こんにちは。伊東です。
この記事では、赤崎クラブの各試合を簡単に振り返っていく事にします。まずは緒戦となった九戸クラブ戦です。
最終的にコールドで勝つことはできましたが、5回までは五分五分の試合展開。2-2の5回に満塁から滝谷選手の走者一掃の三塁打が出たときには、顔面蒼白になりましたが、その裏に多田、佐々木宏、村上耕各選手の適時打で追いつき、6回からリリーフした山本淳一投手は走者を許さないパーフェクトリリーフ。
7回に相手の暴投、8回には新沼、生形両選手の適時打後、満塁にして金野豊選手の走者一掃適時打で大量加点。その金野豊選手を平野選手の適時打で返し、コールドゲームにしました。
九戸は、前年も登板した田沢投手が死球4つ与えながらも(これは勘弁してください…)強気の投球で引っ張っていたが、5回からリリーフした篠山投手が11安打を食らい逆転負けを喫しました。
◎5月20日 二回戦 前沢いきいきスポーツランド野球場
九戸ク 11003000 5
赤崎ク 02003016 12
【九戸ク】6橘塁 2澤頭慎 8坂本 3沼崎 9→1篠山 7滝谷 1→9田沢 4沢村 5小松 (途中交代)本地(田沢・8回代打→9)
【赤崎ク】7→8山本武 4村上耕 5新沼 9→8佐藤琢 3出羽 6多田 2金野伸 8→2金野豊 D平野 P佐々木慶 (途中交代)生形(出羽・5回代打→3)佐々木宏(金野伸・5回→7)山田(山本武・8回→9)山本淳(佐々木慶・6回からP)
◆三塁打 村上耕(赤)
◆二塁打 新沼、生形、佐々木宏、金野豊(赤)滝谷2(九)
=========================
この次の試合は三回戦となる宮古戦。同じ背番号15の若手右投手同士の投げ合いになりましたが、先手を取り続けたのは赤崎の方でした。2回に平野、村上耕、新沼各選手の適時打、4回には佐々木宏選手の進塁打と佐藤琢、多田両選手の適時打、6回には佐藤琢、金野豊両選手の適時打、7回に山本武選手の二塁打で13-2。
立ち上がりこそ球数多かったものの、4回からは落ち着いてきた古内投手の好投が続きましたが、このままでは終わりたくない宮古は5回に佐々木宏選手の適時打、6回には川口選手の内野ゴロの間に1点ずつ返し、7回にはツーアウトから永田、山崎両選手の得点打で4-13にした後、田代選手の一撃はレフトスタンドへ飛び込む3ラン本塁打となりました。
しかし、赤崎は8回表に相手のミスを点に結びつけ再び8点差に。その裏を古内投手がしっかり“追試”をクリアして、8回コールドで勝ち上がりました。
◎5月20日 三回戦 前沢いきいきスポーツランド野球場
赤崎ク 04030332 15
宮古倶 00001150 7
【赤崎ク】9山田 D村上耕 5新沼 7佐々木宏 8→7佐藤琢 6多田 3生形 2金野豊 4平野 P古内 (途中交代)山本武(佐々木宏・6回代打→8)佐々木隆(村上耕・7回代打→D)金野伸(金野豊・7回→2)出羽(生形・6回代打→3)
【宮古倶】6千葉 9北村 8宝代地 4佐々木宏 7永田 D山崎 2田代 3川口 5藤岡 P木村 (途中交代)沼崎(宝代地・1回代走→8)
◆本塁打 田代(宮)
◆三塁打 山田(赤)
◆二塁打 多田、村上耕、新沼、山本武(赤)田代(宮)
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◎5月21日 準決勝 胆沢町営野球場
久慈ク 003200200 7
赤崎ク 01300050X 9
【久慈ク】出場確認は投手で中野眞、堀崎、大沢3投手に捕手の新田各選手。
【赤崎ク】8山本武 D→6村上耕 5新沼 7佐々木宏 9佐藤 6→1多田 2金野豊 3生形 4平野 P山本淳
◆本塁打 新田(久)
◆三塁打 佐藤琢、村上耕、佐々木宏(赤)
◆二塁打 堀崎、新田(久)山本武(赤)
この試合に関してですが…朝の仕事が終わったのが8時。その後所用が終わって大船渡を立てたのが9時過ぎで、胆沢球場に着いた11時には、試合が終わっていました。試合は、点を取り取られのシーソーゲーム。7回に久慈は2点を奪い7-4と突き放しますが、赤崎はその裏に得意の集中打を久慈投手陣に浴びせ一挙5点を加え9-7。その後を赤崎投手陣が守りきり、2年連続4回目の東北大会進出を果たしました。
