MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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短報。岩手アマ王座、JR盛岡が初優勝!/祭りの後を見届けて。

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◆10月31日、11月1日 岩手アマ王座決定戦
準決勝 トヨタ自東 11―0 盛岡大学
準決勝 JR盛岡  3―2 富士大学
三位決 富士大学  ※不明 盛岡大学
勝戦 JR盛岡  4―3 トヨタ自東
 
 詳細は後程書くとして、2020年の岩手県社会人野球の一年は、最後の最後にJR盛岡がトヨタ自東を破って初優勝という劇的な展開で終わりました。

 祭りだったり、イベントだったり…なんか行事があると、最後の最後まで会場にいて、見届けようとするのが私の癖のひとつ。どうにも野球場から離れたくなく、顔を会わせた選手に「お疲れ様でした」と声をかけ、『卒業式』の模様も見届けて―ようやく帰途についたのは夕方5時。
 疲れきって人がぼやけて見える状態になりました―さすがに10数年見届けた選手はわかった―が、この困難多きシーズンを戦いぬいた、あるいは戦う舞台をつくってくれた。その事にお礼を言いたくて、てのも理由で最後まで見届けました。
 今年に入ってから、心身の病気が新たに重なり、「身」の方は血糖値の問題というのは幾度か記してきましたが、「心」の方はより厄介で「会話がうまくできなくなった」ことで、人と会うのにしんどさを覚えるように。人の中にいる良さもわかっているから完全な引きこもりはしていませんが、その場にいる時間帯を減らさざるを得ない原因のひとつになっています。
 そんなもので、来年確実に続けられるか言えば「考慮中」としか言えませんが、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も…壁を叩き、挑み続けた結果を出すことができた、あるいは存在感を見せた。その様子を見ることができる岩手の社会人野球にまだ居続けたい。とりあえずそれのみを考えて心身作り直します。
 2020年岩手の社会人野球に臨まれた皆様、お疲れ様でした。

東北会長大会企業は準決勝で終了/岩手アマ王座出場チーム。【2020社会人野球】

 東北連盟会長大会・企業の部について記します。こちらは24〜26日にかけて行われましたが、雨天に悩まされた大会となりました。まずは6試合の結果をJABAHP(www.jaba.or.jp)情報基に記します。

◆一回戦 七十七銀行 3―0 JR盛岡
 JR盛岡は今年成長を見せたした寺田が先発。左腕田上との継投で七十七打線を3失点に抑えたが、打線が七十七投手陣を攻略することができず完封負け。七十七は4投手継投で勝ち上がった。
◆一回戦 TDK   3―1 JR東北
 都市対抗本大会を控えるTDKが二、三回に1点ずつとり先手を握る。JR東北は四回に1点を返したが、TDKの小刻みな投手リレーの前に決定的な反撃ができず、八回にダメ押しの1点を奪われ試合終了。都市対抗のリベンジならなかった。
◆一回戦 トヨタ自東 9―0 JR秋田
 3年前は1点差と食らいついたJR秋田。今回の対戦ではトヨタが序盤から点を重ね、六回以外毎回得点の七回コールドで勝ち上がった。若手では葛岡が登板、斎藤も本塁打で見せ場を作った。JR秋田は反撃が利かず、無念の形で東北の戦いを終えた。
◆一回戦 日本製紙石巻 5―1 きらやか銀行
 25日に行われた試合は六回表まで4―1と日本製紙石巻がリードしたところで一時停止試合となり、26日朝9時から再開という異例の展開。試合そのものは石巻が流れを渡さず、きら銀は4投手継投で対抗したが反撃ができなかった。
◆準決勝 日本製紙石巻5―2 トヨタ自東
 トヨタは成長株鷹羽が先発、石巻は投手が多崎、捕手も水野でなくて益子が出場。四回までトヨタ自東が2―0とリードしていたが、石巻は六回に2点、九回に3点を挙げ逆転、トヨタの反撃を封じ準決勝を勝ち抜いた。
◆準決勝 七十七銀行 5―3 TDK
 都市対抗出場決まっている石巻が勝っただけにTDKも続きたかったが、七十七銀行は六回裏に3点挙げ逆転。七回にもダメ押しの1点を挙げ、主戦クラスの細川、鈴木などの継投で2勝め。TDKは長谷川など若手が登板したが苦杯を喫した。
 さてクラブの部でも記した通り、天候にたたられたこの大会、企業の部の試合でもサスペンデッドゲームが実施されるなど予想外の展開。日程の関係もあり決勝戦は開催されず、準決勝で勝った日本製紙石巻七十七銀行両者優勝と相成りました。
 この後各県の公式戦を残しているチームもありますが、残る大きな試合はTDK、日本製紙石巻が臨む都市対抗野球本大会のみとなります。両者とも都市対抗予選で出番が少なかった選手を起用してチームの底上げを図った様子が見えました。
 岩手の両チームについて…JR盛岡はいわゆる“東北六強”相手でも破滅的な失点を食らうことはなくなりました。攻撃陣が六強ローテーションクラスのピッチャーを打ち崩すための探求が求められます。トヨタ自東は六強どうしでの戦いでいかに自身の強みを発揮していくか。18年都市対抗本大会出場チームは12年創立以来積み上げた成果が花開いたものですが、メンバーの変遷はどうしても起きるもので、いかに「野球文化を継承していくか」が求められるな、と見ています。


