この項では、今週末に行われる毎日旗秋季大会に関して触れさせていただきます。
この大会にはクラブ21チーム、企業2チームが参加し、東北会長大会進出をかけて争われました。赤崎、久慈、大槌の3チームが欠場しましたが、多くのチームが顔をそろえ、シルバーウィークとも言われる9月の大型連休の時期に、県北地域で熱戦が行われました。
《東北連盟会長旗大会予選・クラブの部》
・一回戦
盛岡倶楽部 2-1 北上レッズ
前沢倶楽部 12-4 盛友クラブ
遠野クラブ 9-0 盛岡市立ク ※盛岡市立ク棄権。
釜石野球団 15-7 雫石クラブ
オール不来方3-1 花巻硬友倶
・二回戦
盛岡倶楽部 2-1 高田クラブ
一戸桜陵ク 12-2 前沢倶楽部 ※7回コールド
遠野クラブ 7-4 一関BBC
宮古倶楽部 9-5 福高クラブ
水沢駒形倶 7-0 釜石野球団 ※7回コールド
矢巾硬式ク 13-1 住田硬式ク ※7回コールド
オール江刺 4-2 九戸クラブ
黒陵クラブ 16-2 オール不来方 ※7回コールド
・準々決勝
オール江刺 9-2 黒陵クラブ ※7回コールド
水沢駒形倶 4-1 矢巾硬式ク
一戸桜陵ク 10-9 盛岡倶楽部 ※延長13回タイブレーク
遠野クラブ 9-3 宮古倶楽部
・準決勝
水沢駒形倶 3-2 オール江刺
遠野クラブ 4-2 一戸桜陵ク
・決勝
水沢駒形倶 9-2 遠野クラブ ※7回コールド
《東北連盟会長旗大会予選・企業の部》
フェズント岩手 8-1 JR盛岡 ※7回コールド
《毎日旗争奪戦・グランドファイナル》
フェズント岩手 6-3 水沢駒形倶
・最優秀選手
企 業=柿澤成憲投手(フェズント)
クラブ=千葉 隼投手(水沢駒形)
・敢闘賞
企 業=田中宏典外野手(JR)
クラブ=菊池郁也投手(遠野ク)
・打撃賞
企 業=橋本祐輔内野手
クラブ=佐藤辰哉内野手(水沢駒形)
まず、残念ながら今年も人数不足による試合棄権が出てしまいました。
以前に書いた記事でも紹介しましたが、盛岡市立クラブがそのチーム。
前年もこの大会ではギリギリの人数+出場していた選手もギリギリの身体状況の中で試合に臨んでいたという記事を書きましたが、今年は残念ながら、試合にも臨むこと自体ができなかったという結果になってしまいました。
前年、東北大会に進出した高田クラブが盛岡倶楽部に惜敗、大会初日で姿を消しました。オール不来方も都市対抗のリベンジを狙いに行きましたが、結果はビッグイニングを3度作られる大敗を喫し、盛友クラブも成長株の斎藤投手が12失点くらい、早々に敗れました。その一方で今年不完全燃焼状態だった前沢、釜石が2つ目の試合で敗れたものの1試合目は爆発的な力を見せ突破。地元の一戸は快勝、九戸も強豪オール江刺相手に2-4と競り合いにまで持ち込みました。
大会2日目。
この日が緒戦、というチーム4つ。矢巾はエース大道が中盤までの大量リードに応え住田を1失点完投。地元二戸でたたかった福高は、クラブ選手権予選のリベンジを狙いましたが、4回の6失点が効いて宮古にあと一歩及びませんでした。
準々決勝で一番熱かった試合は盛岡倶楽部と一戸桜陵クラブの試合。6回まで7-5とリードしていた一戸でしたが、盛岡が7、9回に1点ずつ入れ同点になり延長に。
延長を3回続けても決着つかず、延長13回からタイブレーク方式に。
先攻の盛岡は2点を奪いますが、その裏に地元開催で燃える一戸が一気に3点奪う大逆転。サヨナラゲームでベスト4に進出しました。
矢巾は在家投手が奮闘、試合は作りましたが打線が駒形投手陣を打ち崩せず敗退。宮古も先手を取られ続け遠野に敗退。接戦が予想された黒陵と江刺の試合でしたが5、6回に突き放した江刺がそのままコールド勝ちと言う結果となり、一戸、遠野、駒形、江刺がベスト4に勝ち上がりました。
大会3日目。
この日はクラブ予選の準決勝、決勝戦が行われました。
第一試合では勢いに乗る一戸と遠野が対戦。
これまでの勢いそのままに初回に先制した一戸でしたが、遠野は3回に2点奪い逆転。4回にも2点奪いペースを握りました。一戸は8回に1点返しましたが、遠野の成長株・菊池郁也投手の前に逆転にまではいたりませんでした。
第二試合は駒形-江刺の奥州市対決。
しかし、この試合は序盤の攻防でわずかに上回った駒形が2回裏に逆転。以後は両チーム投手陣の力投で点を取る展開になりませんでしたが、佐藤功也投手が踏ん張った駒形が決勝に進出。
