MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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クラブ2大会東北進出チーム決定!-クラブ野球選手権岩手予選29、30日試合結果【社会人野球2024】

 クラブ野球選手権東北予選、東北クラブカップ本大会進出チームを決める岩手県クラブ選手権は29、30日に5試合が行われ、水沢駒形倶が優勝、準優勝の住田硬式クと3位決定戦に勝った釜石野球団とともにクラブ選東北予選進出。3位決定戦で敗れた盛友クラブと東北CC進出戦に勝った久慈クラブが東北クラブカップに進出することになりました。住田硬式クが出場した2試合は直に観戦、その他は一球速報ホームページ(

baseball.omyutech.com)情報をもとに感想を記していきます。

▽東北CC進出戦 久慈クラブ 4-0 オール江刺

 九回を終えて0-0の激闘となった試合は、タイブレークの十回に一挙4点をたたきこんだ久慈がその裏江刺の反撃を抑え込んで2年ぶりの東北CC進出を決めた。江刺は奮戦したが、十回の攻防に悔いを残した。

▽準決勝 水沢駒形倶 7-0 釜石野球団

 駒形が終盤まで釜石の粘りに苦しんだが、八回に5点集中しサヨナラコールドに持っていった。釜石若手投手が三、四回に1点ずつ失ったが奮闘。攻撃陣が水沢駒形倶の主戦投手を崩せなかったのが悔やまれる。

▽準決勝 住田硬式ク 13-11 盛友クラブ

 序盤の8点ビハインドをひっくり返した住田が1987年のチーム創設以来活動37年めで初のクラブ選東北予選進出を成し遂げた。盛友は住田先発投手を攻略。後続の投手も含め三回までに8-0と大きくリード。

 しかし住田は三回に攻勢をかけ打者一巡の猛攻で一気に2点差まで詰め、守備でも好守備などで盛友の勢いを止めると、後半七回に3点あげ同点、八回に2点勝ち越し。終盤からリリーフした切り札の投手が盛友打線を封じ勝利をつかんだ。盛友は「期待の選手」が見せ場を作ったが、住田の猛攻に屈した。

▽3位決定戦 釜石野球団 7-0 盛友クラブ

 今春の都市対抗では激戦を演じていた両チームだけに接戦も期待されたが、釜石が二度の集中得点で盛友を突き放し、コールドで22年ぶりのクラブ選東北進出(大会中止の20年含まず)を成し遂げた。盛友は前日の敗退を払拭したかったが追いかけきれなかった。

▽決勝戦 水沢駒形倶 10-3 住田硬式ク

 前試合で壮絶な試合を演じた住田は陣形を変えて試合に臨んだが、駒形に「東北の洗礼」を浴び、初回3、二回は5失点食らう状態に。駒形先発投手の小気味いい投球の前に活路を見いだせず。駒形は七回に加点しコールドで優勝を決めたが、住田は好機に代打選手が意地の三塁打を放つなど上昇機運を見せて試合を終えた。

① 第2週参戦6チームについて。

 結果、水沢駒形倶が4年連続優勝をなしましたが、まったく100%完勝だったわけではなく、他チームの「戦いよう次第ではより迫ることができる」様子も見えました。それでも勝ちきる駒形が強いのはその通り、ですけどね。力を遺憾なく発揮できる姿勢には頭が下がります。住田硬式クはエントリを改めて記述します。

 クラブカップに進んだ2チームについて。最後の試合に負けて第1代表になった盛友クラブと同じく勝って第2代表になった久慈クラブ、いまこの瞬間の喜び案配は後者が上回るものと思いますが、大会が行われるまでに1ヶ月以上の時間があります。この間にそれぞれのチームが持つ「宿題」を超えて臨んでいただければ、と考えます。

 釜石野球団。前日は「22年ぶり」と書きましたが、実は大会中止となった2020年に東北予選進出の権利を得ていました。その他にも東北クラブカップや北海道東北交流大会の経験もしてきた釜石が、クラブ部分での大きい戦いに挑みます。そして東北CC進出戦に敗れたオール江刺…赤崎野球クラブには勝ちましたが、住田に先行されて敗戦すると、その住田の決勝進出で東北CC進出戦を戦う権利を得ましたが、延長戦まで戦ったものの競り負け、という結果となりました。一大会で2度悔しい敗退を記したそのリベンジを今後の公式戦で晴らしに行きます。

② 改めて、今大会を振り返って。

 今回のクラブ選手権では赤崎-江刺とかMKSI-矢巾など、序盤で上位候補チームが潰し合う状況の中で、例えば今季公式戦初参加の雫石が2勝、黒陵も存在感を見せる戦い、ここ数年不振を囲っていた花巻も1勝をあげるなど勢力図を書き変えようとした戦いをした様相がありました。その極致が住田の準優勝という結果ではないでしょうか。たびたび書いていますが社会人野球は自分が望む限り現役を続けられるもの。自分が突き詰めればどこまでも成長することができるわけで、そういう立ち振舞いを見せていただいたのかなと思っております。

 いまはSNSで手軽に感想を発することができる時代となっていますが、大会3日目に遠来はるばる宮古を訪れて試合の記述をしていただいた「まきせん(社)

@kanaianzen_ong」さん、「HN

@Hironori1975091」さん、ほんにお疲れ様でした。いつかは赤崎野球クラブの試合も見届けてほしいと考えております。

 今大会はいつも以上に「見る人」の視線を感じた大会だったように思います。支えていただいてる皆様に感謝を申し上げ、クラブ選手権の部分の記述を終わります。

※当初、併催予定だった「住田硬式ク物語」は、帰宅できず資料不足で製作にかかれませんでした。早期にかかるのでご了承ください。

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