 今年岩手最後の公式戦「岩手アマ王座決定戦」。今回は例年秋期の大会優勝チームに送られる毎日旗争奪の大会にもなります。1964年に始まった毎日旗争奪大会は「毎日旗秋季(64年)」→「プラス日本選手権岩手予選(74年)」→「東北連盟会長大会県予選(94年)」他に2011年のみ大震災復興・北上市長大会で渡されてきました。31日から行われる大会は4チームが参加。初日の組み合わせは以下の通り。
◆JR盛岡 ―富士大学
 大学チームが優勝した場合、はじめて大学勢に毎日旗が行くことになりますが果たしてどうなるか。注目してみることにしましょう(球場に行けるかは不明)。長文おつきあいいただきありがとうございました。

江刺が優勝!東北連盟会長大会・クラブの部結果。【2020社会人野球】

 今日、明日は10月24〜26日に行われた東北連盟会長大会についての記述をしていきます。まずはクラブの部5試合から。
▽一回戦 オールいわき8―5 新庄球友ク
 クラブカップは県予選3位に終わった新庄、シーズン最後の戦いに意地を見せ五回まで4―2とリード。いわきは後半反撃し、同点で迎えた九回、いわきの渡辺竹が3ラン本塁打を打ち勝負を決めた。新庄は詰めを誤り金星を逃した。
▽一回戦 TFUクラブ4―1ゴールデンリバース
 都市対抗野球東北予選ではベストメンバー揃わずも存在感を見せたリバースだったが、この試合はクラブカップ東北優勝のTFUが加藤の力投、四回の集中打で勝ちきった。リバースは投手が奮戦も届かず。
▽二回戦 能代松陵ク 5―1 オールいわき
 都市対抗を棄権と悔しいシーズンとなった能代。その鬱積をこの大会で晴らさんと躍動し、三回に一挙4点、渡辺→伊藤の継投で逃げ切った。いわきは能代の強烈な先制パンチの前に決勝進出を逃した。
▽二回戦 オール江刺 9―4 TFUクラブ
 リバースに勝ち今季2つ目のタイトルを狙いに行ったTFUと躍進目指すオール江刺の試合、序盤は点の取り合いとなったが、江刺は五回に1点、七回に4点を挙げ突き放したところで日没となってしまいコールドゲームが成立。TFUにとって悔しい敗戦となった。
▽決勝戦 オール江刺 7―4 能代松陵ク
 今後東北トップ戦線に食い込まんと意気上がる両チーム、序盤激しく点を奪い合う展開に。三回に能代が4点を挙げ1点差に詰めるも、四回以降は一転投手戦に。「次の1点」は八回に江刺が奪い取り優勝を成し遂げた。
 なお表彰選手は以下の通りです。(敬称略)
・村岡康仁(江刺・)
・岸部剛也(能代・敢闘賞)
・千葉晴也(江刺・)
宇部堅人(江刺・東北連盟会長賞)
※村岡、千葉両選手については媒体によって受賞されたタイトルが違っているため名前のみの紹介にします。
 今大会も青森県からの代表チームは出場できず、秋田から能代とリバースが出場、山形からはクラブカップ予選で県3位となったら新庄など、5県6チームで争われた今大会。今月上旬行われた都市対抗東北予選で存在感を見せたリバース、いわき両チームをTFU、能代が打ち破りましたが、最終的に優勝をもぎ取ったのはオール江刺。今年は開催されなかったクラブ野球選手権で東北代表争いをするチームがいくつか参加しなかったとはいえ、江刺や能代、TFUの活躍は来シーズンへの新たな“撹拌”の予感となるのではないでしょうか。
 大方のチームにとってはここでシーズン終了ということになります。コビット19の影響が大きく出たシーズンを戦い抜いた皆様にはお疲れ様でしたと申し上げます。次の記事では同大会の企業の部の部分を記していきます。