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◎5月21日 決勝 前沢いきいきスポーツランド野球場
赤べこ 1327200 15
赤崎ク 0000000 0
【赤べこ】5荒川大 7島田 9二瓶 8末次 6南 3北川 D安田 2玉城 4五十嵐 P前田 (交代選手)安達(島田・4回代打→7)伊在井(北川・4回代走)平良(伊在井・4回→3)ラングレン(前田・6回→P)
【赤崎ク】8山本武 6村上耕 5新沼 7佐々木宏 9佐藤 D出羽 2金野豊 3生形 4平野 P佐々木慶 (途中交代)古内(佐々木慶・6回→P)多田(佐々木宏・7回代打)
◆三塁打 荒川大、平良(赤べこ)
◆二塁打 北川、南(赤べこ)
この前の試合が熾烈だっただけに、何とか残っている気力を総動員してこの試合に臨みましたが、赤べこの打球の強さに対応しきる事ができず、佐々木投手は失点の過半数が非自責点という目にあわせてしまいました。打線も赤べこのエース前田勝宏投手の前に佐々木宏也選手の安打一本のみに抑えられ、リリーフしたオーストラリア代表の経験もあるラングレン投手からはランナーを出すことができませんでした。
結果はこのとおり、他に何も言う事はありません…。
しかし、この大会通じてですが正捕手・村上修選手の不在を必死にカバーした金野豊選手、また、一年前はアウトを一つしか取れなかった赤べこ相手に6、7回と無失点に抑えた古内投手が特に見せ所を作りました。敢闘賞は、ノーヒットを防いだ佐々木宏也選手が受賞しました。
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決勝戦の結果は残念なものでしたが、それでも春の大会から調子は上げつつあり、正捕手不在という重大な状況の中で岩手県代表という結果を勝ち取れた事に応援する人間としてはホッとしました。
さて、大会通じて思ったこと。
どうしても、手を動かしてやる競技である野球は、意識してやらないと、下半身からばててくるという特性も持っています。私は大船渡農野球部でアドバイザーをしていたときは「守備の時に、足を動かすことも意識しろ」と言い続けてきました。手が届く範囲は限られたもの。しかし、そこで足を動かして、移動しておけば守る範囲は(特に内野手は、瞬間的なものもあるのでしょうが)より広くなるのではないでしょうか。
(貧しい図表)
手だけだと↓
←○→ 動ける範囲はこれだけ。
でも、足も動かすと、表の○が移動するわけだから
←○→←○→ ○二つ移動すると、矢印のかかる範囲が違うでしょう。
しかし…貧しい図表ですみません…。
以前在籍していたチームの、甲子園出場経験も持ち、企業チームに在籍していた選手からはこういう事を言われた記憶があります。
「どうしても、限られた環境の中の練習で、打って、守ってという事だけ考えていては、走る事に意識が行かなくなる部分もある。チームとしてでも、個人としてでもいいから、ベースランニングの練習は欠かさないほうがいい。走塁そのものに対してもそうだが、体を動かす、という事に対して意識付けられるようになるからな」
この一点を意識するだけでも違うかな、と思うのは私だけでしょうか。
しかし、強化するにあたってはケガには最大限の注意を払ってください。
宮古との試合で、機動力に優れた選手が初回に筋肉系のケガを足に負って交代するアクシデントがありました。この選手はその前の試合で長打を2本放っていました(それだけ多く走っていた)。なので「成長もしながら、使った体のケアは忘れずに」というのを意識しながら、二週間練習に励んでいただければ、と思います。
次のたたかいは都市対抗。クラブ大会とはまた違った試合が展開されそうです。
仕事と野球を両立しながら頑張る社会人野球選手を私は応援していきます。
拙文をお読みいただきましてありがとうございました。
PS ティトさん、コメントありがとうございます。都市対抗にも3日の試合は応援しに行く予定でいます。気づいたら気軽に声かけてください。
グランドスラムさん、コメントありがとうございます。
まだまだ調子を上げている途上という状態ですが、6月の大会で会うことがありましたら、いい勝負をしたいですね。皆さんもお体お気をつけてお過ごしください。
