MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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2024年11月24日、「いわてグルージャ盛岡」を見届けて。

 社会人野球を主に扱う当方のブログですが、必要と思ったときは他競技について記述することもあります。かつては同じ「働きながら競技に打ち込む」共通点で社会人サッカー・地域リーグに関する記述もしていましたが、対応能力の限界から制作終了しました。

 今日扱うのは地元岩手の有力サッカークラブ・いわてグルージャ盛岡です。本当なら「Jリーグ」と書けばいいのでしょうが、今年度限りでJリーグを退会、JFLに舞台を移すことになるので、上記記述にします。

1️⃣ 11月24日 J3公式戦 いわてグルージャ盛岡福島ユナイテッド

 試合そのものに関しては、J2行きをもうかがう福島の勢いが勝り、1-4で敗戦。今の順位の力の差が結果に現れる形となりました。攻守ともに「歯がゆさ」の見えるプレーがあり、それが失点にも結びました。「歯がゆさ」は根性論でどうにもなりませんで、何故に起きるか考慮して越えていただきたいです。

 欧州のプレーも経験した水野晃樹町田ゼルビアで一時代を築いた深津康太両選手が引退、長年グルージャを支えてきた宮市剛選手が契約満了となります。試合後に深津、水野両選手が挨拶しましたが、両選手とも約20年プロ選手として足跡を刻んだあゆみを言葉に表し、水野選手はプラスして「プロスポーツチームがより上位を目指すための厳しさ」も提示しました。

 長年東北→Jリーグでつばぜり合いを演じた福島のサポーターが再戦を願う横断幕を掲げてくれました。厚意は忘れません。

 同じ県内にある「強力な資本をバックにのしあがってきた」いわきFCが目立ち、さらに歴史を遡れば90年代後半に起きた福島FCの前JFL(当時は2部リーグ的扱い)撤退と、福島地域のサッカーも苦難の道を歩んできての上位進出。プレーオフでの成就を願います。

2️⃣ 伊東が接してきたサッカー

 グルージャの試合は東北リーグ時代に09、10年の2回、Jリーグに昇格して初のホームゲームとなった試合(U-22選抜)を見に行っていますが、以降は戦いぶりは気にかけながらも、Jリーグのシーズン=社会人野球のシーズン、ということもありスタジアムからは足が遠ざかっていました。この他に10、11、15年に横浜FC試合、何回かガンジュ岩手、赤崎野球クから移籍した選手がいたサッカーの高田クラブの試合を見ています。(写真は11年横浜FCグルージャの練習試合、14年グルージャーJ22選抜)

 ここ数年仙台、山形、いわきなどJリーグのホームタウンを歩いてきましたが、やはりJ1リーグを戦うようなチームは「街の空気や模様」も自ずと違うな、と思いました。1試合あたりの観衆が2万人、3万人という数字の基はそこにあるのか、と。きょうのいわぎんスタジアム、私が見てきたこれまでの試合に比べても多いな、と思いましたが、それでも約2千人、とのこと。頂は道半ば、ですね。

 戦績では…J3最初のシーズンに5位、2022年シーズンはJ2リーグを戦いましたが、上位リーグの熱さ・厚さの前に1シーズンでJ3に。そして、今年はJ3でも苦戦し下位に低迷すると、JFL上位チームの昇格によりJリーグ退会、来期はJFLでの戦いとなります。生き物がするスポーツ、強さを維持するのは簡単じゃないことを知らされました。

3️⃣ 社会人スポーツ関係者として「忘れないでほしいこと」。

 サッカーおよびJリーグをよく知るわけではありませんが、どーしても「縮小」って言葉が頭、よぎるでしょう。ほんでも、「岩手という地で、岩手人の生活と暮らし=社会に根づいたサッカーチームであり続ける」歩みを止めないでいただきたい。そうあり続けるための歩みは、どこの位置でもできるはずです。そのあゆみに期待します。

4️⃣ 社会活動者として「忘れないでほしいこと」

 ただし。

 私は一方で「社会活動」をしている人間でもあり、税金の支出などが絡む場面ではシビアな対応・視点を向けざるを得ません。私の立ち位置は、スポーツの拡充を求める人からは忌み嫌われる存在。「強行して黙らせればいい」で臨む方もいますが、そのやり方は絶対的敵対を生み、いずれは「棄てたゴミに足をすくわれる」事象も起こします。この事も頭の片隅でいいので認識いただければありがたいです。

5️⃣ 岩手のサッカーチームにこれからも注目していきます

 ここまで論点いくつかに別けて書いてきました。私の対処能力の低下及び「私しか対処しない任務」もあり、社会人サッカーの記述は少なくなりました。

 ほんでも、SNSに書いていないことは全く何も関心ないのか、と言われれば「んなわけない」のです。あゆみはまだ続く。続く以上は「取り戻すこともでき」ます。セレモニー終了後、サポーターが「Jリーグに帰ろう」とコールしていました。厳しい声もありますし、決別をうたう人も見えましたが、いわてグルージャ盛岡は存在するし、あゆみはまだこれからです。

 諦めずに行動し続けたものが足跡を刻む。

 社会と暮らしの中に位置する貴重な存在になることを改めて望み、一文を終わります。

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