MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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ベスト4に駒形、盛球、釜石、久慈─クラブ野球選手権岩手県予選“第1ラウンド”結果【社会人野球2025】

 クラブ野球選手権は各地で県単位の一次予選が行われ、岩手県も6月7、8日に三回戦までの15試合が行われました。赤崎野球クラブに関しては直接見た部分を、他の試合については一球速報ホームページ(baseball.omyutech.com)を基に雑観を記していきます。

《7日開催分》

▽一回戦 花巻硬友倶 14─7 滝沢スイカーズ

 伸長も見せている花巻は三回に大量9点をあげるなど四回までに14点の猛攻。滝沢の攻勢にもあうがコールドゲームに持ち込んだ。滝沢は初回に先制。六回に3点返しコールド阻止まであと一歩と迫ったが及ばなかった。

▽一回戦 高田クラブ 11─3 北上REDS

 北上は長くチームを支えるエースが登板したが、高田は三回まで8対0とリード。北上は四回に3点を返す反攻を見せるが、高田は五回に再び突き放す。高田は左のエースが試合を作り、その後に壮若年投手が試合を収めた。

▽一回戦 黒陵クラブ 15─5 宮古倶楽部

 攻撃陣は一定の力を持つようになっていた宮古だが、黒陵の攻撃力が勝り二回までで7得点。その後も毎回得点の15得点をあげた。宮古は三、四回に5点を返したが、黒陵の攻撃陣を止められなかった。

▽二回戦 盛岡球友倶 6─5 赤崎野球ク

 赤崎 110110001=5

 盛球 020101002=6

 試合は全くのがっぷり四つ。九回赤崎が1点勝ち越して「決まるか」と思われたが、あとストライク1つから盛岡球友が執念を見せサヨナラ勝ちをもぎ取った。

 赤崎は初回押し出し、二回はスクイズで加点したが、盛球はその裏に敵失と適時打で同点。四回に赤崎は2番打者の犠飛で1点をあげれば、盛球はその裏にすかさず同点。投手交代で流れを変えに来た盛球守備陣の立ち上がりを突き赤崎の要的選手の三塁打など勝ち越して前半を折り返した。

 後半立ち上がり六回裏に盛球は3安打を重ね同点に追いついたが、赤崎はピンチを併殺網で凌ぎ、九回に押し出しで勝ち越し。その裏もランナー2人は出すもののこの日無安打の盛球四番を2ストライクまで追い込んだが、勝負に来た3球目を三遊間にコースよく打ち返し二者生還で盛球がサヨナラ勝ちを収めた。

 赤崎は先発投手が厳しい日程の中奮闘したが、14残塁と返す力作れず悔しい敗退となった。

▽二回戦 水沢駒形倶 11─4 一関BBC

 試合前半は駒形が先制したものの一関も奮闘。四回に同点に追いついた所までは互角だったが、その裏に駒形が大量7得点。一関は五、六回に3点を返したが、駒形はその分加点。八回コールドで勝ち上がった。

▽二回戦 住田硬式ク 10─2 MKSIBC

 参加する大会で見せ所を作るチームの対戦、序盤3イニングは両者1点ずつ取り合う展開。住田は四回に大量7点をあげ試合の流れをつかんだ。住田先発投手は九回2失点完投。MKSIは四回の大量失点が響いた。

▽二回戦 久慈クラブ 23─6 花巻硬友倶

 緒戦快勝した勢いをそのままぶつけたかった花巻だが、久慈が初回に8得点、二回に6点と大量点。六回にも7点をあげた久慈が23点あげて大勝。花巻は二回と六回に複数得点を上げ反撃したがビッグイニング×3に及ばなかった。