この記事では、赤崎クラブの各試合を簡単に振り返っていく事にします。まずは緒戦となった九戸クラブ戦です。
最終的にコールドで勝つことはできましたが、5回までは五分五分の試合展開。2-2の5回に満塁から滝谷選手の走者一掃の三塁打が出たときには、顔面蒼白になりましたが、その裏に多田、佐々木宏、村上耕各選手の適時打で追いつき、6回からリリーフした山本淳一投手は走者を許さないパーフェクトリリーフ。
7回に相手の暴投、8回には新沼、生形両選手の適時打後、満塁にして金野豊選手の走者一掃適時打で大量加点。その金野豊選手を平野選手の適時打で返し、コールドゲームにしました。
九戸は、前年も登板した田沢投手が死球4つ与えながらも(これは勘弁してください…)強気の投球で引っ張っていたが、5回からリリーフした篠山投手が11安打を食らい逆転負けを喫しました。
◎5月20日 二回戦 前沢いきいきスポーツランド野球場
九戸ク 11003000 5
赤崎ク 02003016 12
【九戸ク】6橘塁 2澤頭慎 8坂本 3沼崎 9→1篠山 7滝谷 1→9田沢 4沢村 5小松 (途中交代)本地(田沢・8回代打→9)
【赤崎ク】7→8山本武 4村上耕 5新沼 9→8佐藤琢 3出羽 6多田 2金野伸 8→2金野豊 D平野 P佐々木慶 (途中交代)生形(出羽・5回代打→3)佐々木宏(金野伸・5回→7)山田(山本武・8回→9)山本淳(佐々木慶・6回からP)
◆三塁打 村上耕(赤)
◆二塁打 新沼、生形、佐々木宏、金野豊(赤)滝谷2(九)
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この次の試合は三回戦となる宮古戦。同じ背番号15の若手右投手同士の投げ合いになりましたが、先手を取り続けたのは赤崎の方でした。2回に平野、村上耕、新沼各選手の適時打、4回には佐々木宏選手の進塁打と佐藤琢、多田両選手の適時打、6回には佐藤琢、金野豊両選手の適時打、7回に山本武選手の二塁打で13-2。
立ち上がりこそ球数多かったものの、4回からは落ち着いてきた古内投手の好投が続きましたが、このままでは終わりたくない宮古は5回に佐々木宏選手の適時打、6回には川口選手の内野ゴロの間に1点ずつ返し、7回にはツーアウトから永田、山崎両選手の得点打で4-13にした後、田代選手の一撃はレフトスタンドへ飛び込む3ラン本塁打となりました。
しかし、赤崎は8回表に相手のミスを点に結びつけ再び8点差に。その裏を古内投手がしっかり“追試”をクリアして、8回コールドで勝ち上がりました。
◎5月20日 三回戦 前沢いきいきスポーツランド野球場
赤崎ク 04030332 15
宮古倶 00001150 7
【赤崎ク】9山田 D村上耕 5新沼 7佐々木宏 8→7佐藤琢 6多田 3生形 2金野豊 4平野 P古内 (途中交代)山本武(佐々木宏・6回代打→8)佐々木隆(村上耕・7回代打→D)金野伸(金野豊・7回→2)出羽(生形・6回代打→3)
【宮古倶】6千葉 9北村 8宝代地 4佐々木宏 7永田 D山崎 2田代 3川口 5藤岡 P木村 (途中交代)沼崎(宝代地・1回代走→8)
◆本塁打 田代(宮)
◆三塁打 山田(赤)
◆二塁打 多田、村上耕、新沼、山本武(赤)田代(宮)
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◎5月21日 準決勝 胆沢町営野球場
久慈ク 003200200 7
赤崎ク 01300050X 9
【久慈ク】出場確認は投手で中野眞、堀崎、大沢3投手に捕手の新田各選手。
【赤崎ク】8山本武 D→6村上耕 5新沼 7佐々木宏 9佐藤 6→1多田 2金野豊 3生形 4平野 P山本淳
◆本塁打 新田(久)
◆三塁打 佐藤琢、村上耕、佐々木宏(赤)
◆二塁打 堀崎、新田(久)山本武(赤)
この試合に関してですが…朝の仕事が終わったのが8時。その後所用が終わって大船渡を立てたのが9時過ぎで、胆沢球場に着いた11時には、試合が終わっていました。試合は、点を取り取られのシーソーゲーム。7回に久慈は2点を奪い7-4と突き放しますが、赤崎はその裏に得意の集中打を久慈投手陣に浴びせ一挙5点を加え9-7。その後を赤崎投手陣が守りきり、2年連続4回目の東北大会進出を果たしました。
