が1試合行われ、下記の通りの結果となりました。赤崎―久慈の試合は直接見てのピックアップゲームとして、他4試合は一球速報を見ての雑感を記していきます。
・Aブロック二回戦 釜石野球団 20―1 遠野クラブ
序盤はゼロ行進で迎えた五回、釜石が2点を先制。七回に遠野が1点を返したが、釜石は八回に約30分の猛攻で18点を奪う猛攻を見せ大量リードを奪い大勝。遠野は守備陣の変更がペースの乱れにつながった。
・Cブロック二回戦 MKSIBC 12―0 一関BBC
MKSIは二回に3点を先取。五回にダメを押すと、以降9点を追加し一関投手陣を攻略した。一関は打線もMKSI投手陣に手が出ず無念の敗退をきっした。
・Dブロック二回戦 盛友クラブ 10―3 北上REDS
盛友は初回に5点を先制すると四回の4点で10得点に。北上は四回に1点を返し、七回にも2点をあげコールド阻止に迫ったが及ばなかった。
・Dブロック二回戦 盛岡球友倶 3―2 宮古倶楽部
・Bブロック代表決定戦 赤崎野球ク 9―7 久慈クラブ
久慈ク 7=400000210
赤崎ク 9=002000043
三陸沿岸大会に続く対戦。前回対戦時大勝した久慈が初回猛攻を仕掛け4点を先制。赤崎が三回に2点を返すが、久慈が赤崎リリーフから七、八回に3点を奪い勝負あったかに見えた。
しかし、赤崎が八回裏にランナーを貯めて連打で4点あげ1点差に詰めると、九回に3番打者の本塁打で同点、5番打者の2点本塁打で劇的なサヨナラ勝ちを収めた。久慈は八回に好投してきたエースがとらえられたのがこたえた。
今日の試合は驚くことが多くありました。
まずは釜石のイニング18得点。見ていた方から話を聞くと、七回まで試合を作った投手が交代以降ペースが変わってしまい、大量点につながったという話。27年前の久慈ク対岩手東芝(久37―3東、イニング28得点)の試合でも先発して試合を作っていた投手が変わった途端に試合が傾き、イニング28点という猛攻を見たことがありますが、それを思い起こさせるものがありました。
そして赤崎野球クラブです。実は先週に続いて今週もギリギリの戦いを強いられて、試合に出場できるメンバーは9人(他に監督、副部長、マネージャー、応援スタッフ←これは登録外)、指名打者なし、試合前の目標は「無事に試合を終える」だったはずですが、試合をしていく中でいい意味での“欲”出て、八回は得意の連打で1点差まで詰めると、九回には2本塁打で逆転勝ち。驚きのあまりに何がどうなったかわからなくなり、両手の握りこぶしを上げた際に激痛覚えて現実であることを知るという劇的展開を見ました。
これで来週はトヨタ自動車東日本との対戦になります。言うまでもなく岩手最強。だけどその岩手最強に自分たちがどこまで通用するか全身全霊をもって当たりたいと思っております。
では14日日曜日に行われるブロック代表決定戦3試合の見所です。
《5月14日 しんきん森山S》9時開始予定
・Aブロック代表決定戦 一戸桜陵ク―釜石野球団
今日の試合でイニング18得点をあげた攻撃力が目立つ釜石だが、投手陣の力量安定化をどう図るかが模索にいく。一戸は先週1勝あげ、今週は1試合に集中して臨む。勢いに乗ったら止まらないという特長は一戸も同じ。どちらの突破力が秀でるか。
・Cブロック代表決定戦 住田硬式ク―MKSIBC
MKSIBCは地に足をつけた攻撃力を見せ、投げても先発二本柱が好投を見せ勝ち抜いた。強みをいかに発揮するか。住田は雨中の試合をコールドで勝ち抜いた。広い幅を持った陣容が展開できるだけに後はMKSIの攻勢をどうしのいで優位に持っていけるか。
・Dブロック代表決定戦 盛友クラブ―盛岡球友倶
盛岡市同士の代表決定戦。盛友は序盤からの速攻で北上に勝利。新しい戦い方で決勝トーナメント進出を目指したい。盛球は宮古の粘りに苦戦したがそれを勝ち抜いたのは自信に。どちらの戦い方がプラスになったかを証明する試合になりそう。
・一回戦 BnetYAMAGATA7―0 片山商会BC
・一回戦 新庄球友ク 9―8 鶴岡野球ク
・決勝戦 BnetYAMAGATA9―1 新庄球友ク
新庄市のあじさいスタジアムで行われた都市対抗山形県予選でしたが、きらやか銀行野球部経験者が多く集まったB-net/YAMAGATAが片山商会、新庄球友に2連勝し、チーム初優勝を成し遂げました。今回の大会こそこのような結果となりましたが、ここ2年で2チームが入れ替わり、新たな光景というのも見えています。長く活動してきた鶴岡、新庄に新しく加わった片山商会、B-net/YAMAGATAがどういう軌跡をたどるのか楽しみに、まずは東北予選をどう戦うか注目していきます。
《5月14日 岩木山総合公園》
日時、会場、出場チームはこれまでの記事で記してきましたが、13日になって「リーグ戦で行われる」という記述が加わりました。今週の日程を考えると青森まで見に行くには体力がもたない―実際今日の応援も終盤3イニングへばってしまってコールを所々つなげられませんでした―ので、一球速報サイトから注目していきます。
今日も3編、お付き合いいただきありがとうございました。