東北連盟会長大会は雨天もあり日程変更も【2020社会人野球】

 昨日24日から始まった社会人野球・東北連盟会長大会。雨天もあり2試合行った時点で延期となりました。今回は試合結果をJABAHP(www.jaba.or.jp)、日程変更は能代松陵クTwitter(アカウント→@Noshiro_Syoryo)記述をもとに記します。
◆企業の部
24日一回戦 七十七銀行 3―0 JR盛岡
25日一回戦 TDK    ―  JR東北
25日一回戦 トヨタ自東  ―  JR秋田
25日一回戦 日本製紙石巻 ―  きらやか銀行
26日に準決勝、決勝戦
◆クラブの部
24日一回戦 オールいわき8―5 新庄球友ク
25日一回戦 TFUクラブ ―  ゴールデンリバース
25日準決勝 オールいわき ―  能代松陵ク
25日準決勝 オール江刺  ―  TFUorリバース
26日決勝戦
 寒くもなっている異例のシーズン。無事を終わることと、それでもの健闘を願い項を終えます。

北上市長杯大会の記述について。

 一日一日の行動が限界越えで行っているもので、記事をつくる体制がつくれません。今日もそうなりそうなので結果記事は一記事にまとめてで18日or20日朝までの記述になります。ご了承お願いします。

22日追加記述。

 様々な所用の後片付けをする必要が出てきたので、制作記述の準備にもかかれません。記事制作がかなり乱れることをお許しください。

8チーム参加で北上市長杯大会開催します。【2020社会人野球】

 今日は。都市対抗野球の興奮覚めやらぬところではありますが、10月17、18日に北上市江釣子西和賀町北上信金錦秋湖の両球場で北上市長杯大会が行われます。対戦カードは下記の通り。
北上市江釣子球場】
◆一回戦 黒陵クラブ―オール江刺
 このあとに東北会長大会を控える江刺は今年ここまで見せ場をつくれていない選手の台頭が出るか。吉田、小野田らの捕手争いも見もの。黒陵クは赤崎戦で大敗もきっしたが「こうすれば戦える」面も見せた。加藤を先頭にその気概を見せることができるか。
◆一回戦 矢巾硬式ク―富士大学
 岩舘の成長、福岡ら若手の進出など活気も見せるが代表争いに加われなかった矢巾硬式ク、決算の場で来年に繋がるところを見せたい。富士大は言わずと知れた強豪。赤べこ時代に「もってる」ところ見せた安田監督が久しぶりに社会人野球の大会に臨む。
【北上信金錦秋湖
◆一回戦 北上REDS―盛岡球友倶
 REDS都市対抗で苦杯、県クラブ選ではMKSIに肉薄し見せ場もつくった。締めの大会でどんな結果を出せるか着目。盛球は投手陣はじめ厚みは増したもののここまでは不完全燃焼の感。タイトル奪取で弾みをつけたい。
◆一回戦 遠野クラブ―花巻硬友倶
 遠野は投手スタッフの改編もありながら堅い戦いをすることができた。数年前の大会では準優勝も。越える気概で臨む。花巻硬友倶は今期の2敗が共に相手チームを「台風の目」に。今回は自らが存在感を見せる戦いをしたい。
 居住地の近隣で行われる大会ですが、私自身はいま図書館資料拾いの旅に出ているので見に行くことはできません。参加される皆様の健闘を願います。寒くなっているのでお気をつけてお過ごしください。