山形行きをかけた一戦は途中まで五分の展開だったものの3回裏に駒形が一歩抜け出すと、5回以降毎回得点の攻撃を見せ、遠野の投手陣を打ち砕き、山形進出を決めました。
そして、大会4日目。
この日はじめて企業チームが登場しました。
やはり、接戦が期待されたフェズントとJRの試合でしたが、フェズントが3回に4点を奪取。4回にJRは1点を返しますが、その裏にもフェズントは再び3点追加。現状JR三本柱の金野寛、前川、寺田3投手を打ち崩し、予想外の大差でフェズントが東北大会進出を決めました。
そして、毎日旗争奪戦。
駒形は幸先よく先制しますが、フェズントはその裏に一挙4点。
2回、5回にも1点ずつ加えたフェズントが優位に試合を進め、駒形も8回にエラーもからめて2点を返しましたが、結局フェズントが逃げ切り3年連続で毎日旗を奪い取りました。
全チーム規模で戦う最後の公式戦は終わりました。
実は…今日10月3日から北上市長杯大会が始まっています。
組み合わせは以下のとおり。
《大会第一日》
1のみ一回戦、他は二回戦。
江釣子第一試合 北上レッズ - 盛友クラブ →1
江釣子第二試合 富士大学 - 黒陵クラブ →2
江釣子第三試合 登米クラブ - 1の勝者 →3
錦秋湖第一試合 オール江刺 - 花巻硬友ク →4
錦秋湖第二試合 前沢倶楽部 - 能代松陵ク →5
《大会第二日》
江釣子第一試合 準決勝 2の勝者 - 3の勝者 →6
江釣子第二試合 準決勝 4の勝者 - 5の勝者 →7
江釣子第三試合 決勝戦 6の勝者 - 7の勝者
去年は大学、秋田・宮城県勢が勢いあるたたかいを見せました。
今年は地元勢の反撃なるでしょうか。よくよく考えれば、第一回大会以来この大会、見ていないんですね。赤崎も一度参戦しましたが、都合あって応援に行けませんでした。今年は近くになったことで…とも考えましたが、様々事情が重なり、今回も観戦できそうになさそうです。すみません。
東北会長旗大会(フェズント、駒形)とアマチュア王座決定戦(富士大、フェズント、駒形に…どこが出てくるかな?)が終われば、岩手の社会人野球もオフシーズンに入ります。残されたたたかいでどういう野球をみせるか。その頑張りに期待して、この一文終わらせていただきます。
この大会にはクラブ21チーム、企業2チームが参加し、東北会長大会進出をかけて争われました。赤崎、久慈、大槌の3チームが欠場しましたが、多くのチームが顔をそろえ、シルバーウィークとも言われる9月の大型連休の時期に、県北地域で熱戦が行われました。
《東北連盟会長旗大会予選・クラブの部》
・一回戦
盛岡倶楽部 2-1 北上レッズ
前沢倶楽部 12-4 盛友クラブ
遠野クラブ 9-0 盛岡市立ク ※盛岡市立ク棄権。
釜石野球団 15-7 雫石クラブ
オール不来方3-1 花巻硬友倶
・二回戦
盛岡倶楽部 2-1 高田クラブ
一戸桜陵ク 12-2 前沢倶楽部 ※7回コールド
遠野クラブ 7-4 一関BBC
宮古倶楽部 9-5 福高クラブ
水沢駒形倶 7-0 釜石野球団 ※7回コールド
矢巾硬式ク 13-1 住田硬式ク ※7回コールド
オール江刺 4-2 九戸クラブ
黒陵クラブ 16-2 オール不来方 ※7回コールド
・準々決勝
オール江刺 9-2 黒陵クラブ ※7回コールド
水沢駒形倶 4-1 矢巾硬式ク
一戸桜陵ク 10-9 盛岡倶楽部 ※延長13回タイブレーク
遠野クラブ 9-3 宮古倶楽部
・準決勝
水沢駒形倶 3-2 オール江刺
遠野クラブ 4-2 一戸桜陵ク
・決勝
水沢駒形倶 9-2 遠野クラブ ※7回コールド
《東北連盟会長旗大会予選・企業の部》
フェズント岩手 8-1 JR盛岡 ※7回コールド
《毎日旗争奪戦・グランドファイナル》
フェズント岩手 6-3 水沢駒形倶
・最優秀選手
企 業=柿澤成憲投手(フェズント)
クラブ=千葉 隼投手(水沢駒形)
・敢闘賞
企 業=田中宏典外野手(JR)
クラブ=菊池郁也投手(遠野ク)
・打撃賞
企 業=橋本祐輔内野手
クラブ=佐藤辰哉内野手(水沢駒形)
まず、残念ながら今年も人数不足による試合棄権が出てしまいました。
以前に書いた記事でも紹介しましたが、盛岡市立クラブがそのチーム。
前年もこの大会ではギリギリの人数+出場していた選手もギリギリの身体状況の中で試合に臨んでいたという記事を書きましたが、今年は残念ながら、試合にも臨むこと自体ができなかったという結果になってしまいました。
