▽三回戦 久慈クラブ 11―0 盛友クラブ
久慈クラブが序盤から攻撃力で先手を取り、4回までに9得点。盛友の反撃を許さず準決勝に進出した。盛友は3投手が久慈打線に挑んだが、この大会も準々決勝で苦杯を喫した。
▽三回戦 オール江刺 12―5 MKSIBC
近年クラブチーム上位を争う機会が多くなった両チームだが、近年苦杯を喫していた江刺が二〜四回で12点をもぎ取る猛攻撃を見せMKSIの絶対的エースを攻略した。MKSIは初回に先制したが直後に猛反撃を食い、五、六回に反撃を試みたがコールドを免れることができなかった。
▽三回戦 水沢駒形倶 9―2 盛岡球友倶
盛球は成長の期待される投手が先発したが、駒形は委細構わず先手を取り、盛球が一点を返した四回裏に5得点のビッグイニングを作りコールドに持って行った。盛球は四回の大量失点を防ぎたかった。
▽三回戦 高田クラブ 12―8 遠野クラブ
遠野クラブは初回に6得点あげて試合の流れを掌握 しよう…としたが、高田が五回までに9得点を挙げ逆転。中盤に膠着状態に陥った時もあったが、高田が八回の3得点でだめ押し。準決勝進出を決めた。
▽準決勝 水沢駒形倶 10―1 高田クラブ
前の試合で攻撃力を見せ、勢いに乗ろうとした高田だったが、駒形が三回までに10得点を挙げ高田の新人左腕に社会人野球の洗礼を浴びせた。駒形の新人捕手はこの日2試合マスクをかぶり奮闘。高田は五回に1点を返すのがやっとだった。
▽準決勝 オール江刺 10―3 久慈クラブ
前年クラブ野球選手権全国大会出場チーム同士の対決は、三回に6得点のビッグイニングを作った江刺がペースを握り、そのままコールドで逃げ切った。久慈は七回に1点を返し、コールドを免れようとしたが、江刺の長打攻勢に屈した形となった。
▽決勝戦 水沢駒形倶 6―1 オール江刺
近年苦杯を喫した3チームに勝ち決勝に上がってきた江刺だった
が、駒形は三〜五回にかけて5得点をあげペースを握る。企業チームでもエースだった投手が江刺打線を1失点に抑え、2年連続の優勝を成し遂げた。
以上の結果をもちまして、駒形と江刺が7月末に行われるクラブ選手権の東北予選に進出。久慈クラブと高田クラブが8月後半に行われる東北クラブカップ出場が決まりました。さて三陸沿岸クラブ大会どうなるでしょう。日程が重複するところに参加チームの3分の1が参加ですからね…。そこは様々調整をするのでしょうからそれを待ちます。
駒形は毎月のように長く公式戦を戦っているわけですが、それでもチーム力が落ちないあたりがさすがと。大会3日目は新人のキャッチャーで一日2試合をまかなったのが代表例ですか。チームとしての底力も見事でした。
江刺は何と言ってもここ数年苦杯を喫してきた釜石、MKSI、久慈を相手に3連勝。決勝戦では苦杯を喫しましたがこれを東北の大会にどう繋げるか。