過日起こした心身の不調と回復に一定の目処が立ちましたので今記述から復帰します。
都市対抗野球は来月開幕で、メインイベントにふさわしい熱も沸き起きていますが、クラブチームの主戦場・グラブ野球選手権の予選は各地で都道府県クラスの一次予選が行われています。クラブチーム所属数24を数える岩手県は明日22日から一次予選が開幕。江刺、前沢、胆沢3球場で一回戦8試合が行われます。見所を以下に記します。会場や組み合わせの最終確認はJABAHP(http://www.jaba.or.jp/taikai/2019/zennnihonclub/pdf/iwate_1.pdf)でお願いします。
△江刺総合運動公園 8時50分頃開始予定
◆雫石クラブ−福高クラブ
両者ともこの大会から出場。地道にひと頃の盛岡一高投手陣など補強をしていた雫石は失点を減らしてリードを奪う場面をつくりたい。福高は入部規定を変えて2年、「二戸地域のチーム」としての色を出し、上位を狙う。
◆高田クラブ−盛岡桜窓ク
嶋村、山田の左二枚に右の千田が力を発揮すれば中々の力を持つ投手陣の高田。若返り進む打線が援護してたたかいたい。桜窓は主軸選手の移籍を越えて一年戦った根性を結果に結びたい。前年夏4強の後輩(盛岡市立)越えも視野。
◆一関BBC−宮古倶楽部
一関は都市対抗で新加入選手が辛酸も浴びたが復活途上の意気も高し。大木が後輩引き上げる助力を果たすか。都市対抗では出鼻くじかれ予想外のコールドに至った宮古は斎藤、大野中心に今季在籍選手の“色”をどう固めて戦うか。
△前沢スポーツランド 8時50分頃開始予定
◆オール不来方−花巻硬友倶
前年は不本意囲った両者。不来方はひとつでも多く戦い、近年加入選手の成長の場をつくりたい。花巻は柿澤、小野寺のベテランコンビがペースを握り、若手メンバーも占めるようになった攻撃陣が援護し上位を。
◆盛岡倶楽部−北上REDS
都市対抗では畠山が丁寧な投球を見せたが「一押し」できなかった盛倶。新人選手が雰囲気焚きつけるプレーできるか。REDSも新人が社会人の洗礼を受けているので、この試合で払拭することができるか。意地の張り合いに注目。
◆MKSI BC−前沢野球倶
チーム結成から6年、熟練度も増し、太野、田村両投手で確と戦える状態はできてきた。打線は「高位置安定」を。前沢は都市対抗で高橋直先頭に奮戦は見せたものの紙一重で敗退。勝負根性見せて伸長を目指す。
△胆沢野球場 8時50分頃開始予定
◆釜石野球団−黒陵クラブ
こちらも今季初登場チーム同士の対決。去年東北CCで旋風を起こした釜石は菊池主将ら“21歳釜商トリオ”が力を保持できているか。黒陵は加藤ら投手陣の再編も進み、試合巧者の野手陣と噛み合えば第二週進出も。
◆住田硬式ク−久慈クラブ
住田は都市対抗1勝&江刺に爪跡刻む奮戦。左腕菊田がムード作り、松高先頭の攻撃陣でまず一勝を狙う。久慈はここ数年踏ん張る投手陣に変化が現れるか。揃えば爆発力ある打線で先手をとっていきたい。
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続いて東北各県の状況です。
△青森→6月16日に開催。弘前アレッズが2試合コールドで勝ち抜き東北進出。
△秋田→21日から3日間開催。登録8チームが参加します。
△山形→6月9日に開催。3チームリーグ戦を鶴岡野球クが制し東北進出。
△福島→6月16日までに決定する予定が雨天順延。22日にオールいわき-福島硬友ク、富士通アイソテック-須賀川クで東北代表進出戦。第3代表の決め方不明。
△宮城→6月16日までに決定する予定が雨天順延。23日にTFUク、HOKUTOク、青葉ク、東北マークスでトーナメント、優勝チームが東北進出。
雨天の可能性も伝えられていますが、対応万全にしていただいて臨んでいただければと思います。おつきあいいただきありがとうございました。