前年、東北大会に進出した高田クラブが盛岡倶楽部に惜敗、大会初日で姿を消しました。オール不来方も都市対抗のリベンジを狙いに行きましたが、結果はビッグイニングを3度作られる大敗を喫し、盛友クラブも成長株の斎藤投手が12失点くらい、早々に敗れました。その一方で今年不完全燃焼状態だった前沢、釜石が2つ目の試合で敗れたものの1試合目は爆発的な力を見せ突破。地元の一戸は快勝、九戸も強豪オール江刺相手に2-4と競り合いにまで持ち込みました。
大会2日目。
この日が緒戦、というチーム4つ。矢巾はエース大道が中盤までの大量リードに応え住田を1失点完投。地元二戸でたたかった福高は、クラブ選手権予選のリベンジを狙いましたが、4回の6失点が効いて宮古にあと一歩及びませんでした。
準々決勝で一番熱かった試合は盛岡倶楽部と一戸桜陵クラブの試合。6回まで7-5とリードしていた一戸でしたが、盛岡が7、9回に1点ずつ入れ同点になり延長に。
延長を3回続けても決着つかず、延長13回からタイブレーク方式に。
先攻の盛岡は2点を奪いますが、その裏に地元開催で燃える一戸が一気に3点奪う大逆転。サヨナラゲームでベスト4に進出しました。
矢巾は在家投手が奮闘、試合は作りましたが打線が駒形投手陣を打ち崩せず敗退。宮古も先手を取られ続け遠野に敗退。接戦が予想された黒陵と江刺の試合でしたが5、6回に突き放した江刺がそのままコールド勝ちと言う結果となり、一戸、遠野、駒形、江刺がベスト4に勝ち上がりました。
大会3日目。
この日はクラブ予選の準決勝、決勝戦が行われました。
第一試合では勢いに乗る一戸と遠野が対戦。
これまでの勢いそのままに初回に先制した一戸でしたが、遠野は3回に2点奪い逆転。4回にも2点奪いペースを握りました。一戸は8回に1点返しましたが、遠野の成長株・菊池郁也投手の前に逆転にまではいたりませんでした。
第二試合は駒形-江刺の奥州市対決。
しかし、この試合は序盤の攻防でわずかに上回った駒形が2回裏に逆転。以後は両チーム投手陣の力投で点を取る展開になりませんでしたが、佐藤功也投手が踏ん張った駒形が決勝に進出。
山形行きをかけた一戦は途中まで五分の展開だったものの3回裏に駒形が一歩抜け出すと、5回以降毎回得点の攻撃を見せ、遠野の投手陣を打ち砕き、山形進出を決めました。
そして、大会4日目。
この日はじめて企業チームが登場しました。
やはり、接戦が期待されたフェズントとJRの試合でしたが、フェズントが3回に4点を奪取。4回にJRは1点を返しますが、その裏にもフェズントは再び3点追加。現状JR三本柱の金野寛、前川、寺田3投手を打ち崩し、予想外の大差でフェズントが東北大会進出を決めました。
そして、毎日旗争奪戦。
駒形は幸先よく先制しますが、フェズントはその裏に一挙4点。
2回、5回にも1点ずつ加えたフェズントが優位に試合を進め、駒形も8回にエラーもからめて2点を返しましたが、結局フェズントが逃げ切り3年連続で毎日旗を奪い取りました。
全チーム規模で戦う最後の公式戦は終わりました。
実は…今日10月3日から北上市長杯大会が始まっています。
組み合わせは以下のとおり。
《大会第一日》
1のみ一回戦、他は二回戦。
江釣子第一試合 北上レッズ - 盛友クラブ →1
江釣子第二試合 富士大学 - 黒陵クラブ →2
江釣子第三試合 登米クラブ - 1の勝者 →3
錦秋湖第一試合 オール江刺 - 花巻硬友ク →4
錦秋湖第二試合 前沢倶楽部 - 能代松陵ク →5
《大会第二日》
江釣子第一試合 準決勝 2の勝者 - 3の勝者 →6
江釣子第二試合 準決勝 4の勝者 - 5の勝者 →7
江釣子第三試合 決勝戦 6の勝者 - 7の勝者
去年は大学、秋田・宮城県勢が勢いあるたたかいを見せました。
今年は地元勢の反撃なるでしょうか。よくよく考えれば、第一回大会以来この大会、見ていないんですね。赤崎も一度参戦しましたが、都合あって応援に行けませんでした。今年は近くになったことで…とも考えましたが、様々事情が重なり、今回も観戦できそうになさそうです。すみません。
東北会長旗大会(フェズント、駒形)とアマチュア王座決定戦(富士大、フェズント、駒形に…どこが出てくるかな?)が終われば、岩手の社会人野球もオフシーズンに入ります。残されたたたかいでどういう野球をみせるか。その頑張りに期待して、この一文終わらせていただきます。