みなさん、こんばんは。伊東です。すでにJABAのニュースを見た方は分かるとは思いますが、クラブ野球岩手県大会。見事なまでにくやしい結果となりました。岩手五強と目されていた不来方、江刺、駒形、そして、赤崎。みな、コールドを食らって大敗しました。
赤べこ圧倒!強力2チーム砕く!
《森山球場第一試合》準決勝
水沢駒形 00000000 0 (駒形)今野、千葉隼、星-加藤武
赤べこ21 00300211x 7 (赤21)前田-玉城
二塁打 加藤浩(駒形)高倉、南(赤21)
三塁打 平良(赤21)
《前沢球場第二試合》決勝
赤崎ク 0000000 0 (赤崎)佐々木慶、古内、多田-村上
赤べこ 000345X 12 (赤21)関-玉城
【赤崎クラブ】打数安打打点【岩手赤べこ】打数安打打点
(9) 山 田 3 1 0 (7) 二 瓶 3 0 0
(6) 生 形 2 1 0 (4) 高 木 3 2 0
(8) 佐藤琢 3 0 0 (2) 玉 城 4 3 2
(2) 村 上 2 0 0 (9) 高 倉 3 3 2
H 荒 木 1 0 0 (D) 平 良 3 1 2
(5) 新 沼 2 0 0 (8) 星 4 1 3
H 出 羽 1 0 0 (6) 荒 川 3 1 1
(D) 金野豊 1 0 0 (3) 南 3 2 2
H 志田太 1 0 0 3 佐々木 - - -
(7) 佐々木宏 2 0 0 (5) 野 原 3 1 0
(3) 泉 2 0 0 29 14 12
(4) 平 野 2 0 0
22 2 0
投手名 回数打者被安奪三与四自責 ◇本塁打 関(赤21)
佐々木慶5 25 8 2 2 7
古 内 0.1 7 6 1 0 5
多 田 0.2 1 0 0 0 0
関 7 23 2 12 1 0
うう…うまく形にならない。いや、それはどうでもいい。今まで、勝つのにゆるくない思いをしてきたライバルたちが次々倒れ、ついには駒形までもがコールドで倒れた。俺たちまではいそうですか、というわけにはいくまい、とは思っていたが、あまりにも力が違いすぎた。悔しい、という思いはあるが、言葉に出てこない。
三回までは、先発の佐々木慶が試合をつくっていた。二年前に、やはり強敵の鹿島レインボーズに、四死球連発から大崩れした苦い思い出を教訓とし、とにかく攻めに攻めた。ランナーは出すものの、ホームに返さない。メンバーもよく守った。
だが4回。赤べこは玉城、高倉の連打、平良の犠打でチャンスをつくり、7番の荒川がセンター前にはじき、先制。続く南が、8番打者とは思えない猛烈な打球をピッチャーズマウンドにぶっ放し、センターに抜けて2点追加。
5回にも高倉のタイムリーの後、星がレフト芝生席にスリーランホームラン。ピッチャーがルーキー・古内に変わった6回には、南から、二瓶を除いて平良まで6本の安打を集中し5得点。ここまで計12得点を奪いました。
赤崎は、初回に山田がライトに打ち返し、チャンスをつくるが、生かすことができず、その後は生形(おいかた)のヒットと金野豊の四球でしか出塁できず、去年、独立リーグで10勝をあげた関が、12奪三振の力投。最終回、代打で出てきた荒木、出羽、志田の次期長距離打者が振りまくったが、残念ながら結果にはつながらず、7回コールド0-12で敗北しました。
すみません…この記事を冷静な目で見るのには、時間がかかりそうです。ただ、ひとついえるのは、この試合は、スコアほどには惨めな敗戦だとは思わない。高校野球と違い、社会人野球はあきらめなければ何度でも、リベンジのチャンスはあるからだ。なんでもそうだけど、一度負けたらそれきりかい。彼らの実力を認めた上で、もう一回ぶつかってみようじゃありませんか。
03年、04年東北クラブ大会優勝の私たち。クラブ王国といわれる岩手県。代表枠が4つある東北地区。しかし、実際はといえばここ3年間、全国大会で勝ったのは04年の赤崎だけだ。チーム数が多いから、4つも枠あるんだろ、という声も聞こえてくる。それを考えれば、赤べこ21が落とした大きな「波紋」が、東北野球の技術向上につなげたいところです。
たとえ、今の時点で技術が劣っていたとしても、必死に何回もぶつかれば、風穴が見つけられるでしょう。そういう意味で、成長のために必要な痛みだった、とも言えるこのたたかいでした。
準決勝は、去年公式戦でことごとく苦杯を喫した高田クラブとの試合でした。
山本力投に的確な援護で赤崎快勝!東北切符つかむ!