青森社会人野球と拙稿記述日記で「継続」の意味を考える―都市対抗野球二次東北予選を想いながら【2020社会人野球】

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写真が強引なのはご勘弁ください。
 今日は。いまは落ち着きまして、今年はできなかった応援合戦の音楽を聴いています。11年、去年に続いて東北予選見に行けず、JABAHP(www.jaba.or.jp)情報をもとに生意気つらつら書いてきましたがいかがでしたでしょう。では雑感二つ書いていきます。

【製作日誌】
 最初に。去年は都市対抗野球二次予選の最中に精神的なダメージを食らい、記述の一切を止めました。前日に宮崎梅田学園都市対抗本大会出場を記し、東北予選もこっからだ、というときに私の存在の根幹を為す部分で…引っ掛かるものがあり、それを収めることができなかったことで記述をストップ。16年間のSNS制作で最悪の中断となりました。
 1年と少し経ちまして、心身の調子を立て直して都市対抗野球の一、二次予選を迎えました。自分が壊れる要因が改善されたとは言えませんが、要因に負けて何もできなくなる方がもっと嫌なのでしぶとく食らいつきます。人生の終点にたどり着くまで目標は「完遂」です。

【青森代表不在の東北予選】
 今大会は一次青森予選で優勝した弘前アレッズが県外遠征ができず辞退。自衛隊青森は既に辞退、他3チームも代替出場できず、49大会ぶりに青森代表が出場しない二次東北大会でした。
 青森県1939年に青森林友が本大会に出場しますが、直後に戦争で活動が途絶。戦後わき起こった野球熱は費用負担の軽い軟式で発揮され、官製チームは選手採用難、クラブは活動できる場がなく、孤塁を守っていた青森林友も継続困難となって65年6月に解散。
 6年後の71年、誘致企業の三菱製紙八戸が八戸市水道局を誘い社会人野球に参戦。その後数年で自衛隊青森、きものセンター→全弘前倶、オール青森、八甲クラブ→青森BC、イヴ2(試合ではオール八戸)が参戦し、78年に水道局が日本選手権本大会出場、80年代は南郷村野球団の参戦、全弘前が強さを発揮しクラブ選県10連覇、90年代は、自衛隊青森が躍進し、00年代はブリザード、ブルースヨシフォレストの新挑戦、そしてここ数年は弘前アレッズの進出―
 ざっと青森社会人野球の歴史を紹介してきましたが、こういう道程を重ねて活動してきた県が、今年は都市対抗東北のたたかいで足跡を残すことができなかった。三菱製紙八戸が東北クラブカップに参加しているとはいえ。コビット19もあったとはいえ…悔しいでしょう。正直、試合ができないような状況が続けば野球どころじゃなくなるわけで。
 それでも私は信じたいのですよ。
 野球仲間が災禍乗り越えて野球場に戻ってくることを。
 TDKも日本製紙石巻負けても折れなかったからドーム行きに結んだし、リバースも様々な苦難越えたからこそ足跡残せた。福島硬友クだって富士通アイソテック、いわきに跳ね返されても諦めなかったから機会を得る場に居れた。
 どうしても難しければやむ得ないにしても、続けていれば―26年続けても出場0が言うのも難ですが―社会人野球という場を、関わる人一人一人が活きる場であってほしい。それを改めて思い直した9日間でした。

【再び製作日誌】
 私も間もなく45歳なる人間でして、年相応の振る舞いは求められますが、たまにこうして「収拾つかないまま記事を書く」こともあります。ほんに、青森県チームの辞退はショックな出来事でした。私が行っている調べもの対象10+1県では他に島根県・MJG島根が辞退をしています。島根も感染が少なく、人通りの多い山陽地区に行くのは難しかったのでしょう。
 本文にも書きましたが不本意な一年になったチームは再起を、大舞台に挑むTDKと日本製紙石巻の健闘を願いまして項を終わります。長文おつきあいいただきありがとうございました。