▽二回戦 一戸桜陵ク 11─3 黒陵クラブ

 地元開催の一戸が序盤から攻撃をかけ四回までに11得点。黒陵は三回から3イニング1点を返したが、投手陣が一戸攻撃陣を抑えることができず無念のコールド敗退を喫した。

▽二回戦 盛友クラブ 9─8 高田クラブ

 高田は盛友先発投手の隙をつき二回までに7対0とリード。しかし、昨年逆のパターンを経験している盛友はすかさず反撃。三、四回で6得点あげ、中盤は膠着状態に陥るも終盤同点に。延長10回にサヨナラ勝ちをあげた。高田は八回にダメを押したかと思われたが、その後終盤の反撃を抑えきれなかった。

《8日開催分》

▽二回戦 釜石野球団 11-3 遠野クラブ

 釜石は複数得点×4をあげ遠野投手陣を攻略した。釜石は初回に3点を挙げると中盤に2ニングで5得点、七回にも3点をあげコールド圏内に。遠野は三回と六回に反撃をしたが、釜石の攻撃力を止めきれなかった。

▽二回戦 オール江刺 16─4 雫石クラブ

 今シーズン公式戦参加は初戦ながらも、ここ数年陣容を拡充させてきた雫石は二回までに3得点をあげ存在感を見せる。地力に勝るオール江刺は二回に6点、四、五回にも大量点をあげ七回コールドで勝ち切った。雫石は大差をつけられた七回に1点を返し意地を見せた。

▽三回戦 水沢駒形倶 19─1 一戸桜陵ク

 去年は上位チームにも存在感を見せる戦いをした一戸桜陵は初回の先制得点で「この試合でも」という姿勢を見せたが、駒形の二回の攻撃がその思惑をぶち壊す形に二回に9点をあげた。駒形はその後毎回のように加点し、終わってみれば19得点の大勝で準決勝進出を決めた。

▽三回戦 盛岡球友倶 9─8 盛友クラブ

 両チームとも前日はサヨナラ勝ちでの進出、かつ同地区の実力者対決ということもあり激しい鍔迫り合いに。試合前半終わってリードしたのは盛友。更に2点をあげリードをさらに広げたが、盛岡球友倶は九回裏に大反撃。3点差をひっくり返しサヨナラ勝ちを収めた。

▽三回戦 久慈クラブ 12─2 住田硬式ク

 今シーズン公式戦ここまで二度と戦い久慈の2連勝で迎えた3戦目。住田は「1勝」と意気込んだが、久慈の序盤からの切れ目ない攻勢で12得点。住田の意思を阻んだ。住田は六回に2点を返し反撃するかと思われたが時間が足りなかった。

▽三回戦 釜石野球団 5─2 オール江刺

 釜石は今期移籍してきた主戦投手が先発。江刺は二回に2点先制し攻略し始めたに思えたが、その裏に釜石が3点をあげ逆転。その後は両チームエースの投げ合いで膠着状態に陥るが、八回に満塁のチャンスをつかんだ釜石が2点をダメ押し。その後江刺の猛追を抑え逃げ切った。

 ということで、一回戦から三回戦まで15試合の経過を書いていきました。私はどうしても立場が立場だから「俺たちの試合が一番熱かった」と思ってしまいますが、それを抜きにしてもあちこちで激しいつばぜり合いを見ました。

 例年よりも早く公式戦が進行し、6月上旬にしてすでに前半戦終了というチームが13。以前は秋季大会の合間に東北クラブカップの予選もありましたが、諸事情によって今のような日程になっていて、今年の全県単位の参加無条件公式戦は9月の東北連盟会長大会クラブの部予選を残すのみとなります。

 クラブ野球選手権はこの後、都市対抗野球東北二次予選を挟みまして、7月5、6日に釜石平田球場で“第2ラウンド”が行われます。7月5日には駒形対盛球、釜石対久慈の準決勝が行われ、両試合敗者による第3代表決定戦と合わせてこの日でクラブ選東北予選に進出する3チームが決定。翌7月6日には岩手県王者を決める決勝戦、「準決勝勝者に三回戦で敗れたチーム」による文字通りの敗者復活戦=東北クラブカップ第2代表決定戦が開催予定。寸前になったら記事を出します。

 第1ラウンドに挑まれた皆様お疲れ様でした。

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