《前沢球場第一試合》準決勝
赤崎 100110000 3 (赤崎)山本淳-村上 ◇二塁打 伊藤勝(高田)
高田 000000002 2 (高田)馬場-畠山
【赤崎クラブ】打安点 【高田クラブ】打安点
(9) 山 田 411 (7) 熊谷駿 400
(3) 生 形 300 (4) 実 吉 400
(8) 佐藤琢 430 (5) 佐藤和 420
(2) 村 上 301 (D) 吉田芳 400
(5) 新 沼 311 (9) 村 上 400
(D) 荒 木 310 (3) 金野潤 420
HD 出 羽 100 (8) 伊藤勝 421
(7) 佐々木宏410 (2) 畠 山 410
(6) 多 田 400 (6) 清 水 200
(4) 平 野 420 H6 戸羽直 100
2993 3571
回数打者被安与四奪三自責
山 本 9 35 7 0 6 1
馬 場 9 36 9 1 3 3
赤崎は、初回に山田、佐藤琢の安打でチャンスをつくり、村上の犠飛で先制。4回には新沼のサード強襲安打で佐藤琢がかえり一点。5回には佐々木宏、平野の安打でチャンスを作った後、山田の内野安打で追加点。赤崎エース・山本は8回までまったく危なげない投球で、無四球完封ペースで力投してきたが、9回に金野潤のピッチャー返しを、山本が足で止めたが、そのカバーが悪送球になってしまい、佐藤和がかえり1点、続く伊藤勝が二塁打を放ち一点差につめたが、山本が何とか踏ん張りきった。
野球には、一試合で3度のチャンスが訪れるというが、赤崎はそれを生かしきり、高田は一度しか生かせなかった。まさにそういう教科書的な試合でした。
第3代表決定戦は、駒形と高田で行われました。
駒形終盤逆転!戸羽洋力尽く…。
《森山球場第二試合》第三代表決定戦
駒形 001010013 6 (駒形)今野、千葉隼-加藤武、八重樫
高田 000102000 3 (高田)戸羽洋-畠山
◇二塁打 菅原崇、加藤浩、佐々木力(駒形)熊谷駿2(高田)
中盤に逆転した高田が、そのまま逃げ切るかと思いましたが、8、9回に駒形が逆転。この両チーム、それぞれエースがしばらく登板できない状態になったため、それぞれのチームなりに対応策を練っていました。駒形は今野、千葉隼、赤間などの若手の底上げを図りました。高田は戸羽洋の成長に期待をかけました。駒形は第三代表として東北大会に。高田は東日本クラブ大会に岩手代表として出場します。
今日は長々と書いてきましたが、とにかく赤べこの強さが際立ったこの大会。しかし、この結果を突きつけられた岩手野球人の成長物語は、今始まったばかりです。赤べこ以外の岩手クラブチームにも、ぜひ注目してください。この文章では敬省略しました。
赤べこ圧倒!強力2チーム砕く!
《森山球場第一試合》準決勝
水沢駒形 00000000 0 (駒形)今野、千葉隼、星-加藤武
赤べこ21 00300211x 7 (赤21)前田-玉城
二塁打 加藤浩(駒形)高倉、南(赤21)
三塁打 平良(赤21)
《前沢球場第二試合》決勝
赤崎ク 0000000 0 (赤崎)佐々木慶、古内、多田-村上
赤べこ 000345X 12 (赤21)関-玉城
【赤崎クラブ】打数安打打点【岩手赤べこ】打数安打打点
(9) 山 田 3 1 0 (7) 二 瓶 3 0 0
(6) 生 形 2 1 0 (4) 高 木 3 2 0
(8) 佐藤琢 3 0 0 (2) 玉 城 4 3 2
(2) 村 上 2 0 0 (9) 高 倉 3 3 2
H 荒 木 1 0 0 (D) 平 良 3 1 2
(5) 新 沼 2 0 0 (8) 星 4 1 3
H 出 羽 1 0 0 (6) 荒 川 3 1 1
(D) 金野豊 1 0 0 (3) 南 3 2 2
H 志田太 1 0 0 3 佐々木 - - -
(7) 佐々木宏 2 0 0 (5) 野 原 3 1 0
(3) 泉 2 0 0 29 14 12
(4) 平 野 2 0 0
22 2 0
投手名 回数打者被安奪三与四自責 ◇本塁打 関(赤21)
佐々木慶5 25 8 2 2 7
古 内 0.1 7 6 1 0 5
多 田 0.2 1 0 0 0 0
関 7 23 2 12 1 0
うう…うまく形にならない。いや、それはどうでもいい。今まで、勝つのにゆるくない思いをしてきたライバルたちが次々倒れ、ついには駒形までもがコールドで倒れた。俺たちまではいそうですか、というわけにはいくまい、とは思っていたが、あまりにも力が違いすぎた。悔しい、という思いはあるが、言葉に出てこない。
三回までは、先発の佐々木慶が試合をつくっていた。二年前に、やはり強敵の鹿島レインボーズに、四死球連発から大崩れした苦い思い出を教訓とし、とにかく攻めに攻めた。ランナーは出すものの、ホームに返さない。メンバーもよく守った。