第2代表は日本製紙石巻―都市対抗野球二次東北予選、14日の結果。【2020社会人野球】

◆第2T決定戦 日本製紙石巻5―2 JR東北
 去年、一昨年と四度代表決定戦で泣いた日本製紙石巻が東京ドーム切符をもぎ取った。先発は経験豊富なJR東北西村と石巻塚本。二回にJR東北が2点先制。裏に石巻が1点返し膠着状態かと思われたが、六回裏に石巻が一挙4点!以降のJR東北の攻撃を塚本→斎藤と酸いも甘いも噛み分けた選手で抑えきりリベンジを達成した。

 10月6日から始まった都市対抗野球二次東北予選、雨で延期もありましたが、10日間の日程を終えて東北からの2代表が決まりました。
 都市対抗野球予選が終わると「祭りの後の寂しさ」ってのを感じますね。いつもいつも。総合的な雑感は今週中に書くとして、今日は代表になった日本製紙石巻について。
 今でこそ東北6強に数えられるようになりましたが、10数年前はTDK、JR東北、七十七銀行を追いかける立ち位置のチーム。00年代当初に日本製紙旭川メンバーと合流して強化もし始めていましたが、まだその様子は「模索中」のものでした。
 それでも選手も、応援団も“熱”を持っていた様子はこの目で見ています。ある年の七十七銀行との試合でしたか。終盤突き放されて逆境に追い込まれた日本製紙石巻。応援団のコールはなんと「何でもいいから点入れろ!」。スマートな応援からは遠いのでしょうが、それでも「諦めんじゃねえよ食らいつけ!」という思いはしかとくみ取れるものでした。
 そのあとに大昭和製紙野球部経験者による協力や、活動休止した日産自動車の投手加入もあり東京ドームにたどり着いたのが2010年。東日本大震災もありながら東北の強豪であり続けたもののこの数年は苦しんできました。こちらも雌伏の波を経てのドーム進出。ほんにおめでとうこざいました。
 
 本大会は11月下旬。残り大会もあとわずかです。寒くなる天候にお気をつけてお過ごしください。

TDK復活優勝!都市対抗野球二次東北予選、13日結果と14日見所【2020社会人野球】

 今日は。都市対抗野球は東北二次予選が行われ、東北優勝・本戦出場チームが決まりました。JABAHP(www.jaba.or.jp)情報から雑感を記します。
◆第1T決勝戦 TDK   2―0 JR東北
 延長13回までもつれた試合だが、エース小木田が強さを見せ、踏ん張った様子に触発された攻撃陣が12回に2点もぎ取り東北優勝を成し遂げた。JR東北は桜糀→山田が奮闘するも打線が沈黙した。
◆第2T四回戦 日本製紙石巻4―3 七十七銀行
 第1試合のこのゲームも延長13回タイブレークにもつれた試合。先制は日本製紙石巻七十七銀行は五回までに長嶋の本塁打などで逆転するが石巻が六回に追いつく。以降は0行進が続いたが、最後は石巻が差しきり、県予選のリベンジを果たした。

 さて、毎度不評のコラム。今日は優勝したTDKについて触れます。私にとって岩手県以外の強豪で一番意識するチームがTDK。それは野球の試合そのものもですし、試合の応援合戦という部分でもそう。直接対決が二度(05年、10年)あり、05年は予選リーグ引き分け。TDKが翌年に都市対抗全国制覇を成しただけに生涯で5本の指に入る思い出の試合でした。
 東北6強の一角にいたTDKですが、ここ数年…特に日本代表も経験した阿部正大さんが一線を引いたあとは苦戦の方を多く見ることに。その記事を見るたびに「あのTDKが…」という気持ちになったものでした。
 今年は新人選手を多数入社し、その選手が刺激剤になった―あちこちのマスコミで書かれていた記述。そういや、馴染みの選手だったはずの背番号が違う人のになっていたな…とか変化を感じまして。チームも長く雌伏の時を経て、この日投げた小木田君もケガを乗り越えてきた。阿部正大さんや野田正義さんといったTDKのエースに必要な要素「強い投手であれ」。小木田君もそんな投手になりました。
 試練乗り越えんべど努力された成果が優勝に結び付いたことと思います。TDK野球部にか変わる皆様に。おめでとうございました。

