MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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110歩目 MAX120キロ・伊東勉が思う、大谷翔平君が出したMAX160キロ。

 さて、表題の順番通りに最初は私の120キロから触れていきます。
 正確には私のMAXは117キロでしたか。しかしその後、前年に大農に設置されたトレーニング施設が効き、修学旅行で京都のバッティングセンターで計測したところ117キロを叩き出しました。その後幾分送球のスピードが上がったので推測ながら「120キロ」と名乗ってましたが、その後学校農業クラブ(これでも学校会長)の活動が活発になったり、家庭でのトラブルがあったりして、野球だけに集中することができず(その前に高校生なんだから学業忘れるな、というツッコミは時効なので)せっかく鍛えてつけた力を維持する事ができず、約20年経った今では右投げで60キロ、左投げで70キロを計測するのがやっとという状態になっています。ちなみに、120キロ出したときはコントロール度外視だった事を申し添えておきます。

 で、大谷翔平君。
 とっくの昔に多くの方が知るとおり、160キロを出しました。球速がです。
 日本のプロ選手でも4人しか出していない-内日本人では佐藤由規投手のみ-記録。様々細かいこと言われていますが、そのスピード出した、1つとってもすごいことです。打者が相手エースだったこともあり、ピンチという状況も合わさって、豪速球で様々なものを「折り」に来たのかなと思っています。

 しかし…160。
 当然、それに耐えられる体がなければ投げられるものではありません。そういう意味では大谷君、体相当作ってきましたね。その様子は後ろ姿に見ました。
 ほんでも。
 限界の球を投げるのに体になんも影響ないとは思いません。どうしたって力引き出すために体痛め付けます。今は「力を伸ばす時期」だから一先ずさておいて、一定の時期になったら、力あるボールを投げるのに使う「労力」を減らす。言ってしまえば「力の効率化」を図る必要はあるのかな、等と思ったりしています。

 1つの見本はイーグルス田中将大投手。彼も一年目の時には力任せにボールを放っていた印象がありますが、野村克也監督などの指導によって洗練され、今やパ・リーグ屈指の本格派投手に成長を遂げました。そんな出会いを、彼にもしてほしい。

 なんて生意気るる語らせていただきました。こんな話をしたくなるくらい楽しみな投手が、地元岩手で生まれたってことに嬉しい思いでいます。そんだから、尚更彼にも悔いの残る道は歩んでほしくない。回りの大人が暖かく見守っていただくことばかり願いまして、大谷君に関しての話も終えます。

 25日に行われる岩手大会の決勝。全国経験豊富な花巻東が堅実な野球で押すか、資質開花した出口君や佐藤君等、強力打線の盛岡大附属か。ここまで紡いできた“72のドラマ”の集大成となるたたかいを見せていただければ、と願います。


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