だが4回。赤べこは玉城、高倉の連打、平良の犠打でチャンスをつくり、7番の荒川がセンター前にはじき、先制。続く南が、8番打者とは思えない猛烈な打球をピッチャーズマウンドにぶっ放し、センターに抜けて2点追加。
5回にも高倉のタイムリーの後、星がレフト芝生席にスリーランホームラン。ピッチャーがルーキー・古内に変わった6回には、南から、二瓶を除いて平良まで6本の安打を集中し5得点。ここまで計12得点を奪いました。
赤崎は、初回に山田がライトに打ち返し、チャンスをつくるが、生かすことができず、その後は生形(おいかた)のヒットと金野豊の四球でしか出塁できず、去年、独立リーグで10勝をあげた関が、12奪三振の力投。最終回、代打で出てきた荒木、出羽、志田の次期長距離打者が振りまくったが、残念ながら結果にはつながらず、7回コールド0-12で敗北しました。
すみません…この記事を冷静な目で見るのには、時間がかかりそうです。ただ、ひとついえるのは、この試合は、スコアほどには惨めな敗戦だとは思わない。高校野球と違い、社会人野球はあきらめなければ何度でも、リベンジのチャンスはあるからだ。なんでもそうだけど、一度負けたらそれきりかい。彼らの実力を認めた上で、もう一回ぶつかってみようじゃありませんか。
03年、04年東北クラブ大会優勝の私たち。クラブ王国といわれる岩手県。代表枠が4つある東北地区。しかし、実際はといえばここ3年間、全国大会で勝ったのは04年の赤崎だけだ。チーム数が多いから、4つも枠あるんだろ、という声も聞こえてくる。それを考えれば、赤べこ21が落とした大きな「波紋」が、東北野球の技術向上につなげたいところです。
たとえ、今の時点で技術が劣っていたとしても、必死に何回もぶつかれば、風穴が見つけられるでしょう。そういう意味で、成長のために必要な痛みだった、とも言えるこのたたかいでした。
準決勝は、去年公式戦でことごとく苦杯を喫した高田クラブとの試合でした。
山本力投に的確な援護で赤崎快勝!東北切符つかむ!
《前沢球場第一試合》準決勝
赤崎 100110000 3 (赤崎)山本淳-村上 ◇二塁打 伊藤勝(高田)
高田 000000002 2 (高田)馬場-畠山
【赤崎クラブ】打安点 【高田クラブ】打安点
(9) 山 田 411 (7) 熊谷駿 400
(3) 生 形 300 (4) 実 吉 400
(8) 佐藤琢 430 (5) 佐藤和 420
(2) 村 上 301 (D) 吉田芳 400
(5) 新 沼 311 (9) 村 上 400
(D) 荒 木 310 (3) 金野潤 420
HD 出 羽 100 (8) 伊藤勝 421
(7) 佐々木宏410 (2) 畠 山 410
(6) 多 田 400 (6) 清 水 200
(4) 平 野 420 H6 戸羽直 100
2993 3571
回数打者被安与四奪三自責
山 本 9 35 7 0 6 1
馬 場 9 36 9 1 3 3
赤崎は、初回に山田、佐藤琢の安打でチャンスをつくり、村上の犠飛で先制。4回には新沼のサード強襲安打で佐藤琢がかえり一点。5回には佐々木宏、平野の安打でチャンスを作った後、山田の内野安打で追加点。赤崎エース・山本は8回までまったく危なげない投球で、無四球完封ペースで力投してきたが、9回に金野潤のピッチャー返しを、山本が足で止めたが、そのカバーが悪送球になってしまい、佐藤和がかえり1点、続く伊藤勝が二塁打を放ち一点差につめたが、山本が何とか踏ん張りきった。
野球には、一試合で3度のチャンスが訪れるというが、赤崎はそれを生かしきり、高田は一度しか生かせなかった。まさにそういう教科書的な試合でした。
第3代表決定戦は、駒形と高田で行われました。
駒形終盤逆転!戸羽洋力尽く…。
《森山球場第二試合》第三代表決定戦
駒形 001010013 6 (駒形)今野、千葉隼-加藤武、八重樫
高田 000102000 3 (高田)戸羽洋-畠山
◇二塁打 菅原崇、加藤浩、佐々木力(駒形)熊谷駿2(高田)
中盤に逆転した高田が、そのまま逃げ切るかと思いましたが、8、9回に駒形が逆転。この両チーム、それぞれエースがしばらく登板できない状態になったため、それぞれのチームなりに対応策を練っていました。駒形は今野、千葉隼、赤間などの若手の底上げを図りました。高田は戸羽洋の成長に期待をかけました。駒形は第三代表として東北大会に。高田は東日本クラブ大会に岩手代表として出場します。
今日は長々と書いてきましたが、とにかく赤べこの強さが際立ったこの大会。しかし、この結果を突きつけられた岩手野球人の成長物語は、今始まったばかりです。赤べこ以外の岩手クラブチームにも、ぜひ注目してください。この文章では敬省略しました。