 さて、14日は最後の1枠をめぐっての戦いが行われます。
◆第2T決定戦 JR東北―日本製紙石巻
 両者とも前日延長を戦い、そのケアをどこまでしていけるかがポイントのひとつ。その上で両者ともにローテーションの「片方」を残しているだけに競り合い予想。あとは9日間の「成果」絞り出す気迫を。
 …明日は動画の中継ないので速報で結果を見届けるとします。おつきあいいただきありがとうございました。

都市対抗野球二次東北予選、12日結果と13日見所【2020社会人野球】

 今日は。都市対抗野球二次予選は大詰めに差し掛かりまして。九州地区と東北地区がいま熱戦開催中。九州では企業チームが軒並みクラブチームに敗れる事態に。第2代表争いが混沌とする状態になってますが、さて東北はどうなったでしょうか。JABAHP(www.jaba.or.jp)情報を元に雑感を記します。
◆第2T三回戦 七十七銀行 8―4 きらやか銀行
 注目された銀行チーム対決だったが、雨の影響で両チームの主戦投手の立ち上がりが思うようにならず乱戦に。きら銀が一時逆転するも、七十七が三回の4点を端緒に五回までに8―3と倍返し。きら銀は藤本の本塁打で追いすがったが及ばなかった。
◆第2T三回戦 日本製紙石巻4―1 JR盛岡
 前評判は日本製紙石巻優勢と見られていたが、JR盛岡は寺田を先頭に激しく食らいつき、三回に1点返したときは「もう一押し」が期待されたが、石巻は六、七回に1点ずつ加えだめ押し、投げては中山→宮内とつないで振り切った。
 …敗れはしましたが、JR盛岡は着実に力をつけています。
 振り返ってみると、1997年の復活当初は宮城建設がいて、JAいわてがいて、太平洋セメント、アイワ岩手、クラブでも釜石野球団、水沢駒形倶、一関三星倶といったチームの後塵を介す状態。まずは県代表を争う位置に持っていく所から始まりました。
 2000年代初頭、先に述べたチームが次々活動を終え、一方でフェズント岩手、赤べこ軍団の参入があり。その狭間で赤崎野球ク、水沢駒形倶と共に県外チームを迎えうち、新興チームの壁であろうと奮戦した時期がありまして、そうした戦いを経て、東北の舞台に安定して進出できるように。
 2010年代。活動スタンスに制約があり東北6強には厳しい結果を味わうも、中身は段々に良くなり、県内ではトヨタ自東とつばぜり合いに持ち込めるように。こうした一つ一つの取り組みがチームとしての気風というか、文化というものですか。それをつくってきたように思います。
 ここまでつらつら長く書いてきたのは、ちと障る論評見まして。大きい舞台で勝ち上がるだけが能じゃない。ある条件下のなかで自身やチームを磨く。規模の大小問わず、継続し続ければ実は出る―継続そのものも努力しないとできない―。その行為を虚仮にすんじゃねえよ、ということで僭越ながら書かせていただきました。26年続けても出場0がいうこってないですけどね。
 さて、東北からの代表枠2、13日でひとつ決まります。見所は下記、日程確認はJABAHP(www.jaba.or.jp)でお願いします。
◆第2T四回戦 七十七銀行日本製紙石巻
 雨中の決戦を制した2チームが争うこの一戦。一気に畳み掛けた七十七と、機を確実にひろってきた石巻の流れ、どちらが活きるか。県予選では七十七が勝ったがこの試合は別物と考えたい。
◆第1T決勝戦 JR東北―TDK
 天候の影響で2日の間が空いた両者。この2日間をどう過ごしこの試合に挑めるか。TDKは小木田など資質のある若手が勢いをつけてここまで来た流れを出せるか。前年王者のJR東北は接戦でも泰然と勝ち抜いてきた。2連覇か、復活優勝か注目したい。
 ほんで、今日も1950年代の地域新聞でよく見かけた文章ばっかりの記事におつきあいいただきありがとうございました。
 
PS 一週間前は「頭離れていた」とか言ってたのにね…入ると止まりませんね(苦笑
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