心身の事情で野球場行きからは距離を置いていますが、野球そのものは好きであることは変えようがない事実で、その野球を楽しむ一つの媒体となっていたのは漫画というメディアでした。
先日、野球漫画の第一人者である水島新司さんがなくなられたとの報道がありました。ドカベン、あぶさん、野球狂の詩、一球さん、球道くんなど大型の連載作品を生み出した一方で、裏方あるいは野球に関わる周辺の人々を描いた作品も多く、あぶさんの昭和期、野球狂の詩の第1期や、平成野球草子などの短編集にその足跡が残されています。
野球漫画は発展を遂げ、ダイヤのAや、後継者が作品を紡いでいるキャプテンなどの作品がありますが、野球漫画の幅を広くしていただきましたが、私が関わっている社会人野球のカテゴリは、球道くんで育ての親を通じて書かれたのが目立つぐらいでした。そこだけ残念でしたが、社会人野球そのものが漫画にしづらい部分というのはありますからね(※)。
また、岩手県関連ではドカベンで明訓を破った弁慶高校、更に明訓を苦戦させ夏はベスト4の花巻高校、短編では現役の好打者と北上近隣出身で隠居している安打記録保持者との交流を書いた作品も思い出深いものがあります。
水島新司さん、本当にありがとうございました。ゆっくり休んでください。
※主人公サイドで描かれた作品は「てなもんや豪速球」(青年誌)くらい。最強リベンジャーズ(平松真氏・小学館)は社会人野球の世界を描いていますが、主人公サイドは浪人予備校生で結成されたクラブチームです。
で、イラストを書いてみましたが絶望的にヘタですね。買い物したときに見た年長組の童ゃどの方が上手い(兄)と評価されてる私の画力ではこれが限度でした。どうかご勘弁ください。