岩手県は雨模様となりましたが、都市対抗野球予選は雨の中敢行し一回戦１試合、二回戦４試合の計５試合が行われました。赤崎対高田は直接見てのピックアップゲームとして、他の４試合は一球速報（https://baseball.omyutech.com/）から情報を得ての感想を記していきます。
▽Ａブロック一回戦 釜石野球団 ７―０ 滝沢スイカーズ
釜石は三回に４点を先制すると、７回にも２点、九回にはダメ押しの１点をあげ快勝。滝沢はコールドには持って行かせなかったが得点を奪えず零敗を喫した。
▽Ａブロック二回戦 一戸桜陵ク 10―４ 矢巾硬式ク
▽Ｂブロック二回戦 久慈クラブ 14―１ オール不来方
▽Ｂブロック二回戦 赤崎野球ク ６―５ 高田クラブ
高田クラブ ５＝０１３００００１０
赤崎野球ク ６＝３００００１２０Ａ
気仙地区対決となったこの試合だが、仕事や地域行事が重なってしまい、特に赤崎は強引な編成となったが、初回にいきなり打者一巡で３得点。しかし高田は赤崎の守備の穴を突く攻撃を見せ三回までに逆転するも、赤崎は再び攻勢を見せ、五回に追いつくと六回には逆転。高田は八回に１点を返し、九回にも得点圏にランナーを置いたが赤崎の３投手継投にかわされ届かず。赤崎が勝負強さを見せ代表決定戦に進出した。
▽Ｃブロック二回戦 住田硬式ク 13―６ 花巻硬友倶
住田は初回から攻勢をかけ、二回には５点、以降も毎回得点を積み重ね13得点で７回コールドに持ち込んだ。花巻は四回に４点返すなど猛追はかけたがついに追いきれず力尽きた。
なお、ＭＫＳＩBC―一関ＢＢＣの試合は雨天順延となっています。
ピックアップゲームの赤崎―高田。赤崎は二刀流じゃない投手２人をセカンド、レフトに置く強引な布陣を引かざるを得なくなりましたが、その２人が意気高く奮闘し、それに他のメンバーが引っ張られるような感じで強烈な先制パンチと、逆転を食っても諦めずにひっくり返した２面の強さを見せてくれました。エースも過日の三陸沿岸クラブ大会後調整し、見事な立ち振る舞いを見せてくれました。
一方、高田はエース左腕が先発しましたが、わけのわからないうちにいきなり３点取られ、隙を突いて一度は逆転、二番手で登板した投手の大学で鍛えられた速球には“可能性”も感じましたが、残念ながら試合としては一歩を届かず、というところとなりました。
同じ気仙地区同士、切磋琢磨してまた別な舞台で対峙したいものです。
延期試合が生じたことで日程の変更が生じました。その部分を含めて５月７日19時時点で一球速報で示された日程表を元に今日の試合の見所を紹介します。
【しんきん森山 ９時開始予定】
▽Ａブロック二回戦 遠野クラブ―釜石野球団
釜石は初戦快勝の勢いをどこまで持ってくるか。鍵は投手陣。資質の高さの証明で上位進出を果たしたい。遠野は受けて立つ立場になるが、近隣地区同士 切磋琢磨した様子を試合でどこまで出せるかに注目したい。
▽Ｃブロック二回戦 一関ＢＢＣ―ＭＫＳＩBC
雨天順延となった試合は再編成されて森山を舞台にすることとなった。体調、仕事などの調整をどこまで進めるかが鍵。
【遠野運動公園野球場 ９時開始予定】
▽Ｄブロック二回戦 盛友クラブ―北上ＲＥＤＳ
去年の都市対抗では四回戦まで進出した盛友が、ブロック予選突破を目標に戦う。捕手に好人材を得た様子でチームに刺激を生むか。北上は去年苦戦を強いられたが今年はリベンジに燃える。ベテラン捕手コンビが今年も健在か。
▽Ｄブロック二回戦 宮古倶楽部―盛岡球友倶
復権をかけて戦う宮古は先の三陸沿岸大会予選リーグ２敗も見せ所は作った。都市対抗でその花を咲かすことができるか。盛球は若手投手陣の経験値も高まっているが、力量を計算できる野手陣が助けながら更なる成長を促したい。
と見どころを記しました。７日の天気予報もどうも雨雲に覆われそうな環境になりそうですが、それを超えて集った選手たちのプレーに期待します。観戦される皆様もお気をつけてお出かけください。おつきあいいただきありがとうございました。
