1️⃣ 社会人野球の岩手県内初公式戦、三陸沿岸クラブ野球大会はいよいよ今週土曜日・26日から宮古市の東北ヒロセ球場と山田町総合運動公園の2会場で始まります。大会と並行して場内アナウンス/公式記録員/一球速報記録者の各研修会も同時に行われます。学びの季節でもあるということですね。
対戦カードは少し前にも出しましたが改めて。
◎4月26日(土)
◆予選Aブロック
宮古市・東北ヒロセ球場 9時開始予定
・第1試合 釜石野球団─宮古倶楽部
・第2試合 釜石野球団─久慈クラブ
・第3試合 宮古倶楽部─久慈クラブ
◆予選Bブロック
山田町総合運動公園 9時開始予定
・第1試合 赤崎野球ク─住田硬式ク
・第2試合 赤崎野球ク─高田クラブ
・第3試合 住田硬式ク─高田クラブ
この日行われる試合は7イニング制で行われます。
◎4月27日(日)
◆決勝トーナメント
宮古市・東北ヒロセ球場 8時30分開始予定
・準決勝 Aブロック1位─Bブロック2位
・準決勝 Bブロック1位─Aブロック2位
・決勝戦
この日行われる試合は9イニング制ですが2時間制限で行われます。記事内で解説。
2️⃣ では各ブロックの見所を記していくことにします。
まず東北ヒロセ球場で行われる久慈・釜石・宮古のブロック。昨年の公式戦で一番高いところまで登ったのは東北大会を突き抜けた(東北北海道クラブ交流大会)の久慈クラブ。昨年は投手陣の拡張も図られ、もともと垣間見えていた攻撃陣の力強さとともに成長を見せて、ここ数年の勢いが今シーズンも保たれるか注目。去年クラブ選手権東北大会に出場した釜石は安定した力をもっての戦いという意味では一皮剥けた感じ。特にクラブ選手権予選で必ずしもベストとも言えない状態で勝ち抜いたのは経験になるはず。今年もその伸長路線は続くか。この2チームに比べると宮古倶楽部は実績ではかなわない部分もあるものの、昨年は出場する大会で一勝はできる力は持つ所は見せた。地元開催で多くの人に注目してもらうことで復活の手応えつかみたい。
続いて山田総合運動公園で行われる赤崎・高田・住田の“気仙ブロック”。
昨年と言っても一番伸長したのはクラブ野球選手権県予選準優勝の住田硬式ク。勢いに乗った時の爆発力は今回参加チームの中で随一。これに投手陣が噛み合えば力を発揮できるが、昨年公式戦ではその投手陣集合に苦しんだ姿も。選手編成が勝負のカギとなる。高田クラブは3年前に東北クラブカップを経験したものの昨年は苦戦を強いられた。資質ある投手陣が力量を発揮できれば突き抜ける力はあるだけに、若くなった首脳陣参加メンバーがチームを引っ張っていきたい。赤崎野球クは昨年前半戦に躓きシーズン通じて不振を囲ってしまった。それでもトヨタ戦で善戦するなど見せ所も作っただけに、今年は実力を発揮できる環境をどう作っていくかに着目。
3️⃣ 前回記事で書いた「大会2日目の“2時間制限”についてですが、どういうものかを聞くことができませんでした。昨年10月に行われた岩手アマチュア王座決定戦では「七回以降試合時間が2時間を超えていた場合該当イニングで試合終了」という形態で行われていた模様。初日に行われる純粋な7イニング制と合わせて、いかに積極的に点を取りに行くかというのが問われるものとなっています。
いま、猛暑などの都合で7イニング制もどうなのか…と議論も起きています。このルール転換が為れば、クリケットが「数日がかりの試合→3時間程度のゲームに収まるようなルール改正をした」レベルの大きいものとなりますが…それはさておきとして、有るルールの中で優位性を持ってくる取り組みを見たいものです。
4️⃣ 入場は無料、大会パンフ代はいくらかかかります。まだ春先で天候がどう転ぶか分かりません。25日夕方5時時点では雨は降らない様子ですが、局地的な天候変動は起こりますので、お気をつけて球場にお越しください。“おらが街”チームの活躍を見に来てください。