社会人野球2022のカテゴリーで一番最後のエントリーとなります。岩手県の社会人野球はコロナ禍の影響もありながらも、野球場を元にした集団感染も起こさず無事に終えました。関係された皆様の尽力に頭が下がる思いです。では昨年の各チームのまとめを記していきます。
※チーム紹介は勝数順、並んだときは経験試合数順、大会戦績は「〜まで進出」省略。東北連盟会長県予選は「クラブの部」省略。
▽水沢駒形倶 16勝10敗
都市対抗県準優勝・東北第二代表トーナメント三回戦、クラブ選手権県優勝・東北敗者復活代表決定戦、東北連盟大会県大会準優勝、県知事旗ベスト4、一関大会ベスト4、アマ王毎日旗4位
▽オール江刺 15勝8敗
都市対抗県四回戦、クラブ選手権県準優勝・東北敗者復活代表決定戦、東北連盟大会県優勝・東北クラブの部準優勝、県知事旗ベスト4、一関大会一回戦、アマ王毎日旗準優勝
▽トヨタ自動車東日本 14勝7敗
都市対抗県優勝・東北第2代表二回戦、日本選手権東北最終一回戦、東北連盟大会企業の部一回戦、県知事旗優勝、定期戦準優勝、アマ王毎日旗優勝、東北大学社会人交流試合1敗、日立大会予選リーグ、東北大会予選リーグ
▽JR盛岡 9勝7敗
都市対抗県3位・東北第2代表決定二回戦、日本選手権東北最終一回戦、東北連盟大会企業の部一回戦、県知事旗準優勝、アマ王毎日旗3位
▽MKSIBC 6勝6敗
▽釜石野球団 6勝4敗1分
▽久慈クラブ 5勝6敗
▽盛岡球友倶 4勝5敗
▽赤崎野球ク 3勝3敗1分
▽高田クラブ 3勝3敗
▽矢巾硬式クラブ 3勝3敗
都市対抗県四回戦、クラブ選手権県二回戦、東北連盟大会県二回戦
▽盛友クラブ 3勝3敗
都市対抗県四回戦、クラブ選手権県三回戦、東北連盟大会県二回戦
▽遠野クラブ 2勝5敗
▽住田硬式クラブ 2勝4敗1分
▽オール不来方 2勝3敗
都市対抗県三回戦、クラブ選手権県三回戦、東北連盟大会県二回戦
▽一関BBC 1勝4敗
都市対抗県三回戦、クラブ選手権県一回戦、東北連盟大会県二回戦、一関大会一回戦
▽黒陵クラブ 1勝2敗
クラブ選手権県一回戦、東北連盟大会県三回戦
▽雫石クラブ 1勝2敗
クラブ選手権県一回戦、東北連盟大会県三回戦
▽一戸桜陵クラブ 0勝4敗
都市対抗県二回戦、クラブ選手権県一回戦、東北連盟大会県二回戦、県知事旗一回戦
▽宮古倶楽部 0勝4敗
▽滝沢スイカーズ 0勝3敗
都市対抗県二回戦、クラブ選手権県一回戦、東北連盟大会県二回戦
▽花巻硬友倶 0勝3敗
都市対抗県二回戦、クラブ選手権県二回戦、東北連盟会長県二回戦
▽北上REDS 0勝2敗
都市対抗県二回戦、クラブ選手権県二回戦
▽前沢野球倶 0勝1敗
クラブ選手権県二回戦
▽福高クラブ 休部
▽盛岡倶楽部 休部
企業チームよりクラブチームの方が試合数が多く、勝敗としては奥州市のクラブ2チームがが上回りました。
企業チームの実力の高さは勝敗数以上のものがあり、JR盛岡は一昨年のアマ王座に続いて定期戦でトヨタを上回り優勝。ただ全般的な力の安定という意味では都市対抗、県知事、アマ王座を制したトヨタが上回った回ったと言えましょう。トヨタは都市対抗本大会に出場したメンバーの入れ替わりの時期でもあり、その中で新メンバーがどれだけ力をつけて行くか。JRもまた新人の選手の台頭と勝負を両立させながら試合に臨んでいた様子が伺えます。
MKSIBCは春先出場した福島市長杯でベスト4まで勝ち上がり、都市対抗、東北連盟大会県予選では4強に食い込みました。クラブ2強を追いかける存在と言えましょう。釜石野球団は三陸沿岸大会で潜在能力を爆発させ3連覇を成し遂げています。久慈クラブは実戦参加の機会を多く持ち、特に定期戦では企業2チームに見せ場を作るなど奮闘しました。
盛岡球友倶は参加した大会に万遍なく勝ち星を挙げ、高田クラブはクラブ選手権で存在感を見せ久しぶりの東北の舞台にも立ちました。矢巾も…実は今年の都市対抗県予選で一番勝ったチーム。盛友クラブも駒形戦では大敗を喫しましたが、都市対抗2勝と底力をみせました。
大会は多いのですが勝ち抜く機会が少なければ試合数も…というところですが、それでも参加できる大会に多く参加して場数を踏むという意気込みを見せたチームもあり。クラブ選では2勝を挙げた遠野はその代表例でしょうか。住田も三陸沿岸大会で3試合を経験したのは大きいと思います。残念ながら0勝で終わったチームも6チーム。今年は内陸クラブチーム対象の北上大会が復活するので試合機会が多くなるなかで「機会」つかんでいただければと願います。
最後に赤崎野球クラブ。都市対抗県予選では試合の後半崩れて惜敗、クラブ選手権では1勝したもののダブルヘッダーとなった日程の中でMKSIにコールドで敗れましたが、三陸沿岸大会では参加できたメンバーが底力を発揮し準優勝という結果を出しました。特に三陸沿岸大会では明らかに強行的フォーメーションを組みながらも目の前の一球に集中して勝利をもぎ取った。それが元々の赤崎クラブの強みでもあるので、今年も追求して欲しいと願います。
今年は休部していた2チームのうち福高クラブが戻ってきて、25チームで岩手の大会が行われます。全国で一番のチーム数、それだけ色々なチームカラーというのがあるので、そのぶつかり合いとそれによる化学反応を楽しみに今年も見届けて行きます。
なお、これまではこの図表に個人タイトルの氏名を書いてきましたが、記事製作方針の変更(個人に対する記述は原則しないで、チームの動向のみを記述する)今回記述からは個人タイトルの表記を抑えることとします。ご了承ください。