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◎5月21日 決勝 前沢いきいきスポーツランド野球場
赤べこ 1327200 15
赤崎ク 0000000 0
【赤べこ】5荒川大 7島田 9二瓶 8末次 6南 3北川 D安田 2玉城 4五十嵐 P前田 (交代選手)安達(島田・4回代打→7)伊在井(北川・4回代走)平良(伊在井・4回→3)ラングレン(前田・6回→P)
【赤崎ク】8山本武 6村上耕 5新沼 7佐々木宏 9佐藤 D出羽 2金野豊 3生形 4平野 P佐々木慶 (途中交代)古内(佐々木慶・6回→P)多田(佐々木宏・7回代打)
◆三塁打 荒川大、平良(赤べこ)
◆二塁打 北川、南(赤べこ)
この前の試合が熾烈だっただけに、何とか残っている気力を総動員してこの試合に臨みましたが、赤べこの打球の強さに対応しきる事ができず、佐々木投手は失点の過半数が非自責点という目にあわせてしまいました。打線も赤べこのエース前田勝宏投手の前に佐々木宏也選手の安打一本のみに抑えられ、リリーフしたオーストラリア代表の経験もあるラングレン投手からはランナーを出すことができませんでした。
結果はこのとおり、他に何も言う事はありません…。
しかし、この大会通じてですが正捕手・村上修選手の不在を必死にカバーした金野豊選手、また、一年前はアウトを一つしか取れなかった赤べこ相手に6、7回と無失点に抑えた古内投手が特に見せ所を作りました。敢闘賞は、ノーヒットを防いだ佐々木宏也選手が受賞しました。
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決勝戦の結果は残念なものでしたが、それでも春の大会から調子は上げつつあり、正捕手不在という重大な状況の中で岩手県代表という結果を勝ち取れた事に応援する人間としてはホッとしました。
さて、大会通じて思ったこと。
どうしても、手を動かしてやる競技である野球は、意識してやらないと、下半身からばててくるという特性も持っています。私は大船渡農野球部でアドバイザーをしていたときは「守備の時に、足を動かすことも意識しろ」と言い続けてきました。手が届く範囲は限られたもの。しかし、そこで足を動かして、移動しておけば守る範囲は(特に内野手は、瞬間的なものもあるのでしょうが)より広くなるのではないでしょうか。
(貧しい図表)
手だけだと↓
←○→ 動ける範囲はこれだけ。
でも、足も動かすと、表の○が移動するわけだから
←○→←○→ ○二つ移動すると、矢印のかかる範囲が違うでしょう。
しかし…貧しい図表ですみません…。
以前在籍していたチームの、甲子園出場経験も持ち、企業チームに在籍していた選手からはこういう事を言われた記憶があります。
「どうしても、限られた環境の中の練習で、打って、守ってという事だけ考えていては、走る事に意識が行かなくなる部分もある。チームとしてでも、個人としてでもいいから、ベースランニングの練習は欠かさないほうがいい。走塁そのものに対してもそうだが、体を動かす、という事に対して意識付けられるようになるからな」
この一点を意識するだけでも違うかな、と思うのは私だけでしょうか。
しかし、強化するにあたってはケガには最大限の注意を払ってください。
宮古との試合で、機動力に優れた選手が初回に筋肉系のケガを足に負って交代するアクシデントがありました。この選手はその前の試合で長打を2本放っていました(それだけ多く走っていた)。なので「成長もしながら、使った体のケアは忘れずに」というのを意識しながら、二週間練習に励んでいただければ、と思います。
次のたたかいは都市対抗。クラブ大会とはまた違った試合が展開されそうです。
仕事と野球を両立しながら頑張る社会人野球選手を私は応援していきます。
拙文をお読みいただきましてありがとうございました。
PS ティトさん、コメントありがとうございます。都市対抗にも3日の試合は応援しに行く予定でいます。気づいたら気軽に声かけてください。
グランドスラムさん、コメントありがとうございます。
まだまだ調子を上げている途上という状態ですが、6月の大会で会うことがありましたら、いい勝負をしたいですね。皆さんもお体お気をつけてお過ごしください。